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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2007年10月30日(火) 悲しみの日を 喜びの日に

おはようございます。昨日のライブの感想は後で更新します。食彩浪漫買ってきた。餃子つくるかなあ…かなり面倒だけど。蓮根入れたやつを食べてみたい。

歌詞でぐぐって来た方のために。もう来ないかな…10月10日参照。やっぱりライブ盤聴いてみたいなあ。この曲が帰ってきたウルトラマンの題34話に使われているということなので見てみました。確かにアルバムとは違う音。でもイントロは一緒ですね。あのアバンギャルドな(というか非常に70年代的な陰鬱な)ギターのままでシングルにも入ってるのかしら。すごいなあ。ウルトラマンの話の方はふ〜んという感じでしたが、セリフが古いきれいな日本語でびっくりしました。ちょっと怖くなるくらい。70年代のドラマ見てみようかな。

また第33話の、本の題名にもなっている怪獣使いの少年には泣いた。脚本は上原正三か…ああいう内容とは思わなかったなあ。怪獣使いのおじさんの名前が金山さんだなんてものすごい設定。映像もアングルとか凝った所があって懐かしかった。昔あったよなあ、ああいうの。



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喜びの時 笑えない人
色のない花 この世界
春の訪れのない 私のこの 青春に問いかける

憎しみだけの 逆さまの愛
水のない雨 閉ざされた
暗闇の中での 私の この青春に呼びかける

この白い光 暖かい風と
ささやかな愛につつまれた 明日を迎えに

悲しみの日を 喜びの日に

悲しみの日を 喜びの日に
太陽もある その世界
春の花のように 私の この青春が目を覚ます

あなたの花 あなたの太陽
あなたの雨 あなたの愛

花 太陽 雨
花 太陽 雨

迷える人よ…


2007年10月20日(土) ゆらゆら帝国 at 桜坂セントラル

こんばんは。ゆらゆら帝国のライブに行ってきました。

会場は桜坂セントラル。初めての場所です。前売りを買えず当日券頼みで開場一時間前くらいに到着。なんかマニアっぽい若者がわらわらとそこらにいてにぎやかだなあと思っていたのですが、桜坂劇場でエヴァンゲリヲン公開初日だったみたいです。アフリカ祭みたいのもやってるし奈良美智の物販とか出てるしものすごいカオスだった…そんな土曜日。

スタッフの方に当日券の確認をして、桜坂劇場に寄って雑誌の立ち読みをしながら時間をつぶしました。BRUTUSのお仕事特集とか読んでた。竹富島にはまだパン屋が無いそうですね。PRINTS21の森村泰昌特集がすごいおもしろかった。OK FREDはここで初めて見た。なんか懐かしい感じ。Tonicの話が載ってたので今度ちゃんと読みたい。

開場時間を30分くらい過ぎて、ぼちぼち当日券のめどがつかないかなあと思って桜坂セントラルに向かいました。結構の人数の方が当日券待ちで並んでましたが、この時点でも気楽に構えてました。前売り優先は当然として、沖縄タイムだと開演時間は21時が普通なのでぎりぎりまでわかんないんだろうなあなんて思いながら、たまたま会場前で会ったK場さんとおしゃべりしながら待ってました。法政学館ファンっているんだなあ。年末の不失者ライブを始めとしてよく通ってたということで、学生だった自分よりいろいろ知ってるんじゃないのと思った。すごいな〜。でだらだらと、客の年齢層が若いのが意外とか、どうしてスターズがシークレットで前座で出ないのか!とか石原洋さん朝生愛ちゃんは来てないのかとか話してた。それはすごい気になってたんですが、やっぱり無しでしたね〜。スターズのCDとサインペン用意してたのに!残念。

今までライブとかお芝居とか当日券で入れなかったことがないので不安は感じてなかったのですが、ここは沖縄だった…!!開演時間を過ぎてすぐに、今日は当日券が出ないということがわかりました。うぉ!!まじっすか!!ああ〜こういう結末か、とがっくりきた所でなんとK場さんが前売りを譲ってくれました。うわあ神様だ…私が行った方がいいでしょうとまで言われて頭上がらねえです。本当に助かりました。感謝です。

