−美翔's Diary−


2014年05月31日(土)
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで

アメブロにてメンバー限定で書いていた、凛の病気の発症〜完治までの記事を纏めてみました。
子宮蓄膿症を調べている時に、凛と同じような症状で元気になったという事例が本当に少なくて…検索してすぐに出てくる記事の殆どが絶望的なものだったんよね。
手術しなければ死亡率は100%・術中の死亡率も高く、術後にも…。
…でも、亡くなった事例よりも遙かに少なかったけど、回復したコの事が書かれているブログや他の動物病院の獣医さんのブログを読ませて貰って希望を持つ事が出来たし、"凛もきっと大丈夫!"って自分に云い聞かせてたのん。
なので、美翔が書いたブログの内容も、不安な想いで情報を探している方にとって少しでも心の支えになる事が出来れば良いな…と思って。
飽く迄も、"凛の場合は"だから、何の参考にもならないかもだけど…。

凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで1
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで2
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで3
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで4
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで5

2014年05月30日(金)
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで5

前回の記事から暫く間が空いてしまったけど…、その後、凛は順調に回復。
21日(水)の診察でも経過は順調との診断を。
取り敢えず、何かあったらすぐに受診する事を前提として、1週間分のお薬を貰って様子を見る事に。

この数日後くらいには、1人でおトイレに行っておちっこやウンたんが出来る回数も増え、お水も自分の意思で飲みに行く事が多くなった。
歩き方も安定してきた感じ。

…で、21日(水)の受診から1週間後の28日(水)の診察で、獣医さんから"完治"の診断を頂きましたv

日を追うごとに出来る事が増えて回復しているのは目に見えていたけど、それでもネットで読んだ記事の中には術後数日は元気だったけれどその後…との事例もあったから、"もう大丈夫"との言葉を聞くまでは油断は出来なくて。…けど、これでもう一安心かな。
傷口も綺麗に塞がってきているので、シャンプーもOKとの許可を貰った…けど、もう1週間は様子を見てみるつもり。

これを書いている今…05月30日(金)、凛たんはすっかり元気になって以前と同じような生活に戻れてるよ+
ヘソ天で眠ったり、お水が飲みたい時は自分で飲みに行ってゴハンも自分で食べ(時々投げて遊ぶ)、おトイレでおちっこやウンたんが出来たら、"おちっこちたよ!ウンたんちたよ!撫でて!褒めて!"って走ってくるし、母にオヤツの催促(←オカンがオヤツを与える係/笑)も完璧、オヤツが貰えると分かると美翔のところに走ってきて、"おやちゅ!嬉ち♪嬉ち♪"と喜びのダンス(笑)、"撫でて"のポーズも復活。

毎日のように、顔を見る度に"元気になって良かったね、かちこかったもんね、凛たん"って声を掛けながら頬スリスリするものだから、本人は"もぉ鬱陶ちー!"と思ってるかも(笑)

まだ心の何処かで気に掛かるのか、ふとした時に様子を窺ってしまう自分も居るけど…。

根治に向けてご尽力下さった獣医さんには、感謝してもしきれない。

もしも此処に辿り着いてこの日記を見てしまったらご気分を害されると思うけど…
実を云うと、13日(火)に手術を受た日から先日まで疑心暗鬼になっている事があったのん。
物腰が丁寧で優しくて、患者?への接し方や雰囲気、無理を云っても融通を利いて下さる事から、本当に動物が好きで獣医さんになったんだろうな…って尊敬してるのに…。

早期発見が重要なのに、10日(土)の初見で病因が判らないものだったのかな、3日程度の期間であんな状態になるものなのかな…って。
でも獣医さんに失礼な話だし、自尊心を傷つけてしまうのではないか…と思うと直接訊ねるのが怖くて。
それで暫くモヤモヤしていたんだけど…此間、掛かりつけの獣医さんが休診日だったり、診察時間外だった時に何度かお世話になった事のある先生に相談したのよね。

