読書記録

2022年06月26日(日) 書店員と二つの罪 / 碧野 圭



 書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本があるのを知って驚く。それは、女子中学生が惨殺され、通っている中学に放置された事件で、正和の同級生の友人が起こしたものだった。しかも正和は、犯人の共犯と疑われて、無実が証明された後も、いわれなき中傷を受けたことがあった。
書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を感じた……。



鈍くて二つの罪が分からない?
二人・・・死んだから?



2022年06月18日(土) もちろん リビングウィル は 書いてます




2022年06月15日(水) これで暮らす / 群 ようこ


「小説野性時代」に連載されたエッセイを単行本化したもの。

毎日の暮らしの中で使う道具へのこだわりや、著者が考える環境問題など。

コレを読んでたら私など 本当になまぐさというか
ほとんどこだわりのない暮らしをしてるなぁと思う。

貧乏症というだけの理由ではないように思うが。。。

やはり毛糸というか編み物のことを書いたのはいいなぁ。



2022年06月11日(土) いつまでも親がいる / 島田 裕巳


 超長寿時代の・親子論


タイトルに惹かれて借りたけれど全くの肩すかし。

人生100年とかいわれて超長寿時代の過剰医療とか、苦しめるための延命治療についてとか期待したのだが、そういうのには一行も触れていなかった。

著者の専門の宗教学はふんだんに語られていたが、私の期待した内容ではなかった、残念!!


でも 社会人向けの公開講座のような感じで読んだ。



2022年06月05日(日) どうしても生きてる / 朝井 リョウ

 

  短編6つ


健やかな論理

流転

七分二十四秒めへ

風が吹いたとて  

そんなの痛いに決まってる




初めの3作は若い人が主人公というより 派遣社員とかアニメ作家とかライブハウスとかアニメ作家とか 私の偏見による苦手な人たち

後半の

風がふいたとて
  これは会社員の夫と二人の子供がいるパート勤めの主婦がモチーフ

そんなの痛いに決まってる
  若い会社員
  少しずつ妻との格差を感じてきた
  優しい上司も 辛いんだ


  双子で育ったはずなのに 
  女というだけでいつのまにか損なくじばかり引かされてきた





女性が女性として生きること。
この時代に非正規雇用者として働くこと。
結婚しない人生。
子供を持たない人生。
平均年収の低下、社会保障制度の崩壊、介護問題、十年後になくなる職業、
健康に長生きするための食事の摂り方、貧困格差ジェンダー。
生きづらさ生きづらさ生きづらさ。
毎日どこに目を向けても、何かしらの情報が目に入る。
生き抜くために大切なこと、必要な知識、今から備えておくべきたくさんのもの。
それらに触れるたび、生きていくことを諦めろ、そう言われている気持ちになる。



みんなギリギリところで必死に生きてるんだ。


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