ということで、受付通って中に入るとすぐに一曲目が始まりました。確かに満杯で中の様子をうかがうこともできない。ステージも頑張って千代様(b)と一郎さん(ds)がちらっと見えるくらいで坂本さんは全く見えませんでした。着てるものとか変な動きとか見たかったのに〜でも入れただけでありがたいことです。音だけで堪能いたしました。

セットリストは以下の通り。10日の新譜発売ライブのリストを参考(24Hour Party People様のページeco.repo様のページを参照。ライブレビューもすばらしい)にしましたが、今2ちゃんねるのスレ見たらリスト上がってましたね。まあこんな感じ。

1. やさしい動物 *
2. まだ生きている *
3. できない *
4. あえて抵抗しない *
5. なんとなく夢を *
6. 美しい *
7. 無い!!
8. おはようまだやろう *
9. 学校に行ってきます *
10. EVIL CAR
11. すべるバー
12. 夜行性の生き物3匹
13. つきぬけた
14. ロボットでした
15. 3×3×3
16. ひとりぼっちの人工衛星 *
17. 空洞です *

19時ちょっと過ぎに始まり21時に終わり、アンコールは無し。1曲の時間が思ったより短く、だらだらしてなくてよかったと思う。新譜の曲(*印)は全曲、新木場のライブと曲順はだいたい同じながら、11-13の旧譜からの選曲は初沖縄ライブということでサービスタイム(笑)というかプレゼントなのかしらと思いました。それともツアーはこれでいくのだろうか。んー、はやっぱり聴けなかったなあ…

私は事前にセットリストをチェックすることなく行ったので、EVIL CARをやったのは驚きだった。ミーのカーじゃないんだな。しかも超サイケな学校に行ってきますからつながってて感激。これアルバムだと坂本さんのやる気のない語りに尺八がうなりまくってて爆笑ものなんですが、ライブではギター爆音でしびれたなあ。それでゆったりとEVIL CARのベースリフが聴こえてきた時はちょっと涙が出たよ(笑)。

合わせて口ずさんでたら全部歌えたなあ。この曲大好きなんだよね。ゆらゆら帝国の好きな歌詞ベスト3に入る。1番かなあ。サビの魔法はいちど 解けたらにどと かかりはしない わかっているから / こどもはそれが 終わらぬように 遊び続ける 走るこの車で の車でって所でダカダカダンってキメが入ってくる所がたまらない。そこからギターソロの部分がすごい速いんだよね。それもかっこいい。そしてひとしきり盛り上がったところでベースリフを入れて歌に戻る。ぐぐってみると他の曲(次の夜へとか…これも聴きたいなあ)ともつなげてるみたいなので、つなげやすいんでしょうね。

EVIL CARが今日のハイライトで(笑)早々と満たされてしまったのですが、それ以外の曲もよかったですよ。ライブはやっぱりアルバムとは別物という感じでなかなか蟲惑的なギターロックになってて、コーラスが全く入らないのも気にならなかったな。ディスコっぽくもあったりファンクっぽいけどやっぱりガレージっぽかったり、ゆらゆら帝国のバンドの音としかいいようのないものを聴けてよかった。アルバムでは坂本さんのアイデアが突出する形になってしまってるのかなあ。特にドラムが(笑)ライブだとまっとうにかっこいいロックでよかったです。スタジオに入る時にすごい練ってるんだろうな。バンドっておもしろい。もっと何回も見たくなりますね。

結局入り口のドアから2mくらいしか中に入れなくて、薄明るい所でゆらゆら過ごしたのですが、それでも音はとてもよかったです。PA卓のそばだったんでむしろベストポジションだったのか。バランスがよくてうるさ過ぎなくてよかった。ギター爆音の所とかもういい感じに響いてました。専属のPAの方が来てるからかなあ。中村宗一郎さんはBorisもスターズもやってるし、その道?では第一人者なんでしょう。気持ちよかったなあ。音のバランス以外にも曲によってエフェクトかけたりするので曲(というかバンドの演奏)を知らないとできないこともある。ボーカルにエコーとかディレイをかけて次の休符で止めるとか、タイミングが絶妙でさすがだな〜と思いました。

