読書記録

2026年03月28日(土) BUTTER / 柚木 麻子


 男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に〈あること〉を命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。


 この物語の主軸はタイトルにもあるバター。バターはふつう料理を支える脇役として扱われる。ところがこの物語では、それが味覚の中心に置かれる。しかも単なる美食の演出ではない。濃厚さ、舌触り、熱で溶けていく変化までが、人物の欲望や心の揺らぎに接続されている。食べ物の描写が、そのまま人間の内面や事件の不穏さを語りはじめる。私のようにバターとマーガリンの区別も知らずに育ってきた人間はバター醤油ご飯もたべたことがないのだ。



















2026年03月14日(土) ヘヴン / 川上 未映子



〈わたしたちは仲間です〉——十四歳のある日、同級生からの苛いじめに耐える〈僕〉は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育はぐくんだ密やかで無垢むくな関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。

 
 読みやすい物語だったけれど、最後というか終わり方が不完全燃焼

僕とコジマがいじめてる連中から二人のセックスを強要されて、コジマが裸になって通りすがりの大人に見つかってからどうなった?
あれからコジマにあえてないというし、いじめてた二ノ宮や百瀬はどうなった?
義母にいじめられてた現実を話したというけれど、ソレでどうなった?

まぁ、斜視の手術が出来たことはよかったな






2026年03月08日(日) 逃亡者は北へ向かう / 柚月 裕子


 東北大震災直後に殺人を犯してしまった真柴亮は、一通の手紙を手に北へ向かう途中、家族とはぐれた子供と出会う。
 一方、刑事の陣内康介は、津波で娘を失い妻との距離を感じながらも仕事ゆえに真柴を追う。

 両親と妻を津波で失った村木の、はぐれた息子を捜す姿に目頭を熱くした。

 それにしても 正当防衛とも言えるような状況で連続殺人犯になってしまった真柴亮の哀れなことよ。
本来は寡黙だけれど心優しい青年なのに。



2026年03月04日(水) 熟柿 / 佐藤 正午


 大叔母の葬儀の夜 轢き逃げした罪に問われ、裁判中に息子、拓を出産した市木かおり。出所後、前科者が母親では子供のためにならないと面会に来なかった夫から離婚を言われる。
 だが息子の顔見たさに園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、西へ西へと各地を流れていく。


 熟柿とは
 熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時期を待つ
無理強いしない、待ちの時間が必要なときもあるのではないか



2026年03月01日(日) ・・・・・(腸炎)

  
  2月25日から28日の三泊四日の入院
 
  脂汗がでる突然の腹痛

S字結腸憩室炎の疑い
自分では水分をとっているつもりでいたし、下痢もしていないのに脱水症状
風邪で寝込んだこともないのに37・9度
緊急入院して丸一日半食べずに点滴
そして、初体験の大腸カメラ
ポリープを5つ取った
腸壁に ただれもあって 虚血性腸炎という診断


変形性膝関節症で両膝人工関節に至る過程で トラムセットの鎮痛剤を飲むようになってから、副作用の便秘になった
慢性の便秘が引き起こした疾患

母は潰瘍性大腸炎
弟が大腸がんで死んでる
まぁ、そういう家系なんだろう




昨日、母の退院後初の検診があり、大腸ポリープは非腫瘍だったんだけど、マスクは任意の病院でマスクをする母に腹が立つ。
しかも上下逆さま、裏表逆、顎マスク。
あれだけ父の面会制限で苦しんだのに、まだ便座より汚い雑貨品信仰をしている。
形だけでもしておかないと周りに目を付けられるからと。











 < 過去  INDEX  


fuu [MAIL]