そしたら…
・初見で判る場合もあれば判らない場合もある。
・最初に診察した時にはっきりと症状が現れていない状態ならば、自分も同じように薬を飲ませて内科的治療で様子を見る。
・個体によって多種多様だけれど、初見で症状が出ていなくてもこの病気は進行が早く、2〜3日程度でも膿が溜まりきって子宮が破裂してしまう事もある。
・症状が現れていない状態の時の事を、あとから"初見で判ったハズだ"と言い切ってしまう獣医の方が信用ならない。
・死亡率が高い病気なのに、緊急手術を引き受けて無事に成功させる事が出来る先生だから、信頼しても良いのでは。
…という内容だった。
その後、ネットで調べてみても↑の3つ目まで同じ事を書いている獣医さんや、同じ病気を患ったコの飼い主さんの記事を見つけて…それで心の中のモヤモヤが晴れた。

ルナの時から凄く良くしてくれている獣医さんなのに…今回も沢山お世話になったのに、疑ってごめんなさい。
自分のものを含め、個人情報を公開する勇気はないので病院名は伏せさせて頂くけれど…凛の命を救って下さって、本当に有難うございました…!
これからも宜しくお願い致しますv





子宮蓄膿症発症〜完治まで4へ

2014年05月19日(月)
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで4

2014年05月19日(月) 01時32分35秒

術後4日目・5日目の凛たん。

術後4日目の17日は…朝・昼・夜とフードをお口の奥に入れて飲み込ませて、合計で30粒食べてくれた。
お水もいつも通り飲んでくれて。
相変わらずフードは自分で食べてくれないんだけど(ぁぁ)、合間を見てオヤツを差し出すと喜んで食べてくれる。

その後、大きな前進があった。
この日までは、あんよにチカラが入らず…頑張って立ち上がろうとするんだけどストンと腰を落としてしまう状態で…おちっこも腹這いになったままの体勢でしてたんよね。
でも、本人に歩こうとする意思があるのは解るから、自力で立ち上がったらリハビリを兼ねて両手で下半身を支えてあげて凛が行きたい場所まで歩行を介助してたんだけど…トイレに辿り着いてもそれまでに体力が尽きてしゃがむ事が出来ずに…って感じで。
だけどこの日は、お昼過ぎにサポート無し(転びそうになった時の為に美翔も後ろをついて歩いてたけど)でおトイレに行って、しゃがんでおちっこをしたの!
そのあと、少し移動してお水の場所まで行って自分の意思でお水を飲む事も出来た♪

一旦、そんな感じで動けるようになったものだから一生懸命1人で立ち上がって、美翔の部屋ん中や隣の部屋のパトロールに行ったり、桜をクンクンしに行ったりも(笑)
ンマー…生まれたてのバンビちゃんみたいにプルプルしながら立ち上がってヨタヨタ歩く状態だから、転びやしないかとヒヤヒヤして目が離せないんだけどねーι

獣医さんには、"体力が回復すれば歩けるようになる"って聞いていたけど…快復を信じてはいるものの、もしかしたらこのまま歩けないのかな…なんて考えてしまう事もあって、ネットで寝たきりのわんこの介護の方法を色々と調べたりもしてたんよね。
まだ毎回完璧におトイレに行けるわけではないし、お水も決まった量を時間毎に飲ませなきゃいけないから介助が必要な状態である事に変わりはないけど、でも、歩く様子を見られた事で不安が少し和らいだかな。

そのあとは…凛の様子を見ながら、留置針が刺さっている部分に巻いてある包帯と、お腹の傷を保護している腹巻を避けて全身の被毛を短くカットしてあげた。
病気になってから腹這いの体勢でおちっこしてたから、いつもあんよの被毛が吸い取っちゃう感じで…。
具合が悪い間はちょっとした事でもストレスになるんじゃないかと思って、お尻周りとあんよをウェットティッシュで綺麗に拭いてあげる事が精一杯だったんだけど、あまりに長引くとかぶれたりするんじゃないかと思って。
ずっとお手入れ出来なかったから、身体全体の被毛も縺れてる部分が多くて皮膚にも負担が掛かるだろうしね。
まだ当面はシャンプーもしてあげられないし…。