この辺は僻地のハコだといくら優秀なスタッフでも至らない所があると思うので、専属の方が付いててよかったと思いますね。照明はさすがにセントラルの方だと思うんだけど、悪くなかったです。そんなに違和感なかったし、ミラーボール使ってるのがよかった(笑)。ドライアイスの煙も出てたな。セントラルって禁煙みたいで全く煙草の煙がなかったのが味気なかったなあ。床もつるつるの木のフローリングできれいなのね。体に悪いけどあの煙と灰で雰囲気出るんだよなあ、なんて旧式人間の発想かもしれないな…

あ、あと機材はギターアンプはオレンジのヘッドだけ持ち込んだみたいです(下はマーシャル)。年代物でつまみの所に絵が描いてあるかわいいやつね。エフェクターは見えず。あとは全部セントラルのものだと思う。ドラムセットはワンタムでやっぱり逆セット。ハイハットが無かったのでえっ!!鳴ってたのにと思ったんだけどベースアンプの裏に立ってて、たぶん退場する時に邪魔なので持って出たんだな。そういうのも見えなかったのだった。。ライブ終了してお客さんがだいぶはけてからわかったんだけど、ドリンクバーがフロア内にあるわけで(トイレも後ろに小さいのが)けっこう狭かった。うむー。面倒なのでドリンク換えないで帰ってきました。ピック型のドリンクチケットがかわいいのでとっときます。


2007年10月19日(金) 金曜日 / こごえる季節へ

巡回している空中キャンプのぐーぴたの話。やっぱり体が大きい人は量が違うんだなあ(笑)…というか、私も昨日お腹が空いてて買いそうだったので参考になってよかったです。しかし果たしてこれでぐーは止まるのだろうか。

最近は入社時より早い時間にシフトを入れられることが多いのですが、繁忙ピークを過ぎてすぐ帰れるので嬉しい。タワレコとかパン屋とかまだ開いてるし。今日はぐっと涼しくなりました。昼間もすごしやすくてよかったです。

     

ライブ直前になってやっとゆらゆら帝国の空洞ですを購入。最初売り切れてるみたいでびびりましたが、ランキングの棚に1つ残ってたのでそれを買いました。おいおい、売れてるんですか?でもちょっと気分が盛り上がりましたよ。ゆらゆらの方々はもう沖縄入りしてるんだろうなあ。食事とかどこ行くんだろう。

で毎日聴いてるんだけど、よくわかんないなあ…好きだけど。ファズとかエフェクターをぜんぜん使ってないそうなんだけど、確かにギターの音がみんな一緒に聴こえるし、アレンジも典型的なああいう感じっていうんじゃないので、どれがどの曲か覚えにくい。ライブ行ってもセットリストつくれないだろうなあ。これから何回も聴いてじわじわしみてくるのだろうな。リズムとかアレンジがおもしろいしね。シングルの曲なんか、たぶんテンポは一緒だと思うんだけど、アレンジによってフィールが半分だったり2倍だったり全然違う速さに聴こえるのがおもしろいと思う。

しかし歌詞は前回のSweet Spotよりは人間味があって、ロマンチックですらある。ライナーの色がピンクだから(笑)っていうのもあるのかな。絵も今回はそんなに気持ち悪くないです。シングルに入ってたと、その前のシングル次の夜への曲がぜんぜん入ってないのが悲しいけど、この辺の曲は大好きでアレンジ変えられてたら嫌なので、しょうがないかな。

またビューティフルハミングバードの呼吸が入ってたので買いました。これは嬉しかったなあ。前の空へよりポップでこなれた感じになったような気がします。やっぱりメロディとか歌いまわしとか唱歌っぽいんだけど、アレンジがいいのかもしれません。大貫妙子っぽいと言ってる人がいたけど、私はあんまり聴いたことないので似てるかどうかはわからない。なんといっても歌詞の言葉の使い方がきれいですてきだと思う。地味で堅苦しい感じがするかもしれないけど、私にとってはニュートラルでとても居心地のいい空間です。これがあってくれて本当に嬉しい。

