過去日記倉庫(仮名)
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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2006年04月26日(水) for Vendetta (映画)

音楽を聴くことが減った。車に乗ってる時間が少ないからですかね。今日は乗らなかったし。昨夜の映画祭り(at家)で眠れてなくて、朝からずっとどうやって仕事休もうかと考えてたんだけど、行ったね。仕事好きなのか?ドックのエイリアスのアイコンが本当に居る場所から離れてクリックするためだけに置かれるように、あの席にセッティングされてとにかく消化していただけだ。口は動かないしやっぱりぐだぐだだったので、ちゃんと眠らなければ、と思ったけど。でもなんか働いてて楽しそうな方が多いのでほっとする。私も楽しい時あるし。ありがとうありがとう。この場との相性は悪くないようだ。もうしばらく居れるかな。今月は土日とあと2日なんだな!早いなあ。

もうろうとしながら、今夜はsupersilent6の音に好感を持ちながら聴いている。前聴いた時はなんかのっぺりしてて感じ取れるものがあんまりなかったんだけど、今回はそうでもない。やっぱりこのドラムの方のアプローチはおもしろいと思う。ソリッドだけど決して区切りにかからない(というか、他の者が決して区切られないと行った方が正しいのかな?)感じがいい。それにしてもインプロなので編集無しなんだけど、この演奏の流れはどうやってできていってるんだろうなあ。コード進行やメロディも気になるけど特にドラムは。みんなを乗せるグルーヴやテンポというものが存在しない所で、ただそこに現れるパルスのスピード。絶対速度。私もそれを維持する力を持ちたい。

水曜日に映画館でVフォーヴェンデッタを見た。復讐のためのV(という男)という映画。私としてはただただナタリー・ポートマンを見るだけだったので他の所は何も期待してなかったのですが、けっこうおもしろかったです。マトリックスはぜんぜんはまらなかったんだけど、それはたぶんキアヌ・リーブスが好きじゃないからだな(笑)。その前のバウンドは大好きだもんね。話はかなり似ているときいていたけど、そうなのかな?最後まで仮面をとることのない主人公の男がエージェント・スミスをやった方というのはなんかつながりがありそうだと思った。場面によっていろんな(仮面をつけた)俳優に演じさせるというアイデアもあったそうで、それも見てみたかったかも。でもその人物がかなり人間くさいというかかわいい所があってよかった。

ナタリー・ポートマンの役は、なんかレオンのマチルダ役とかなりかぶる感じだった。その前のクローサーも見たけど、こういう役がはまるなあ、なんなんだろう、この泣きっぷり。ほぼそれしか記憶に残ってません。話は政治的メッセージが込められながらもかなり単純化されてて暴力シーンもそんなに無くて、学校で教材に使っても大丈夫な感じ。印象的なのは、Vという反体制のイメージが飛び火するようにいろんな人に使われる所。子どもの落書きとか、最後の仮面の群衆シーンとか。英語のほとんど普通名詞として使われてるguyという名前が実在の人物の名前だったというのは初めて知りました。始めは蔑称だったそうですが。それにしても未遂だったとはいえ、議事堂爆破事件が記念日になるっていうことがあるんだな。知らなかったです。

まあとにかくこれはナタリー・ポートマンを見るだけ(しつこい)の映画なので、パンフの解説(立ち読み)でネグリのマルチチュードなどという刺激的な?キーワードが登場しようとも、特に触発されることもなく、秘密部屋のジュークボックスのあの曲は何かな、とか卵焼きパンがおいしそう、とかそんなのしか見てなかった。(ジュリー・ロンドンのCry Me a Riverとゲッツ=ジルベルトのとイパネマの娘だったはず)そして後半、捕われて頭を刈られ独房にぶち込まれてる場面で、壁に開いた穴に隠された手紙を握りしめて耐える所、毎晩拷問から解放されて冷たい床に転がりながら、火を灯して暖まろうとするように手紙をむさぼり読んでいる所がよかった。

