読書記録

2026年04月29日(水) ケチる貴方 / 石田 夏穂


 主人公・佐藤は極度の冷え性だが、その見た目のため、同僚にバレないように暖をとって生活していた。しかし新人社員の教育担当になった途端、身体が火照りはじめたのだ。
「ドケチ」な自分が「珍しく寛容を発揮したとき」にあると気づくや、仕事上でこつこつ積み上げてきたあらゆるノウハウを新人たちに開示し、業務外の雑事もすすんで引き受けるようになる。これは「新たな温活」だ。


 その周囲、五十八センチ
主人公の「私」は痩身願望に取り憑かれて脂肪吸引にのめり込んでいる。
脂肪吸引が私にもたらしたもの、私が脂肪吸引に捧げたもの、それらはあまりに壮大すぎて、私はそれらをおいそれと投げ出すことはしないし、とてもできやしないのだ。



2026年04月24日(金) 嘘と隣人 / 芦沢 央



内 容紹介
リタイアした元刑事の平穏な日常に降りかかる事件の数々。身近な人間の悪意が白日の下に晒された時、捜査権限を失った男・平良正太郎は、事件の向こうに何を見るのか? 
連作ミステリ



生きていく上での保身のためのちょっとした嘘


正太郎は退職するとき、これでもう他人のトラブルには関わらなくてもいいのだとホッとした
自分は、きちんと定められた区切りまで勤め上げた。決して順風な刑事人生ではなく、最後まで出世とも程遠かったが、ともかくやるべきことはやりきったのだ、と。
だが結局、退職してからも何度も刑事の真似事めいたことを繰り返している。











2026年04月17日(金) 認知症と仏教 / 吉水 秀樹


内容紹介 どうすれば幸せな、充実した人生を送れるか。大勢のひとたちの老いと死を長年見てきた安養寺住職が、お釈迦さまの教えの観点から、認知症と老いの問題を取りあげ、良い「生き方」「老い方」「死に方」を説く。



 執着と依存

ほんとうの幸福は、すべての執着を捨てること
二種類の依存がある。物理的な依存と精神的な依存
物理的な依存はしかたないが、精神的依存は要注意


深く自分のありのままに覚めて、【今、ここ】に生き、「私は知らない」という安らぎの世界を育てる。その結果、脳の使われていない部分が活動しはじめ、認知症が防げる可能性がある





2026年04月12日(日) 首の鎖 / 宮西 真冬

 人生のすべてを祖母と母の介護に捧げてきた勝村瞳子は、四十歳目前にして未来が見えない。

 妻の束縛ルールと執拗なDVに悩む丹羽顕は、母に認知症の疑いがあることを知り、愕然となる。
そして、心療内科で出会った二人は次第に心を通わせていく。

だがそんな折、顕は咄嗟に妻を殺してしまう。
自首する前に瞳子に電話した顕は駆けつけてくれた瞳子と妻の遺体を遺棄して埋めた。

結局は介護を瞳子一人に背負わせてしまったゆえのこと。
介護ブザーが首の鎖だったわけだ。

絆と思っていたものは、ただの鎖だった。ー首に巻きついたそれは、時が流れるとともに重くなっていき、いつか息の根を止めるだろう。








2026年04月07日(火) 後宮小説 / 酒見 賢一


 時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめになる


 ファンタジーノベル

 タイトルには小説となっているが、物語風にはなっていなくて随所に作者の感想や説明が入る

 中国の歴史ドラマもたくさん見ているから内容もすんなり理解できて面白かった



2026年04月02日(木) 失われた貌 / 櫻田 智也



 作品情報
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。



 顔を潰された死体は少年の父親ではなかったけれど、

この物語はそのうち映画館されるような気がする
読むよりも画像の方が面白いかも、まぁキャスト次第かな


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fuu [MAIL]