前回にはなかった(と思う)アップテンポの、光る翼やNHKのみんなのうたに出てきそうな白いくじらに、控えめすぎるラブソングの虹のまなざし。鈴木惣一朗さんのドラムが存在感が前よりあっていいと思う。田畑さんのギターもすてきだけど、ピアノが入るといいなあ。エゴラッピンとかボノボとかいろんな所で見かける武島聡さんのフルートがすばらしい。上のゆらゆら帝国じゃないけど、これも前より人間味が出てる(笑)というか親密な感じがして聴いていて嬉しい。まあ私はもうこの小池光子さんの声が大好きなのでどんな音楽でも構わないんだけどね。

前回のアルバムでも冬を歌った作品がよかったんだけど、ここでもこごえる季節という曲がとても印象的というか好みでよかった。ちょっと官能的なのですが(はあと)冬の寒さの中のぬくもりを味わうというよりも、冷たさそのものに身を預けるような破壊的(タナティックという言葉をすごく使いたいんだけど!そういう用語は存在しないようだ)なのがどきどきする。秘められた情熱てやつですか。どきどき。この次のメタリックな流線型と静かな挽歌水の中のシルビアの流れが好きだ。水の中のシルビアは文字通り冷たい水の中にいる女の子の歌なんだけど、荒井由美のひこうき雲を思い出すよなあ。あと高野悦子の二十歳の原点…(涙)やっぱりこの曲がいちばん好きかなあ。

この2枚、ただ一緒に買ったので載せただけなんだけど、私の中ではスムーズにとてもなだらかにつながってる世界だな(笑)。なんかとてもイノセントな子供とか動物の感覚。自分にとってはそんなに強引なつなげ方ではない。呼吸の最後の曲と空洞ですの最初の曲がそっと手をつなぐように柔らかくつながる。なんか不思議なんだけど、お互い当たり前にわかっているように手を伸ばしてふれあっているのだ。

そっときいてごらん みみをすませて / うちゅうのずっとむこう まだみぬともだちの / ないしょばなしをきいてあげるみたいに / ほらきこえるね みみをすますと / こころにじんわりひびいてくる / ほらきこえるねみみをすますと / あのこのきもちがひびいてくる ---あしおと(ビューティフルハミングバード)

ぼくらが起きる と彼らは眠る / ぼくらが眠りだすころ に彼らは起きる / 地球の裏にはいる 友だち たくさん / 夜をさがして ときめきを越えて / すべてをあきらめたあとで かすかに響く / ビートがノックする 君の窓を ---おはようまだやろう(ゆらゆら帝国)


2007年10月11日(木) We'll Never Turn Back

10月といえばゆらゆら帝国のライブでした。来週かあ…待ってるぜ!台風来るなよ〜(笑)。

CDはまだ買ってないんですが、雑誌にインタビューがけっこう載っているので探して読んだりしています。ベースマガジンに千代様のインタビューが載っていると聞いたので探したのですが載ってねえよ。ガセか?だいたいが坂本慎太郎さんのインタビュー。ドラムの一郎さんのインタビューは見ないなあ…左利きでセットを逆に組まれてるんだよね。どうやって演奏するのか興味あるけどなあ。ライブではなるべく見える所に行きたい。

webでもJUNGLE LIFEとかいろんな所で読める。まあだいたい内容は一緒なんだけど、インタビュアーによってノリが違うのがおもしろいですね。昨日読んだRemixのインタビューは濃くてよかった。今まで読んだのでいちばんおもしろいのはMARQUEEだったので出るのが楽しみです。

またドラムマガジンは今月はマックス・ローチと富樫雅彦の追悼特集があるので買います。昨月も買ったんだけど、ニュースのページでちょっと載ってるだけでこれで終わりかよ!!!と思ってたので嬉しい。あとmmwのビリー・マーティンが久しぶりに出てるので見たい。ボアダムスの77人ドラムイベントのレポ&インタビュー(恐ろしい程7づくしのイベントだったようです)はRemixに載ってましたがドラムマガジンはフォローしていないのだろうか。

   


