過去日記倉庫(仮名)
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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2006年05月23日(火) The Coalition Of The Willing / Bobby Previte

The Starsのライブレビューを拾いました。 もんごさんのブログより。ああにせんねんもんだいと一緒なんだ!ポストロック?のインストのバンドなんだけどとてもかっこいい。SJMのようなテクはないけど、女の子の武器に頼ることなくやるべきことをまっすぐやっているような感じがする。やるな〜と思ってたら早稲田大学の方みたいですね。早稲田の女性って漢らしい方多いよな。特にドラムのたたきっぷりがすばらしいですよ。

The Starsのレビューは短めですが、なんとなく雰囲気がわかる。黒い小さな四角いものっていうのはたぶんe-bowだと思うんですが、あのドローンは栗原ミチオさんが出してるんだな。しかも2本使い。共鳴させたりするのだろうか。ぜひ生で聴いてみたいです。ところで下の方でコメントされているあらじんさんはドラムの荒川康伸さんだと思います。気さくな方ですね。調べてみたらフリッパーズギターの方でした。それは名前を知らないはずだ(笑)。でもこのバンドの趣味の良さ、ギターやベースが暴れまくってもエロエロになってもなんか下品にならないのはこの方の演奏でなのかな?と思ってました。それが分かったような気がする。


The Coalition Of The Willing / Bobby Previte。日曜日車の中で聴いてました。赤と黒のごついジャケ、内ジャケにジョージ・オーウェル1984の引用があったりで、なんかメッセージがあるのかな?という感じですが、音はそんなでもないです。この間見た映画のフォーヴェンデッタのフライヤーと似てるなあ、こういうレトロ×革命なのが流行っているのだろうか?

リンクした広告の煽り文句はすごいですが(笑・なんかこのノリは懐かしい感じ)、音はけっこうこじんまりして地味な感じですね。聴いてみると確かにこのメンバーが集まっているだけに、いろんな場面展開があってもスムーズに流れててすごいなと思うんだけど。こういう音づくりってropeadopeレーベルというかチャーリー・ハンターの好みなんだろうけど、わざとらしくなくて好感が持てます。ボビー・プレヴィットはどんな方なのかよく知らないのですが、予想してたよりロック度が高くてよかったです(笑)。スタントン・ムーアみたいな踊らせる人ではないようですね。ちょっとくたびれた感じがまたいい。今の自分の気分に合っていて嬉しいです。今夏のアルバムだろうか。

それにしてもこの1曲目…ダサダサのオルガンのテーマがいいですね。詰まり気味のスネアの音もいい。ひとりだけ名前を知らないブルース ハープの方も入ってるんだけど、この音の外し方はわざとなの?こいつ下手じゃない?っていう芸風なのだろうか。気になる。ひょっとして新しいのか?といろいろ考えさせられる。2曲目の冒頭のツインドラムのパターンはとてもかっこいいですね。ピッチ違いの同じスネアを使っているみたい。たぶん右側がスタントン・ムーアだと思います。やっぱりこの人好きだ…お得意のロール・プレイも後の曲で聴けるんだけど、ノリがクラシックっぽいのがニューオリンズ式なのかな?と思う。ああいうふうにたたけたらいいのにな。4曲目のメタルもいいですが、その次の曲が好きだなあ。トロピカルな雰囲気で途中でレゲエになる。レゲエって好きじゃないんだけど、アレンジがなんかおもしろいです。


2006年05月21日(日) 10行 at PARAISO (響祭)

職場のボーリング大会でした。ほとんど全くお酒が飲めないので飲まない時に行っておこうという感じ。楽しかったです。けっこう倒せたし。隣りのコスプレチームとか同好会のような超うまい人たちを横目に見ながらのんびり進行。やっぱり沖縄はボーリングが盛んなのかなあ。こういう所でがんがんピンが倒れているんだなと思いました。またモニターの有線?がレッチリ特集で嬉しかったです。テレビをあんまり見ないので知らなかったのですが、レッチリのPVのくだらなさに脱帽。こんなにくだらないのつくってたんですね。最高。歌詞もこんななのかなー。