憎しみは人を強くするかもしれない、それで生き続けることはわかる。でもそれよりも強く生かされるのが愛の手紙によってなのか、と思った。最後のフレーズがきれいで、これを読んでいるあなたが誰であっても、私はあなたを愛しています。という言葉を自分も手の中で一緒に握りしめてしまった。手紙とか贈り物とか、宛てること、宛てられるものはもう望むことはなく遠ざけている気持ちだったんだけど、あなたと呼ばれることが嬉しかったのが驚きだった。そういう映画。


2006年04月08日(土) solo week at GROOVE 最終日

GROOVEのイベントsolo week最終日となりました。とっとと仕事を片付けて会場へ。この日は最終日だけに、ギターの若谷正信さん(ピラルクの方)に波平雄太君、ベースの安田陽さんにドラム劇場の(笑)城間和宏さんということで、何を置いても見ないと!という日でしたね。やはり最初の若谷さんは見れなかったのですが、それ以降は間に合った。ソロプレイを満喫させて頂きました。

土曜日だからか、とても混んでました。お客さんがいっぱいいて嬉しい。転換中にお店に入り、次は誰?とどきどきしていると白装束の安田陽さん登場!一気にテンションが高まります。白装束というのは安田さんとがちゃぴんさんのエレクトロニカインプロデュオのEscape From Dimensionのコスチュームで、もともと塗装時につける紙のつなぎのようなもので、顔まで覆う帽子と靴にも履かせた状態でかなりあやしいです(笑)。本気ですね。

安田さんの演奏はハンドソニックとエレキベースのインプロ。ドラムにもこだわりのある方で、ハンドソニックの演奏もうまいです。ご本人の地の落ち着いた印象と違って、音がビビッドでポップ、時にキッチュでカラフルな感じを受けるのがおもしろいです。他の方と合わせる時もけっこうアグレッシブにリードしたりするのが意外な感じがするんですよねー。ミュージシャンでそういう地と演奏のギャップのある人がたまにいますがそのタイプの方みたい。

ハンドソニックのインプロでは終盤いきなり床に寝そべって客席に侵入!そして手でエフェクターOFFで終了!という場面もあり、目の離せないセットでした。しかしこの白装束はいい…かわいらしくて何やっても笑えてしまうのがおいしいですよね。MCで、最近iPodを購入して菊地桃子と薬師丸ひろ子を入れました…と普通に話していても笑えてしょうがない。1曲安田さんのオリジナルというか10行のナンバーをエレベで弾き語りしている時も、名曲&ベースめちゃうま!!なのに変なループ(拍子無視した感じでかなりツボ)と衣装ですごいシュールなのがもったいないというよりずるい(笑)という感じでした。後でEFD復活ライブの情報を入手。子供の日ということなので興味を持たれた方はぜひ見に来て頂きたいです。

次は波平雄太君。やりにくいな〜と言っていたのですが、ソロライブをこれまでにワンマンでも何回もやっている方なので余裕〜って感じですよね。相変わらずサービス精神と言うよりも好奇心タコ足状態でいろんなジャンルを攻略したスキルを惜し気も無く披露。うんまいな〜としか言い様が無いです。すごいな〜弾いてて楽しいだろうな〜と本当にうらやましいです。その若さもうらやましい所ですが…ファンキーなワウプレイやノイズ、ドローンプレイなど節操無いわねと言いたくなるなるような幅の広さでした。しつこいけどうらやましい。好きだけど実際に演奏できるものではないしな。ここでもワンマンライブ(ゲストあり)at 宜野湾G-shelterの情報を入手。29日祝日です。私は仕事で無理っぽいですが…とてもいいと思います。音楽の好きなかたはぜひ見てみて下さい。