上でリンクしたインタビューと関係は断じて無い(汗)のですが、気になるアルバムがあったのでメモ。左はウィリアム・パーカーとドラムのハミド・ドレイク以下、超硬派フリーのメンツによるカーティス・メイフィールドのカバー集。イベントのライブ盤のようです。TFJ's Sidewalk Cafeのページにレビューがあったのでリンク。後半部参照。これによるとアミリ・バラカ(=リロイ・ジョーンズ)の詩の朗読や歌が入ったりとフリー度は低めのようです。R&Bをやったものというとついローランド・カークの無賃奉仕大会を思い出すのですが、どっちかというともっと知的な(大失礼)、60年代のマックス・ローチ&アビー・リンカーンの着席とかあんな感じかなと想像される。

右はステイプル・シンガーズのメイヴィス・ステイプルの新譜We'll Never Turn Back。オリジナルは一曲のみのプロテストソング集ということです。國枝孝弘さんのレビューにリンク。特にファンというわけではなかったのですが、昔R&Bをよく聴いてた時によくコンピ盤にカーティス・メイフィールドと一緒に入っててセットみたいな感覚がある(笑)。またこの所スパイク・リーがマイブームでDVDを見たりしていたのでひっかかってきたみたい。

今月のMMにインタビューが載ってておもしろかったです。なんかこう、60年代の長老のお話なんだけど、ニューオリンズのハリケーンカトリーナの話から始まって(ハリケーンカトリーナといえばスパイク・リーがドキュメンタリーを撮ってたみたいだけど、これは日本では見れないのだろうか)、状況は殆ど変わってなくて今も闘い続けなきゃいけないのよみたいな話で考えさせられた。郷愁にひたるとかじゃないんだよなあ。私たちは引き返さない。前進し続ける、ってその前進にもいろいろあって。音楽的にはライ・クーダーがプロデュースでドラムがジム・ケルトナー、南アフリカの合唱団が入っていたりと土臭い感じなのだろうか。聴いてみたいです。


2007年10月10日(水) 花 太陽 雨 / 唄い手冥利

買って数年のiBookちゃん、差し込み口が緑色なのにコードを抜くと電源が落ち、電源入れるとタイムスリップしていちいち設定し直さないといけなくなりました。ぼちぼち充電池が寿命かしら。触っても冷たいし(涙)。画面に線が入ってるのは構わなかったけど、これはつらい。日記書く時にリンクするページをタブで開いても保存できないんだもん。アドレスがわかるだけいいのか。ページ見ながら書きたいんだけどなあ。ああ…

セロニアス・モンクさんの誕生日でした。10日経ってしまった。去年の10月の日記見たらけっこういろいろやってましたね。更新さぼりはすでに始まってるけど(笑)イベントに行ったりしてたんだな。今年はあんまりイベントも無くて、今月に入るとやる気なくてデートも無しだねえ。そんな10月。仲良くなるって、端折ってケチっていくことなんですかね。お金かからない所でケチられるとなおさらみじめだ。そういうふうにしか感じられないんだったら、私は一生人間の気持ちがわからずに死んでいくんだろうなあ。来年ここ見て笑えるようになってたらいいなと思うけど。


去年11月のBorisのライブでやってたPYG花・太陽・雨という歌を探してて、通販で買おうかなあと思っていたらTSUTAYAのレンタルで出てました。一回しか聴いてない曲だけど、かかると思い出しました。あーATSUOさんがタンバリンたたいてたなあとか(笑)終わりのバスドラのフェードアウトまでやってたかは覚えてない。今度出るライブアルバムで確認しよう。あとシンングルとバージョンが違うらしいのでそれも聴いてみたい。ウルトラマンを見ればいいのかしら。

思いのほか暗い歌です。イントロがギターのノイズっぽい音で、ジャーッっと鳴ってるそこからもう陰鬱な感じでひきこまれます。ライブで聴いてた時はカバーとは知らなかったので、ふーんなんかニューミュージック風だなあ(TAKESHIさんの声って浜田省吾に似てるからさ…)なんて思ってたんだけど、歌詞聴いてるとやばいくらい暗いです。出だしのAメロの部分 喜びの時 笑えない人 / 色の無い花 この世界 / 春の訪れの無い 私の この青春に問いかける / 憎しみだけの 逆さまの愛 / 水の無い雨 閉ざされた / 暗闇の中での 私の この青春に呼びかける とか、70年代ですなあ〜と思いながらもぐっときてしょうがない(笑)この次の所で光が見えてきてなお泣けるんだよなあ。岸辺一徳(修三)さんなんですよね。うーん熱烈なラブソングになろう所のこの暗さ…山羊座節炸裂だなあ。わかるぞ。この暗さひとりよがりな感じ(笑)。真剣なだけそうなってしまうという。