夜は那覇のPARAISOで10行のライブを見ました。その前のフェイターンは1曲しか見れなかったのですが、思いのほか激しい演奏でびっくり。もっと早く行けばよかったな。女性のボーカルの方がテルミンもやってるんですが、スタンドに固定されたテルミンをマイクスタンドを振り回すように動かして、最前列のお客さんに演奏?させたりしてるのがおもしろかったです。編成はシンセ、ベースにジェンベともう一人のダブル・パーカッション。フライヤーを見た感じではサイケの入ったアジアン癒し系なのかな?と思ってたのですが、もっと原始的な(笑)トライバルな感じで好みだったかもー。見れなくて残念です…

会場は満杯で立ち見でした。久しぶりだなこんなライブ…具志先生も来ていてライブ情報を取得。来月17日土曜日に乱波洞にてゆうだい+ぐし、マスターの石原さん+NObちゃん、波平雄太君という参加者でアバンギャルドなギター祭りが行われるとのこと…うわー行きてーーむしろ参加してーー。でも確実に仕事なのでどうだろうって感じです。まあ見るべきものは見れるんじゃないかな?神様の采配で、時間が与えられることでしょう。

10行は初めて聴く曲から始まり2曲目に十字路をがつんと。前よりなんというか音がひきしまってソリッドになっている印象を受けました。ギターも激しく弾いてる所が多かったし、ベースの安田さんもかなり前よりアグレッシブな感じなっていると思いました。ハンドソニックのインプロで入るのは初めて見ました。会場のPAのせいもあると思うのですが、テンポというのではなく伝わるスピードみたいなものが速くなっている、伝えたいことがばしっと伝わっている感じ、またばしっと伝えたいことがあるんだ!という気持ちがわかる感じ。何か変な表現ですね…もちろんこちらの思い入れもあるんだけど、やっぱりこのメンバーってすごい組み合わせなんだなと思った。

ドラムの国場さんはO-ZONE使ってましたね。穴だらけのシンバルなんですが、まあ音はけっこうふつうだった…あとという曲で使ってた、手製だと思うのですが、スティックに布を巻いたような、マレットとスティックの間のようなのでスネアでざかざかやってるのが絶妙なサウンドで、真似したくなりました。真似しただけじゃだめですが(笑)。ハイハットのハーフオープンの音(刻んでいてちょっとだけ開いてシャッと鳴らすやつ)も効いてて、聞き惚れましたよ。まじでうまいです。

それに続く月の輪とバラードナンバーがすばらしかったです。皆さんうまいので凝ったアレンジとか速い曲とかもすばらしいんですが、バラードでミユキさんの声を聴いていると、これだけでいいんじゃないか!!なんて思ってしまう。ぜいたく…最後はいつもの進貢船と、アンコールでこのメンバーが集まったきっかけになったという水辺の踊りという曲をやっていて、これもとてもよかったです。

これに似ていると言うのはちょっと失礼な話なのですが、エスニックなアプローチが昔大好きだったPINKをほうふつとさせて嬉しいんですよね。ギターとコーラスの伊集さんの声が福岡ユタカさんの声に似ているのがまたポイントで(笑)、ファンの方は聴いてみてほしいです。(あとは上野洋子さん在籍時のZABADAKを思い起こすこともたびたび)PINKはエスニックだけど無国籍でデラシネな感じがたまらなくかっこよかったのですが、これがもうちょっと素直な表現だとこうなのか、ルーツをしっかり持つとこんな感じになるのかな?などとと思いながら聴いています。

沖縄音楽、ロックやポップスでもさまざまなアプローチの仕方があるんだと思いますが、10行というバンドは沖縄で生活しながら、沖縄の何をとらえて伝えてゆくか、どういう形で伝えたいのかというのを真剣に模索している所にとても共感しています。これからどんな曲がつくられるのかとても楽しみなバンドです。


2006年05月20日(土) 上半期ベスト

今日も半死体で帰宅。明日起きられなかったらどうしよう。毎日暑いような涼しいような感じで、梅雨入りしたのに雨が降らないですね。国際通りを歩いてると雰囲気がはなやいできて、もう夏なんだなと思う。うるさいのが嫌なので早く暮れてほしい。まあでもいつもぼーっとしてるといつの間にか終わってくれるので気にしない。今年も日陰でだらだらお茶飲みながら過ごすんでしょう。

数枚新譜を購入したのですが、まだまともに聴けていません。あとでぽつぽつ感想を上げて行きたいと思います。エゴラッピン出てたんだなあ。買いたいけどボノボのアルバムが先かな〜でも来月にでも買ってそう。カラフルクリームのメイキングDVDというのもほしかったんだけど、買いそびれてます。このシリーズ、レンタルにも出てるけど特典映像も入ってるのかなー。ジンジャー・ベイカーのデモ演奏&解説というのはぜひ見たいのですが…とりあえず待ってみようかな。せこい?