短くカットした凛たんは、あれ?凛たんてばスムース・コートのチワワちゃんだっけ?な状態に(笑)
ちっちゃい身体が余計にちっちゃくなった…けど、本人もスッキリした!って表情に見えるよv
取り敢えず風邪を引いたら元も子もないので、春になってから仕舞い込んだ洋服をまた引っ張り出してきて着させてるのん。

体調的に随分ラクになったのかな…と窺える事も増えて来た。
最初の頃はうつ伏せ寝ばかりで、寝返りを打つのも儘ならない状態だったから床擦れしないように定期的に身体の向きを変えたりしてあげてたんだけど、あんよにチカラが戻りいつもの寝相の悪さもチラホラと(笑)
眠ってる時の呼吸の音に異変を感じる事も無く、"心配で仮眠も摂れない"という状況は脱したかな。

術後5日目、18日の朝。
いつもフードを食べさせる時に、ふやかして重湯状にしたものをスプーンで口許に運んで食べ具合を見てから、結局あまり食べてくれなくてお口の奥に固形フードを入れるんだけど、今朝はちょっと失敗して、ペペッと吐き出されちゃったんよね。
ところが…"あーあ、凛たん、ゴハン要なないの?食べたくないの?"って聞きながら、そのフードをお鼻に近付けてみたら…なんと、自分の意思でぱくっと♪
でもまたペッて吐き出して、すぐにお口に入れて…を繰り返してたけど、最終的には咀嚼して飲み込んでくれた!
続けざまにフードをもう1粒見せてみたら、今度は躊躇う事なく咀嚼してごっくん。
様子を見ながらまた1つ、また1つ…と与えてみると、朝だけで15粒も自分の意思で食べてくれたよ(*^^*)

んで、午前の診察時間になって病院へ。
この前の診察時よりもまた元気になったね、と看護婦さんが声を掛けてくれた。
綺麗にカットして貰ってサッパリしたねーってv

診察室に入って先ずは検温。平熱に戻っている事を確認、心臓も肺の音も正常、目の充血も治まってきているとの診断を貰って…もう点滴の必要はないとの事で留置針を外す事に。
緊急手術の時、左腕の皮膚を切開して直接血管に針を刺したとの事で、その傷跡やテープで留めてあった部分がかぶれて痛々しいけど…凛たんもこれで少しは動き易くなったんじゃないかな。
"一時は本当に危ない状態でしたが…奇跡的に、順調に回復しています"っていう獣医さんの言葉が嬉しかった。
"凛ちゃんの、生きようとする力が強かったんですね"って。
勿論、凛が小さな身体で一生懸命頑張ってくれたのもあるけど、先生の懸命な処置のお蔭で此処まで回復する事が出来たんだよね。
8年前に虹の橋を渡ったルナの時もそうだったけど、不安になって何度か電話で質問しても診察時間外でも親身になって話を聞いてくれた事で美翔自身も落ち着いて対処する事も出来た。
質問攻めや度々電話するものだから、先生にとってはさぞ迷惑な患者家族だろうと思うけd(ぁぁ)
うん。其処は大人として、感謝の言葉と謝罪もちゃんとしておいた(笑)

あとは、お腹の傷と腕の傷の消毒・お薬を塗布、其々の傷口を保護する腹巻やガーゼを替えて貰って…る最中に、命の恩人から必死で逃げようとする凛たん(笑)
困った状況だけども、それも元気が出て来たからこそなんだと思うと凛の身体を支えながらも嬉しくてついニヤニヤしてしまう(怪)

診察が終わったあとはお薬を貰って帰路に。次の診察日は21日。
まだ悪い菌が残ってる可能性もあるから、全部やっつける為に飲み薬はもう暫く続けなきゃいけないのよね。

帰宅後は、少し休ませてからお昼ゴハンを食べさせようと…また自分で食べてくれる事を期待して固形フードを見せてみたけど、プイッとされた(ガクリ)
ふやかしたフードもダメだったから、またお口の奥に入れて食べさせて。
お水を飲ませる時間の間隔は少し長めにしても大丈夫になったのと、おちっこも毎回ではないけど何回かおトイレに行って出来るようになったからシートを換えたりあんよを拭き拭きする頻度も減って、美翔も少しラクになった。