この曲だけではなく全体的に暗いんだけど、べたべたのフォークではなくて、本格的なハードロックのアルバムです。うわ〜すごい好きだわ(笑)返すまで車でかけまくりでした。1曲目とか最後から2曲目のアップテンポの曲が特にいいなあ。ギターもオルガンもいいんだけど、ベースがもうあか抜けててかっこいいです。おそるべし岸辺一徳。wikiのページでジョン・ポール・ジョーンズが注目していたという記述があるんだけど、そうかもなあと思う。ライブ盤ほしいよなあ、ていうかライブ行きたかった(笑)。ツェッペリンのカバーとか聴いてみたいですよね。


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あとたまたま椎名林檎の唄ひ手冥利を一緒に借りていて、これもよかったです。椎名林檎はすごい人なんだろうなと思いながらも、好きな曲っていうのがなくてオリジナルの良さがぜんぜんわからないんで、せめてカバー集を聴いてみるかと思って借りた。うぉーこれ発表された当時かなり話題になったんだろうな〜なんて思いましたよ。全く覚えてないけど。すごいおじさん受けしそう(笑)歌うまいし、選曲とかアレンジはマニアックだし、ゲストもすごいし。

やっぱり1曲目の灰色の瞳ですかね。ぐぐっていろんな人の感想見るとこの曲はとても人気がある。もともとフォルクローレのインスト(ケーナ)の曲だそうで、マイナーの泣きまくりの曲をさらにハードなロックのアレンジで。村石雅行たたきまくりでかっこいいよなあ〜。私もこういう激しい曲調は大好きでエンドレスで聴けますよ。iTunesには1曲ずっとかけまくりの機能があって便利だなあと思った(笑)。デュエットでずっとハモってるので、一緒に歌ってるうちに低音の所でハモれるようになってきました。サビ前で一瞬二人の高低が入れ替わる所とか、クロスする所とかたまりませんよね。

ここでスピッツの草野正宗が出てくるっていうのが絶妙だなあ。シングル発表時の原曲はまだ聴いてないけど、加藤登紀子&長谷川きよしというので、かなり都会的な感じだと思う(YouTubeに椎名林檎&長谷川きよしバージョンのライブ映像があるんだけど、もう声がそっくりだしこんな感じなんだろうな。あと 加藤登紀子&村上てつや(ゴスペラーズ)のはトランペットも入ってジャズっぽい)けど、これはアレンジがラウドなロックだし、キーが高くなってるというのもあるんだろうけど、もっと野暮ったくて身近な感じがして共感する。

まあ端的に言って好みってことだな(笑)長谷川きよしはすごいセクシーで歌手(ていうかカタギじゃない人)って感じで、あぁ…この人とつき合うといろいろ悩まされるんだろうなあ、でもドラマチックでしびれるわ、なんて劇を見るような感じで見れるんだけど、草野正宗のバージョンは実際にいろいろ思い出されて胸が痛くなる(笑)。やっぱりこの方の声なのかなあ。スピッツのイメージをうまく使ってるよね。山の坂道 ひとりで歩いて行ったなんて文字だとなんともないフレーズなのに、この人が歌うから泣けるんだよなあ…今度スピッツも聴いてみよう。

この曲以外にも聴きどころはいろいろあって、おもしろかったです。コスプレのようにいろんなジャンルの曲を歌い分けててすごいなと思った。どっちかというと職人に近い人なのだろうか。音楽が好きなんだろうなあ。ジャズも枯葉と黒いオルフェが入ってるし、童謡の小さな木の実と野薔薇もよかった。前にライブDVDを見た時にとても印象に残ってたのがジャニス・イアンのLove Is Blindで、私はその時もオリジナルだと思っていて、渋い曲書くなあ〜ジャズっぽくてすてきと思ってました。ここではCoccoの曲とかでよく入ってる金原千恵子ストリングスがヘヴィでありがちでうなずきながら聴き入りました(笑)。高音で平べったくなる声がよけい涙を誘うなあ。

