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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2006年04月30日(日) 楽しみのち苦しみ

毎日を生きていれば、嬉しさ、悲しみや辛さを感じる事が沢山あります。その中で、大まかに分けると、世の中には三つの感覚があると言われています。
上記の嬉しい事を含め、楽しみ、喜び等の「楽の感覚」。辛さ、悲しみ、不安、嫉妬、切なさ等の「苦の感覚」。最後の一つは、どちらの状態でもない、「不苦不楽の感覚」です。

なるべく苦の感覚を離れたいのは誰もが思う事です。一方の楽の感覚について、毎日を楽しく生きる事は大切ですが、時と場合においては、楽が苦に変わってしまう恐れもございます。
以前、「05年10月2日 毒の入った蜜」という便りにおいて、不倫や浮気などの一時的な楽しみの後に、とても辛く苦しい状況に陥ってしまう面をお伝え致しました。それと同じように、楽(快楽)に溺れてしまう事を注意しなければいけない面がございます。

よくご相談を頂く事は、恋人と別れてしまったり、片思いよる悩みをお伝え頂きますが、相手に依存したり楽しみを求め過ぎると、後々に苦の感覚に襲われてしまいます。
特異な例ではございますが・・・。以前、「孤独で死んでしまいそう・・・」というご相談を頂いた事がございました。彼女は学生、社会人時代とても人気があり、周りにはいつも人が集まって楽しい日々を過ごされていました。しかし結婚をされて家に入ると、ご主人様の帰りが遅い時も多く、一人でいる時間が長い状況に孤独を感じ、その反動の大きさに苦しみを感じてしまう事もしばしばでした。

後者の女性については、何とも言い難い面もございますが、その後ご自身の目標を見つけ、気持ちを切り替える事によって、孤独という苦しみから抜け出すことが出来ました。

では、不苦不楽の感覚とはどのような物なのか・・・。簡単にわかりやすく言うならば、全ての存在は生まれては滅び、変化をして行く中にあるから、気を付けて臨む事。
人生の中で恋をしたり、友達と遊ぶ。美味しい物を食べてお酒を飲んだり、ショッピングをしたりという楽しみはもちろん大切ですが、そのような事はいつもある訳ではないから、心がとらわれたり、のめり込んでしまわないように、正しい見解と心を持ちましょう。という事となります。

美味しい物を食べ過ぎれば、太ってしまう事がわかっているように、日々の生活においても、恋に盲目になったり、お金を使い過ぎれば苦しくなってしまう事に目を向けて頂きたい。
晴れのち雨ではないですが、楽しみのち苦しみ・・・になってしまう事が無いよう、いつでも冷静に、気持ちを落ち着かせて物事に臨んで下されば幸いです。


2006年04月23日(日) 木の芯を得る

自分の願いを叶える為。目標や夢に向かって頑張っている途中で、前に進んでいる事が実感出来たり、喜びを感じる出来事が巡ってくる流れが多くございます。

元カノとの復縁を目指している中、久し振りにバッタリと街中で会ったり、片思いをしている意中の男性から食事に誘われた。仕事において結果が出始め、責任のある大きな仕事を任されつつあったり、一生懸命に英語を勉強し、予定よりも早い段階でステップアップされるなど、その過程は人それぞれです。

そんな喜びの声を頂く事は、私にとっても本当に嬉しい事でございます。ただ、最終的な目標や願いにまだ到達できておらず、そこで満足してしまう傾向に人間の弱さが潜んでおり、心がおごって頑張りのスピードが遅くなってしまう・・・。
例えて言うならば、木の葉や枝を手にして、木の芯を得たと感じてしまうような危うさ、良い流れがあるからこそ、逆にとても勿体無い部分がございます。


ある一人の女性は、元彼との復縁を願っていました。しかし別れた際にしつこくしてしまった結果、メールや着信を拒否され、全く連絡が取れない状況となってしまいました。
それでも、何とかして願いを叶えたいとご相談を頂き、念珠と祈祷の力を信じて自分を磨かれ、しつこくしてしまった自分を変えようと一生懸命に頑張っていました。

そんなある日、元彼から久し振りに「元気かい?」という、メールが届きました。彼女は彼からの連絡はもちろん、自分の頑張りが間違っていなかった事に非常に喜ばれ、とても良い流れの中にいらっしゃいました。
しかし、彼女の気持ちはとてもよくわかるのですが、その嬉しさのあまり、「このまま頑張れば復縁出来る」という衝動に駆られ、本来の「しつこさ」が出てしまい、再度彼との距離をご自身で広げてしまった・・・。
まさしく、彼からの1本のメールという、1枚の葉を手にされ、芯を得たと感じてしまった、とても残念な出来事がございました。


「木の芯」という、最終的な目標や願いに向かって頑張っている中で、途中で葉や枝を手に入れられる流れは、良い方向に進んでいるサインでもあります。ただそこでの気の緩みが、思わぬ失敗に繋がってしまう恐れも含んでおります。

芯を求めながら枝葉を得、そこで満足してしまっている状況が無いかご自身を見つめ直す。またその事が大きな失敗に繋がってしまわないよう、いつも精進を欠かさずに、毎日を頑張ってお過ごし頂ければ嬉しく思います。


2006年04月17日(月) 世の中はドンドン悪くなっている?