また、"ウンたんちたよ!おちっこちたよ!褒めて!撫でて!"って嬉しそうに走って来てくれる日が待ち遠しいな。

夜ゴハンは4粒自分で食べてくれたかな。残りはまたプイッとされ…orz
"厭だって云ったら厭なの!"とウチのコってば結構強情なもので、フードを口許に持っていくと右を向いたり左を向いたり上を向いてみたり…挙句の果てには顔を伏せて隠すw
暫く攻防が続いたけどダメそうなので、またお口の奥に入れて飲み込ませたよ…(遠い眼)

まァこれも、元気が出て来た証拠よね。
一時は本当にチカラがない状態で、されるがままだったんだもん。

さて、もう少ししたらお水飲ませなきゃだし、それまで寝顔眺めてニヤニヤしたりクンクンしますかv(やめれ)

子宮蓄膿症発症〜完治まで5へ
子宮蓄膿症発症〜完治まで3へ

2014年05月16日(金)
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで3

2014年05月16日(金) 22時18分32秒

此処最近の凛たん。

14日病院から帰宅後、少し浅いような感じの事もあったけど、ある程度呼吸の音は落ち着いてきた感じだった。
決まった分量のお水をちゃんと時間毎に飲んでくれて、おちっこも良い感じに出てる。

でも、深夜(明けて15日)の2時頃、少し呼吸が不安定な気がして…楔茄と繋いでたSkypeを切らせて貰って。
暫く様子を見てたんだけど…どうも、寝かせてた場所がストレスだったのかな。
桜がじゃれに来たり踏んづけたりしないように最初はケージで寝かせる事も考えたんだけど、あんよが思い通りに動かない今の状態だと柵の間に挟まったりして危険かな?と思って…段ボールをちょうど良さげなサイズにカットしたりテープで貼って組み立てて、中に電気毛布とシートを敷いて凛たんの陣地(笑)を作ってたんよね。
…けど、赤ちゃんがズリバイするみたいにバタバタとててとあんよを動かして、段ボールの淵に顎を乗せようとしたり外に出ようとしたり…。その所為で呼吸が上がってるんじゃないかな、と。

取り敢えず桜の様子を見つつ、いつでも美翔が庇える状態で陣地から出して電気毛布の上にトイレシーツを敷いて寝かせてみたら、其処からはバタバタしなくなって呼吸の音も落ち着いたみたい。
凛の目線からだと段ボールの塀に視界を覆われていて、自分が何処に居るのか解らない状態が不安だったのかも。

…で、15日の朝になって、獣医さんに教えて貰ったようにフードを1粒お口の奥に入れてゴックンさせて、様子を見てまた1つ…また1つ、という具合に3つ飲み込ませた。
時間を決めて、15日は全部で27個も食べてくれた。お水もお薬もしっかり飲んでくれて、勿論嘔吐なし♪

深夜(明けて16日)の1時半頃、お水を飲ませたあとまだ物足りなさそうな感じだったんだけど、お水はもう要らないって感じだったから重湯状にしたフードをスプーンで掬って目の前に差し出してみたら、1粒分くらいペロペロと舐めてくれた。
それで満足したのか、再び就寝。
そのあとは時間毎にお水を飲ませて…16日の朝5時半頃、重湯状にしたフードを2つ分くらい与えて。
7時頃、お薬を飲ませる前にも1粒分くらいは食べてくれたかな。
それだけだと足りないだろうから、固形のフードをまたお口の奥へ。朝はトータルで10粒食べてくれた。

一昨日よりも昨日、昨日よりも今日、と少しずつ良くなってくれているような気がする。
部屋の中をキョロキョロ見回したり美翔を目で追ったり、ズリバイして移動しようとしたり。
それだけじゃなくて…話し掛けながらお水を飲ませてたら美翔の顔に鼻先を近付けてくるから、"どちたん?ちゅーしゅるの?"って聞いたら、ちゅvって。しかも何回も(笑)
元気な頃は毎日当たり前の事だったのに、病気になってからは出来なかったから嬉しくて愛おしくて仕方がなくて。
ぎゅーッと抱き締めたい衝動をグッと堪えてお水を飲ませ終え、午前の診察時刻までにはまだ時間があるなー…と、凛たんに添い寝してたらいつの間にか寝落ちてたι(ぁぁ)