トリは真打ちのかーじゅーさん。伝説のドラム劇場が見れるのかと思うと感慨ひとしおです。実際にドラムの演奏を交えた一人芝居だったのですが!北島マヤばりの芝居にSE以上の存在感のあるドラム。見ていて泣きそうでした。まじで。話は公務員を辞めた後に憧れの探偵の仕事を始めた男が、初めての大きなヤマである殺人事件の解決に挑む…というもの。オーバーラップの場面があったり、ドラムの横にテーブルをセットして場面転換も図っていて、けっこう本格的なお芝居だと思いました。すげえよ、かーじゅーさん。

結局オチは、その殺人事件の犯人もその男で、憧れのために人を殺してしまった、憧れというのは恐ろしいもの…という所がしみた。とても実直そうに見えるかーじゅーさんに言われるとそうだねえとしみじみうなずいてしまうのです。ドラムも歩いている所がブラシとか、主人公の感情に乗せて激しくなるのがよかった。オーバーラップする所で鈴をチャリチャリと鳴らしたのがこわくてうまいと思った。またシンバルスタンドを人に見立てて倒してしまった所も演劇的な処理でうまかったですね。スクリプトもわかりやすくて、お芝居としてちゃんとできていたのですが、そんなに練習もしなかったとのこと。本当かよ。まさに恐るべしドラム劇場!という感じです。伝説を目の当たりにして感激の一夜でした。


2006年04月07日(金) solo week at GROOVE 3日目

GROOVEのイベントsolo week3日目。2日目は超ヘビイな残業のため見に行けず。今回はオーナーのがちゃぴんさんとピアノの川満睦(かわみつ まこと)さん、そしてなぜか私も参加でした。う〜んなんでだろう。ありがとうございますと言うしかないんだけど。けっこう前からお話を頂いていて、いろいろ考えていたのですが、やはり新しいバイトを初めたばかりで余裕が無く(ていうか根性が…)、いいものがお見せできなかったのが悔やまれました。うう、頑張ります。

と前置きさせて頂きました。お客さんも、宮城さんも奥間さんも来て頂いていたのですが…お耳汚し失礼!という感じ…最初の私の演奏は、いちおうドラムセットを組んでいたのですが、いつも使っている肝心の鳴りもの(小銅鑼など)を持ってくるのを忘れていて、予定が狂った。選曲も何度練習してもやはり歌がだめだめで録音して聴き直すたび凹む反動で、自虐的にいちばんやばい奴をやってました。ファンの方に殺されそうですが、susannna and the magical orchestrasweet devilをドラムの間の手を入れながら歌。(開演前にSidsel Endersenを流してもらってたのに救われたかもしれない…とこれもファンの方には殺されそうな…)

オリジナルは非常に美しい、清純派ボーカルゆえにエロい一曲だったのですが、私がやるとなんというかゆらゆら帝国のボーンズ、その認知症的な危険さのただよう空間に…ああ…終演後宮城さんに根本敬のネタと比べられてた(いちおう誉めて下さっていた)のですが、まさにそんな感じです…唯一の女の出演者なのに…ごめんなさい本当に。でもそれが自分ということなんだよなあ。できないものはできないというかことですか?がっくり。

で演奏しながらこれは、いろいろやっちゃだめだ(焦)と思い、僕は音楽を(つくらない)という詩の朗読の後はドラムを演奏しながらシンバルがよく鳴っているのでシンバルだけを演奏することにしました。自分のKジルコンスタンチノープルをひたすらロール、というかひたすらマレットで8分(BPM130くらい)で。芳垣安洋さんのインタビューで、グラウンドゼロのライブでシンバルロール全開20分で死んだ!っていうのあったな、本当に死ぬかな〜なんて考えながら、でもいちおうかなりの弱音から始め、アクセントをつけながら、片手だけ編み棒やブラシなどに持ち替えてサウンドの変化をつけながらやってみました。

思えば、あんまり全開でロール!って長くやったことなかったので、ここでやってみたのはよかったかもしれない。と言ってもさすがに非力な自分には数分もいかなかったと思いますが…弱強弱で全体で20分くらいやったのかなあ。このシンバルだからもったんじゃないかな〜。ありがとうコン様!という感じです。後でがちゃぴんさんにほめられたんですが、そこでほめてくれるのがちゃぴんさんだけだよ…本当にありがとう。でも自分でも感じていたのですが、倍音によってかなりおもしろい音が出ていたようですね。うなりのためにちょっとしたメロディのような変化が出ていたとのこと。