このアルバムは2枚組で、アレンジャー違いでまとめてあるんだけど、私は一枚目の亀盤(ベースの亀田誠治アレンジ)の方が生っぽいというかロック度が高いので好きです。朱里エイコの白い小鳩とかジョン・レノンのYer Bluesとか本気でやってて最高ですね。Yer Bluesはもともと皮肉の歌(ハードロックブームを揶揄ってる)らしいんでうまくやってるなと思いました。rで巻舌になるのがかっこいい。いろんな所でまねされてるんだろうな。


2007年10月01日(月) 月曜日 / 幸福のスイッチ

10月になってしまいました。あんまりやる気がない。このまま今年を終わってしまっても困るのですが。夜はだいぶ涼しくなってきましたが、昼はまだまだ30℃越えです。秋来いよ〜。

今日はドライブがてら豊見城TOMITON(ショッピングモール)やら戸田書店やらに行ってみました。TOMITONは宜野湾のはにんすに似てるな…マイキッチンも真ん中のデモスペース(台所が見える)くらいかしら。食品売場は成城石井みたいなのかなとわくわくして行ったのですがそんなでもない。新都心のサンエーとか天久りうぼうくらいかな?だいこんの花の弁当がおいしそうだったので今度買ってこようと思います。

戸田書店は沖縄では見ない名前なのでどうだろうと思いましたが、確かに宮脇書店とは微妙に違う品揃え。やっぱり久茂地りうぼうのブックセンターが一番かなあ。今回は哲学系のがほしかったのでそういう視点ですが。雑誌の棚でユーロロックプレスを発見して狂喜したのですが古い奴でした。新しいのも入れてくれよ…とぼやきながら今日はTVBros.(フィンランド特集)と文庫の整体の入門書を購入。この奥谷さんって前つの犬(ds)さんのライブの時に一緒に来て本売ってたよなあ…単行本を買いそびれてたのでよかったです。

幸福のスイッチを見ました。ユリイカのバックナンバーでたくさん女性の映画監督が紹介されてる中でおもしろそうだったので探してみました。女性がつくる映画に求められるであろう要素がふんだんにちりばめられていて癒されますよ(笑)安心して見れるホームドラマで、よくできてるなあと思いました。また実家も決まった電器屋でよく家電を買って、アンテナの調整とかよく頼んでるので共感する所もあった。

監督がかなり時間をかけて取材したというので、もうちょっと電器屋の仕事ぶりが見たい所でしたが、あの分厚い顧客名簿(修理履歴付き)にさまざまな物語が込められているという存在感があって、それが出てくるだけでもいいかな。餅つき機のカットは私も興奮しました(笑)あと近所のおじさんがとってきたみかんを店に持ち込んでジューサーに入れてジュースつくってるのはおいしそうだったな…あと主人公が絵を書くのが好きというので、店の中にたくさん張り紙を描いて貼ってあるとか、細かい所が女性っぽいかなと思った。

主役の上野樹里は笑うミカエルの役に近いかな。低い地声ですぐ癇癪起こしてキーッ!!となってるのがかわいい。のだめカンタービレではあまり見れなかったけど、怒ってる所がすごいかわいいよなあ。のだめより好き。ていうかもうおばさん目線で見てるな(笑)…あと新屋英子のおばあちゃんがけっこう出番多くて堪能しました。舞台が和歌山のけっこういなかで(ロケ地ドットコム参照)山も海もある所で働いてるのが楽しそうだったな。

そんなわけで、というわけではないけど、さっき台所の片隅でほこりをかぶっていた炊飯器を見てみたら、なんか使えそうなので嬉しくなりました。なぜか家ではずっと鍋でご飯を炊いてるんで壊れてるのかと思ってた。(壊れ物もいっぱいある家なので…)試してみないとわからないけどね…これからちょっと炊いてみようと思います。


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