目が覚めて取り敢えず吃驚して慌てて準備、凛たんにお水を飲ませて予定よりも1時間半ほど遅れて獣医さんへ。
病院のドアを開けた瞬間、看護婦さんに、"あら、凛ちゃんお顔に元気が出て来たね"って声を掛けられた(*^^*)

診察室へ入り…色々と診察して貰って、"だいぶ元気が出て来ましたね、自宅に連れ帰る前よりも良くなっていますよ"って獣医さんから嬉しい言葉が♪
お水もフードも吐かずに食べられているようですし、今の時点では点滴はもう必要ないですね。
あとは飲み薬で様子を見て、日曜日の診察で様子が落ち着いているようでしたら留置針を外しましょう、フードはもう小分けにしなくても1回につき10粒ほど様子を見つつ与えて下さい、と。
まだ菌の問題があるから安心するのはまだ早いけど、一時はもうダメなのかな…とさえ思った凛たんが、此処まで回復してくれた。諦めなくて本当に良かった…!

あんよに力が入らず立てない事、ウンたんが出ない(この時点では)など、まだまだ心配事があるから相談して…あんよは、骨や関節、筋肉に異常は見当たらないから体力が回復すると立てるようになるでしょう、
ウンたんは今まで殆どフードを食べられなかったからある程度食べられるようになったら出る、とのこと。
この話をしてた時に、診察台の上で"また何か痛い事ちゅるの?"みたいな感じで一瞬立ち上がって踏ん張り、ちょっとだけ美翔のところまで歩いたのん(笑)
すぐにチカラが抜けてしまったど…でも、先生の言葉通り体力が回復するまで焦らずに、凛たんのペースに任せて様子を見るしかないよね。

診察が終わって…帰宅後にお水を飲ませて、兎に角"食べる事が大事"だから食べそうならオヤツも大丈夫との事だったので、ささみのオヤツを小さくカットして見せてみたら"ちゃちゃみ待ち遠ちかった〜!"みたいにめっちゃ美味しそうに食べてくれた(笑)
ゴハン食べるのは厭そうなのに、何でオヤツはそんな嬉しそうに食べんの?って、思わずツッ込んだわ。
まァ、食欲が出てきてくれたって事で良しとしよう、うん(笑)

凛たんが眠ってからはぁ、ユカと楔茄に電話を掛けて凛の様子を報告。…してたら、楔茄と話してる最中に目を覚ました凛が寝たままの体勢でウンたんをプリッと!
おトイレじゃないところだったからちょっと申し訳なさそうな表情をしてたけど、そんなん気にせんでも良いのよー!

6日振りに出たウンたんは、ちょっと軟便で色も一部は暗緑色だったけど…殆どの部分がちゃんとウンたんの色で安心した。
このまま、健康なウンたんが出るようになりますように☆゛

そんな感じで、あとは先生の指示通りに過ごして…今は穏やかに眠ってる。
寝息も元気な時と同じように、すぴーって聞こえてるよ(笑)
時々パッと目を覚まして辺りをキョロキョロ見回したりもするけど、状況を把握出来たら安心してまた眠るって感じ。

凛と桜の匂いをクンクン(笑)しつつ、もう少ししたら美翔も仮眠しようかな☆゛

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子宮蓄膿症発症〜完治まで2へ

2014年05月14日(水)
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで2

2014年05月14日(水) 23時03分06秒

手術翌日。
朝、獣医さんが電話で凛の様子を報告してくれた。
"凛ちゃんの様子ですが、お水を口に含ませると吐き出さずに飲みましたよ"と。
本当に、嬉しかった。

午前の診察時間に、凛に逢いに病院へ。
昨日よりも意識がはっきりしていて、ほんの少し上体を動かす頻度が増えていた。
呼吸音も、幾分か落ち着いて来たような気もする。
あと、両のててとあんよに力を入れて立ち上がろうとしてるんだけど、上手く踏ん張る事が出来なくて…バタバタと動かしてみたり。
獣医さん曰く、ずっと食欲が無かった為に栄養不足で体力が劇的に落ちているから、力が入らないんだろうと…。その栄養を点滴で補っていると。
今日になってお水を口に含ませたら吐かずにちゃんと飲んでいる、あとは数日中に体力が回復して、身体に残っている菌を排除出来れば…という話だった。