世間で起きる事件、テレビなどのニュースから、世の中はドンドン悪くなっている。このままどうなってしまうのか?という言葉を耳にする事があるかと思います。子供を狙った事件や、凶悪犯罪の低年齢化。もっと身近なところで言えば、挨拶や礼儀作法と言った、基本的な事がすたれてしまっている、と感じている。

しかし全く同じような感覚を、紀元前のずっと昔から人々は感じているようで、当時を知る資料の中から「今の若いもんはダメだ・・・。世の中はドンドン悪くなっている」と書かれていた記録が残っているそうです。
そんな数千年も前から悪くなっている現在とは、いったいどのような状況なのでしょうか。

「悪くなっている」と感じる背景の一つに、人間は、悪い方にばかり目が向いてしまいがちである、という面がございます。逆に良い事は、すぐ当たり前になってしまう・・・。今の世の中、日本では沢山の人が飢える事も無く、以前に治療が不可能だった病気も、革新的な技術の進歩で多くの命が救われ、平均寿命も延びています。

私達に大きく関わりがある事と言えば、つい最近まではパソコンも多くは普及せず、皆様との広いご縁は、本当に考えられない状況がございました。携帯電話によって外出先でも連絡が取れるようになるなど、世の中が便利で暮らしやすくなっている事に目を向けると、とても素晴らしい面がございます。しかし、それを毎日「有り難い」と感謝を感じるよりも、「その事はもう当然」になってしまっている・・・。

そんな背景によって、悪い事にばかり目が行く。言うなれば、以前にあった悪い事や出来なかった事は改善されているのに、今までに無い新しい悪い事が出て来る為、それに反応して、「ドンドン悪くなっている」と感じてしまうのでは、と私は思います。

確かに、目を覆いたくなるような出来事が起こる状況もあります。そのような事が起こらない世の中が何よりではございますが、広い視野をもたれた際に見えてくる、人々の支え合いや繋がりのある世の中。
「有り難い(ありがたい)」という言葉の通り、今ココに有る事が難いという、「ありがとう」の感謝の気持ちと共に、日々の反省を忘れずに、是非、そんな素晴らしい部分にも目を向けて頂ければ嬉しく思います。


2006年04月08日(土) 自然の流れに身を任せる

題名の言葉をよくお伝え致します。皆様の人生において、流れるようにスムーズな歩みを進めて頂く思いを込め、また、日々の中でごくごく自然体で臨んで頂きたく、その言葉をお伝え致しております。しかし中々難しい面からも、その通りに行かず立ち止まってしまう事が多いのが現状です。

その事を分かりやすく例えるならば、皆様の人生は、川の流れに近い面がございます。山のある上流から海へと流れつく旅の中で、何もなければスーッと流れて行く。しかし欲や怒り、悲しみ、憎しみなどによって自分で岩を作り出し、その流れをせき止めてしまいます。

ここに一人の女性がいらっしゃいました。ごくごく普通で平凡な毎日を送っています。何も無い時は、とてもスムーズに人生を歩まれていますが、ある時は恋をし、その恋にのめり込み過ぎたり、逆に「恋人が欲しい」と悩まれる・・・。
ある時は「もっと綺麗になりたい・・・」と鏡の前で。「あのアクセサリーが欲しい!バックも欲しいけど買えない」などと欲し、自分で岩を作って前に進めず停滞してしまう。激流の中で岩にぶつかりながら、苦しい思いをして流れて行く状況が多くございました。

ではどうすればよいのか。こちらの言葉もよくお伝えするのですが、「結果は自然と後からついてくる」という事です。皆様自身がなりたい自分をイメージされ、その目標に向かって毎日を一生懸命に頑張って頂く中で、気付いたら手に入れていた。
そのように自然に任せる事によって、必要以上の苦労や悩みを感じずに、非常にスムーズに歩んで頂ける状況がございます。

今の自分は何かを欲しがり、その気持ちが強すぎて、一生懸命に岩を作って苦しんでいないか・・・。繰り返しとなってしまいますが、自然の流れに身を任せる事と比べられ、今一度見つめ直して頂ければ幸いに思います。


2006年04月02日(日) なし難い事

世の中には、なし難い事が沢山ございます。少し多いですが、例えを上げますと・・・。

貧しい状況にいながら相手に施す事は難しく、貴い身分でありながら学ぶ事は難しい。権力を持ちながら権力を持って人に望まない事、初心者の人を軽く見ない事も難しい。また、自分が初心を忘れない事も難しい。

好きな人や物を見て求めない事、色情を忍んで欲を離れる事は難しく、良い友達に巡りあう事は難しく、また自分が良い人になる事も難しい。

何か物事が起こっても無心でいる事は難しく、恥ずかしい思いをさせられて怒らない事は難しく、挑発をされてそれに乗らない事も難しい。機会がありながら人を救う事、良い行いをする事は難しく、心を平にする事も難しく、物事の良し悪しを発言する事は難しい。

例を上げればキリがございませんが、上記のような、なし難い事は今までは出来ていたのに、状況が変わる事によって出来なくなったり、難しさを感じるようになってしまう面に、その怖さが潜んでおります。
分かりやすい一つとして、何か物事を始めた際、自分が初心者のうちは謙虚な気持ちで臨まれるものの、年月が経ち力がついてくると初心を忘れてしまう、という事は本当によくある事でございます。

上記の一覧をご覧になり、皆様も一つは思い当たる事があったのではないでしょうか。そんな中で、無理をされない範囲で臨機応変に、その場や環境に合わせて対応をして頂く。
自分の性格を見極めて、出来る事から順番にして頂き、これからの精進に繋げて頂ければ嬉しく思います。



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