この日はどれもサウンドのこだわりのある落ち着いた演奏をされる方々なので、かなりいい音が聴ける日なのではないかと期待していました。2番手のがちゃぴんさんはウッドベースとエレベ&エフェクターの演奏。あとで話を聞くと、ジャズのスタンダードづくしの予定だったけど出てこなかった(!!)ということで、一番手の重さを感じました…すみません。

ウッベではオリジナルの月とボレロスマイル。この曲いいですね。エフェクターはほとんどディレイを使っての即興。久しぶりに聴きましたが本当に小さい音でミルキーなサウンドが特徴でしょうか。あんまりつくり込まない所がいいですね。虫とか生き物の声みたいで、文字どおり癒されてしまいました…半睡の至福の感覚。それにしてもいい音だったなあ。階上のスナックのカラオケの音とか(笑)、外の車やバイクの音も取り込んで不思議なサウンドスケープが生まれていましたね。

三番手の川満さんは前にソロのライブを一度だけ見たことがあるのですが、その時はシンセでサンプラーの人の声(横尾忠則のインタビューとか)を混ぜながらの演奏が印象に残っていました。ちょっと坂本龍一的なアンビエントな雰囲気でしたが、今回はピアノのみでやはりそういう感じを受けました。後で話に聞くと菊地雅章さんがとても好きだとのことでしたが、そこまでアブストラクトな感じでもなく、適度に間を開けた、残響の美しい演奏でした。リハではファンキーな曲ばかりやる予定だったのが、やはり他の出演者の兼ね合いで変わってしまったというのがおもしろかったです。Sidsel Endersen(というか共演のHerge Sten?)を気に入られていて、これいいね!と言われたのが嬉しかったです。

終演後は宮城さんごめんなさい…とか奥間さんCDRありがとうとか、ケイさんどうでした?とかそういう感じ。まったりChristian Wallmrodがかかっていて終わってまでも癒されまくりでした。しかしこの人やっぱりいいですね…アルバム集めたい。あとで聞いた所によると、2日目のケイさんも歌っていた(笑)とのこと。管楽器だと歌ってる間吹けないよなー。すごいチャレンジャー…というか、やぱりソロというと歌いたくなるものかなあと感じた次第。


2006年04月05日(水) solo week at GROOVE 初日

GROOVEのイベントsolo weekの初日でした。以前からこういう企画があると話はきいていたのですが、実際にライブを見たのは初めてです。オーナーのがちゃぴんさんによると、もともとは年末頃にやっていて、ミュージシャンのカキイレ時に入る前に自分のやりたいことの仕納めをするというものだったそうです(笑)。なるほどー。今回は時期的に新学期ということで書き初めというか、鳴らし初めみたいな感じなのでしょうか。

初日はピアノの香取光一郎さん、ギターの嘉手川テツさん、ドラムの島袋優さん。予定していたドラムの国場幸隆さんは事情により欠席。この企画に出ている方はプロ/アマ問わずすばらしい演奏家がセレクトされているのですが、この国場さんもすごくて、PONTA BOXでポンタさんのトラでコンサートに出たりする方なんですよ!島袋さんも県内随一のジャズドラマーなので、このお二人が共演(競演!!)というのがとても楽しみだったのですが、見られなくて残念でした。

と言いますか、この日見れたのは最後のすぐるさんだけ…しかも途中から…開演が21時とけっこう早めで、私のバイトの終わる時間が22時ということで、間に合うはずもなかった…そこで救われたのが、この企画をすべてビデオ撮りしていることでした。終わってからチェック魔(笑)のすぐるさんに便乗して撮ったものを見せてもらいました。ありがとうございます…お店のモニターが古いテレビで妙に雰囲気のある(秘蔵フィルムみたいな感じ)映像なのがよかった。香取さんは割と激しめのフリーだなと思ったのですが昔より音数減ったよね〜などと批評の言葉も飛び交ったりしているのがおもしろかった。