暫く凛に声を掛けつつ撫でながら、様子を見たあとお昼前に一旦帰宅。

午後の診療時間17時を過ぎてから、もう1度凛に逢いに。
午前中に様子を見に来た時よりも、上体やててとあんよを一生懸命に動かしていた。

…で、凛の様子を見てる時に先生が、
"凛ちゃん、まだ自力では食べる事が出来ませんが、流動食を舌につけてあげるとちゃんとペロペロしますし、栄養価の高いフードをお口の奥に入れてあげると飲み込んでいますよ"
"暫く様子を見ていても吐き戻す様子もないので"…と云いながら、目の前でフードの粒を口の奥に入れる様子を見せてくれた。
凛はちゃんとフードをゴックンして、お口をペロペロ。
"まだ安心は出来ませんが、このまま食べてくれるようであれば胃と腸から栄養を吸収出来るので体力の回復にも繋がります"…とのこと。

…で、"どうですか、この様子だと急変する事もないでしょうし、一旦自宅に連れ帰って様子を見てみますか…?勿論、このまま入院でも問題はありませんが…"と、思ってもみなかった言葉が。
"点滴は明日1日受けなくても大丈夫なように処置をしてありますから"と。

嬉しかったのと同時に…正直、不安もあった。自宅に連れて帰ったところで万が一、急変したら…と。
でも、明日は休診日で丸1日逢いに来れないし、逢えない間に何かあったら…もしもの時は傍についていてあげたい。
それに、凛もおうちに帰りたいんじゃないかな…って。

決まった時間毎に決まった量のお水を飲ませる事・今日はフードを充分食べさせてあるので無理に与えなくて良い・お薬も投与済み等々のお話を含め、自宅で出来るケアを教えて頂いて。
"もしも何かあったら電話を"との言葉も頂けたので、意を決して連れて帰る事にした。

明日1日自宅で様子を見て、明後日連れて行って診察をして貰って、容態が安定していれば通院治療、そうでなければもう1度入院…という事になった。

今、凛たんは美翔の隣で眠ってる。
目が覚めたら凛と桜の寝息や呼吸のリズムを確認するのがいつもの日課だったけど…凛の寝息が聞こえる事、お腹が動いている事が、こんなにも嬉しくて幸せな事だったなんて。

細くて小さな腕に留置針が刺さったままなのが痛々しいけど、寝息も、呼吸の音も、呼吸のリズムに合わせて動くお腹も、今のところ落ち着いている感じ。
トイレに行けないから、身体の下に敷いてあるシートにそのままだけど…おちっこもちゃんと出てる。
お水もね、帰宅後数時間は針の無い注射器で口に注入してたんだけど、自分で飲みたい素振りを見せたからスプーンで掬って目の前に出してみたら…ペロペロと飲んでくれた。

小さな小さな身体で、一生懸命"生きよう"と頑張ってくれている。
うん。美翔も看病頑張るぞー!

おうちに帰って来た事が、凛たんの身体にとって良い方向に進むといいな☆゛

子宮蓄膿症発症〜完治まで3へ
子宮蓄膿症発症〜完治まで1へ

2014年05月13日(火)
凛:子宮蓄膿症発症〜完治まで1

2014年05月13日(火) 12時25分21秒

10日(土)のお昼前に目が覚めたら、凛の様子がいつもと違う事に気付いた。
元気がなく、トイレの付近で腹這いの状態で動かない。
美翔が眠っている間に排泄したのか、トイレには今までに見た事のない真っ黒…ティッシュで拭き取って見ると暗緑色の軟便があった。
例えるなら、海苔の佃煮のような感じ。(食べ物に例えてしまってごめんなさい/深謝)