あと中島美嘉のシングルはニューオリンズ音楽ファンとしては買うべきでしょうね…アラン・トゥーサンとかシリス・ネヴィルとか出てるんですよ!日本人はKYONと土屋公平とのこと。日本でドラムの録音をしたというので、ドラムマガジンで何か記事が出ないかなと期待しています。ニューオリンズといえば毎年GWの時期にジャズフェスをやっているのですが、今年もミーターズが出たんですね。レポ出ないかなあ。去年ベースマガジンと連動してて、どっちも買ってとっておいてあります。表紙がかっこよかったんだよね。ギターマガジンも買えばよかったなあ。

  

というわけで、今年上半期のベストはこの2枚で不動状態です。The StarsのPerfect Place To Hideawayはずっと聴いている。7月にライブを見るのがとてもとても楽しみです。これ見れたらもう今年はいいや、という感じです。BorisPinkも去年後半かなりはまったけど、あんなに熱く燃え盛っておいてそれすらも前戯に過ぎなかったのか、という悩ましさです。もののたとえですが。音楽っていいですね…6曲という少なさで割と印象は地味なのですが、かなり奥行きがあって、細部までつくりこまれていて何度聴いても飽きない。まだちゃんと感想を書けないなあ。じわじわ噛みしめるロックの味。この人たちが兄貴衆というか、地下世界を仕切っているのだろうか。ぜひそれを見てみたいと思います。

BonobosのBeautifulは先日ジャケを紹介したのですが、もちろん中身もよかったです。その前のGolden Daysよりも好きかもしれない。表題曲もラブ&ピースでとてもいいですが、やっぱり自分としては2曲目の衛星がいちばんいいですね。ハードロックだし(笑)楽しい。なんでこれがアルバムに入ってないのかな〜。衛星きどりであなたのまわりをくるくる回るよっていう歌詞がすごいかわいらしい。こういう恋に浮かれたような歌がとてもうまいですね。というかほとんどがそういう曲なんだけど。

よくフィッシュマンズに似てると言われるんだけど、関西系ということもあって陽性でベクトル的にはけっこう離れた方向なのではないかなと思う。ラテン系だよね…Golden Daysのこだま和史さんとやってたのがすごいエロくて(笑)ああこういうキャラなのかなと腑に落ちました。宙に浮いて見えても、それは根無し草が行き場も無く漂っているというのではなくて、生き物がちゃんと自分の脚を使って自由にびょんびょんと飛び跳ねてるんだなって感じ。抱きしめたらちゃんと匂ってくれそうな(笑)温かい感じがして好きです。このボーカルの蔡君が自分の中ではどちらかというと忌野清志郎とか甲本ヒロトの系列に並んでるんですよね。そういう感じしないですか。ダブの世界とかよくわからないですが、この脳天気な感じがとても好きだなあ。酒とか綿菓子と言うよりもおにぎりのようなもっと単純で大事なものね。今年はずっと聴いているのではないかと思います。


2006年05月01日(月)

休み?休んでも休んだ感じがしない…ラッキーと思ったんだけど。嘘でも何でもいいから休みたい時に休むべきだな。忘れるだけ忘れてきーっとなってしまう。次の休みまで持つのだろうか…と考えてもしょうがないことを。なんかもういいや…家に帰って殺しの烙印を見る。さっぱり意味がわからないのですが、炊飯器を抱えてハァハァする宍戸錠を見て満足。これか…かっこいいとは思わないけど気持ちはわかるような気がするな。電器釜でもいいけどやっぱりガスか火で炊きたい…土鍋がほしくなりました。1人分炊けるやつ買おうかな。あんまり米度の高い生活ではないのですが(パンの方が好きです)、やっぱりごはんを食べた方が気合いが入るような気がする。あの炊ける音とにおい…何か吹き上がりもえ立つもの、焦げ付くもの何かはじけるもの。


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