嘉手川さんはいつもジャズセッションでご一緒して、うまいな〜といつも感心させられるのですが、ソロもすごかったです。なんといっても選曲のマニアックさとアレンジ。ソロなんですが、ギターの方はよく音を重ねたりエフェクターを使ったりするので、その設定は事前に決めているようです。ビル・フリゼールがとてもお好きな方で、後で気付いたのですがTシャツの柄もフリゼールのアルバムのジャケでしたね!いいな〜私もそういうTシャツほしい…曲目は私はぜんぜん知らないものばかりだったのですが、やはりこだわりの選曲だったようです。

ビデオを見ながらご本人があーここで失敗したんだよなーとかここですごい焦ったとか言われてもわからない(笑)。けっこうエキゾチックな哀愁のあるメロディの曲が何曲かあってよかったです。すぐるさんもセッティング中の自分までチェックしながら見ていたのですが途中で電源切れ。ちょっとしか見れなかったのですが、やっぱりうまかった。教則ビデオになるよなーと思いながら見てました。全部即興だったらしいのですが、ドラムなので常に両手両足が動いている(しかもバラバラに)んですよねー。考えるとすごいと思います。ブラシや抑えた場面でもぬかりのない演奏でした。

ライブの後も、ビデオを見ながら前の企画の時の話で盛り上がったり、すぐるさんのバンドのボーカルの女の子が、もう歌いたくてたまらない!といった感じで片づけ中のすぐるさんとセッションしたりして(笑)、何と言うか音楽に満ちた空間で、とても楽しかったです。ソロライブというと、なかなか何をやっているのかわからなくて敷居が高い感じがする?のかもしれないですが、その反面なかなか見れないものでもあって、特にベースとかドラムとか、バンドで裏方っぽい所にあるパートの人のは特に見応えがありますよ。音楽の好きな方にはぜひ見て頂きたい企画だと思います。


2006年04月01日(土) 10年

今日はネットカフェで書き込み。東京では花見日和ですか?4月1日。家のトイレのカレンダーをよく見たら95年のだった。あの頃と同じ曜日なのだった。

ついたちではないけど、ある土曜日の午後に初めて某大学のジャズ研の部室を訪れたことを思い出した。くもりで寒くて、お腹がすいててさびしい午後。部屋で高橋さんっていう先輩(と言っても私より年下なんだけど)が冷たくしみるような冷酒のような(笑)ピアノを弾いてて、私はピアノをやろうかなと思ったんだけど、同じ楽器だとこの人とセッションできないなと思って(この方みたいにうまく弾けそうになかったし)、ピアノはやめる気持ちになったっけな。サックスの神原さんとも会った。後で一緒にやることになる同期の創さんとか太郎さんとか秋和さんにはまだ出会っていない。歌のたかえちゃんには数日前にオリエンテーションで遅刻した時に会っていた。あれから10年なんだ。

その5年前の4月1日は何曜日か覚えてないけど、やっぱり寒くてお腹がすいててさびしかったような気がする。この日じゃないと借りた部屋に入れなくて、その前日に上京した時は宿無しで、何かのつてで東大の駒場寮に寝泊りしたかな。でも暗くてかびくさいにおいだけの記憶で、何があったかは思い出せない。昼にやっと井の頭線で部屋まで行ったような気がする。谷崎潤一郎の小説の主人公と同じ名前だった美少女と一緒で、それこそまだ誰にも出会ってなかった。早稲田でチャンゴを教えてくれたり、雑誌をつくったりしたあの人たちとも、浅草でデートしたあの人とも。吉祥寺にもまだ行ったことがなかった。さかのぼっているのだから当たり前なんだけど、なんか不思議な気がする。今年の4月1日は、まだ誰に会ってないんだろう?


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