抱き上げてみるとお尻周りが便で汚れ、陰部から腹部のあたりが濡れていた。
真っ先に浮かんだのが、子宮系の病気。
患うと陰部から膿が流れ出てくるという知識はあったから…。

慌てて掛かり付けの獣医さんに電話。
診察時間外だったのに応対して下さって、症状を細かく説明するとすぐに連れて来て下さいと。

病院に到着後すぐに診察開始。
貧血も目の充血もなく、心臓や肺・お腹の音にも異常はなかったけれど、熱が少し高いと…。
陰部から腹部あたりが濡れていたのは膿ではなく尿だった。
凛たん、きっと具合が悪くてもトイレに行こうと頑張ったのに間に合わんくて途中でへたり込んじゃってそのまま出てしまったんだろうね…。

レントゲンでの検査でも、胃と腸に何も入っていない状態ではあるけど、心臓や肺・その他の上部の臓器に異常は見当たらない…ただ、下腹部の画像を診ている時に、腸・子宮が炎症を起こしている可能性はあるとの事だった。
…取り敢えずこの日は、3日分の抗生剤を処方して頂いて帰宅。

そして今朝(13日)までずっと様子を見ていたんだけど…日に日に体力が落ちてきていて、トイレに行こうとしているんだけど途中でチカラが尽きてしまって…という状態。
そして、今日の夜中からは腹部が張っているような感じに。
フードを重湯状にしたものをスプーンで与えてはいたものの殆ど何も食べていないのに、この腹部の張り具合はおかしいと思った。
今朝はもう自力では起き上がれなくなり、朝一で獣医さんに電話を掛けてすぐにタクシーを呼んで病院へ。
着く頃にはもう、殆ど意識が無かったんじゃないかな…。

診察の結果、子宮の中に膿が溜まっている状態、緊急手術が必要とのこと。
説明を受け選択を求められる中で、色々な思いが頭の中で巡って涙が止まらなくなって…。

声が震えて上手く言葉になっていたのか覚えていないけど、"手術を受ける事がこの子にとって良い方法なのか"・"手術を受ける事で長く苦しい思いをさせてしまう可能性は…"と、獣医さんに聞いた。
少しでも長く一緒に居たいという想いはあるけど、治る見込みのない状態で苦しい時間を延ばすだけの手術は…という想いもあったのかもしれない。

獣医さんの言葉は…
手術をしても助かる可能性は五分五分で、凛の体力次第だということ。
でも、手術して取り除かなければ子宮に膿が溜まり続け、長く苦しませてしまうということ。
もしかしたら術中に…という事態も起こり得るということ。

正しい選択なのかは解らないけど…でも、五分五分でも少しでも助かる可能性があるなら縋りたい、凛を苦しませている原因を早く取り除いてあげたい…と、手術をお願いした。
手術中、病院では待てないから美翔は一旦帰宅。…父と弟、そして先代の愛犬ルナの遺影の前で手を合わせて、手術の成功を願った。

…もう、手術が始まってる頃かな。

いつも美翔にべったりの甘えんぼの凛たん…独りで不安な思いをしてるよね。
帰って来たらいっぱいいっぱいイイコイイコしてあげるから、頑張って。
お願いだから、1人きりで逝かないで。

るぅたん、どうか凛を守って。まだそっちに連れて行かないで…。

【05月30日(金)追記】
子宮蓄膿症の症例として、獣医さんの説明やネットで調べた情報では、主に食欲の低下・多飲・多尿・嘔吐…それから、膿(悪臭のある液体)が陰部から排出される事で早期発見に繋がるとの事だったんだけども、凛の場合はどれも当て嵌まらなかった。

敢えて云うなら"食欲不振"…なのかな。
でも、凛は元々食の細い方で沢山食べるコではないし、05月09日まではオヤツの催促もしてたくらいだったから、食べる量は普段と変わりが無かった。
"陰部から膿が排出される"という症状も、凛の様子がおかしいと気付いた時にもしかして…というのはあったけど、それは違ったし…。
子宮蓄膿症には解放性と閉塞性があるとの事で、凛の場合は後者だった為に早く気付いてあげられなかったのよね…。

しかも、この病気は若い頃に避妊手術を受けさせていれば未然に防ぐ事の出来た病気。
言い訳や後悔の念を今更綴っても仕方がないけれど…当時、避妊手術の事は凄く悩んだのよね。
本来あるべきもの・健康な状態のものを取っても良いものか…しかも、凛の場合は当時の体重1.2kg程度の超小型犬だから、手術の際に使う麻酔で身体へのリスクが大きい、と。
それが怖くて、あの時の美翔は避妊手術を受けさせない事を選んでしまった。

結果、9歳を目前にしてこんなに苦しい思いをさせてしまって…凛たん、ごめんね…。


2014年05月13日(火) 21時10分09秒

16時過ぎ、手術が終わったとの連絡が入った。

面会は診察時間内ならいつでも大丈夫との事だったので、午後の診察開始時刻の17時を過ぎてから凛に逢いに。
容態は…麻酔が残っている所為か、意識が朦朧としてぼんやりとしている状態。
呼吸も苦しそうな…だけど、手術前に比べて少しだけラクになったのかな、というような呼吸の音だった。

横たわる凛に、"凛たん頑張ったね、かちこいこね、イイコイイコ"って撫でて…
手術が終わるまでは、もしかしたら…っていう不安があったから、凛の温もりをまた感じられた事や呼吸の音が聞けた事が本当に嬉しかった。
状況は前後するけど、獣医さんに感謝の気持ちを精一杯伝えて…。
美翔、涙と鼻水まみれで汚い顔だっただろうな(ぉぅ)

凛は、美翔の呼び掛けに大きな反応はなかったけど、可愛い目はしっかり開いていて瞬きも繰り返し、美翔が来ているのは理解出来ているような感じだったかな。
時々両方のあんよを動かして、体勢を変えようとしたりもしていた。

手術後の報告の電話でも説明を受けてたんだけど、もう1度獣医さんからお話を聞いて…
開腹してみると子宮が破れていて、膿がお腹の中に漏れ出していたとのこと。摘出した子宮も見せて頂いた。

処置は、膿で汚染された腹腔内を綺麗に洗浄、暫く抗生剤と栄養の点滴で様子を見るとのこと…。

出来る限りの事はしたけれど、もしも菌が全身や脳に回ってしまっていたら植物状態になる可能性があると…
この数日中が山で容態が回復しなければこのまま治療を続けるのか或いは…を選択しなければならない日が来ること、
腹腔内に膿が漏れ出していた場合の死亡率がとても高く、元気になる可能性はやはり五分五分、あとは凛の生命力を信じるしかないとのことだった。

帰り際にね、"明日も逢いに来るからね"って云って、凛の傍を離れて面会の部屋を出る直前に振り向いてみたら…凛が頭を持ち上げて美翔の方を見てたのん。
声を掛けながら撫でていた時は反応が無かったのに。

凛たん、傍についててあげられなくてごめんね…知らない場所に独りきりで不安だよね。
お姉ちゃんも凛が傍に居なくて寂しいよ…。でも、回復を信じて、また抱っこ出来るのを待ってるよ…。

ユカ、楔茄、心配してくれてあんがとね。
2人の言葉に励まされたし、抑え込んでた気持ちも解放出来たよ。
泣きごとをいっぱい云ってごめんね。

【05月30日(金)追記】
面会から帰宅後やこのブログを書いたあともネットで色々と調べてみたら…獣医さんの説明通り、膿が腹腔内に漏れ出していた場合、手術しなければ死亡率は100%・術中の死亡率も高く、術後にも…という記事がたくさん出て来て、やっぱり不安になった。
快復を信じたい気持ちと不安な気持ちが交互にやって来て、睡眠もちゃんと摂れていないのもあって…もう、精神状態がね…。
…でも、亡くなった事例よりも遙かに少なかったけど、助かったコの事が書かれているブログや他の動物病院の獣医さんのブログを読んで、"凛もきっと大丈夫!"って自分に云い聞かせてたよ。
だからこの記事も、不安な想いで情報を探している方にとって、少しでも心の支えになる事が出来れば良いな…。

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