あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 今日の終了

2008年05月30日(金) 


  ポストペットパークと、プリントごっこ。

  どっちもとてもお世話になりましたのに。
  ポストペットパークは初めてのオフ会とか、開発者とのお話とか、ステキな書き込みをしていたひとの同人誌は今でも買い続けてます。
  プリントごっこは、コピー本には欠かせないもので今でもその味のある雰囲気は大好きです。

  今年に入ってから、続々と滅んで行く私の愛した者たち。
  なんだかいっそ笑えてきました。
  ……次は、コミケか? (洒落になりません)


 解禁

2008年05月25日(日) 


  ずっと、引っかかっていたことがありました。
  ずっとと言ってもここ数年のことですが。

  なんだか、「ああ、そうか」としみじみ判りましたので解禁します。
  心置きなく、書くわよっ!
  ああ、楽しみ。


 どこでも

2008年05月22日(木) 



  寝る子なので、ねこ。
  左手がサッシに埋まっています……。
  この手がかわぇぇ。

  ところで、先日、相棒を見ました。映画版。
  テレビシリーズを見ずにいきなり観たのが悪かったのかも知れませんが、不思議な映画でした。
  以下、ネタバレ。ついでに辛口です。

  かつて踊る大捜査線「レインボーブリッジを封鎖せよ」で「レインボーブリッジ、封鎖出来ません!」という盛大なクライマックスがあったのですが、今回の「東京マラソン、3万人の人質」で「それはフェイクだよーん」はびっくりしました。かなり。
  いや、そのネタ自体は面白いと思うのですが、映画半分使って劇場型犯罪やって、チェスゲームして、クライマックスシーンが被害者の妹が前触れもなく「今、犯人と思い出の倉庫にいます」って電話かけてきた場所というのは……えーと、もう少し、どうにか、と。
  マラソンに参加する犯人につけたチップ(速度計兼GPS?)を追って捕物をするも、チップを他人に付けてしまうという頭脳派!の犯人に翻弄される公安に思わず日本が不安になります。参加しているのが判っているなら、ゼッケンを送った住所を押さえるとか、ゼッケンナンバーも判っているならスタート前に呼び出しかけるとか、もっとなんとか、と。ここでは私ですら頭脳派の犯人です。
  犯人が、ある人にメッセージを送るために使う手段がSNSのコミニュティーを乗っ取るというのも謎を増長させています。いいやん、わざわざ乗っ取らなくても、自分でコミュでもSNSでもホームページでも作れば。
  たぶん、作中ではもっとも頭脳派であろう右京さんがことごとく罠にかかる不思議さがいっそうステキに見えます。が、爆発物(かもしれないもの)を街中でひょいひょい開けていく亀さんに至ってはいっそ共犯です。
  なんというか、「誰が」「何のために」「何をしようとして」いるのかはすごく判りやすいのですが、「で、今、何をしている」がさっぱり判らない話でした。
  途中ドキドキするだけに、あの「今、犯人と思い出の倉庫にいます」電話はないわ……。
  謎解きと蘊蓄全部飛ばして、いきなりここでもいいではないですか。

  テレビシリーズを見ていたら判るのでしょうか。
  誰か、正しい解釈を教えてください。
  切実です。


 戦慄の楽譜

2008年05月06日(火) 


  先日、映画館の会員登録をしたので、いつもより一段階いい席で観られました。109シネマズ限定の、しかも大きな部屋でしか使えませんが、座席もゆったり1.5倍。リクライニングも出来る素敵なシート。もちろん、中央……ああ、お大尽。やみつきになりそうです。
  とりあえず、秋(なんですか?)のヱヴァもいい席で観られますように。

  映画自体も楽しかったです。
  以下、ネタバレで。多少解釈が違うかも、ですがキニシナイ。


  なにしろ、動機がほも。
  違うのかも知れませんが、動機が、じーさまがたの愛憎のもつれ。……昨今、犯人も動機も薄かった映画シリーズに画期的でした。

  ツッコミ所はものすごくありましたが──コナンは高度な音痴だなとか、歌の練習の人数少なすぎないかとか、その電話繋がった後も二人で「たすけてー」とハモったらすごいわとか、いくらなんでもホールの人は気がつくだろうとか、いやそれよりも係の人はどうしてるんだとか、こんなときこそハイパーレスキュー呼んだれよとか……は、まぁ、ともかく。犯人も出てきた瞬間に判ってしまったのもまぁともかく。
  なにしろ、そんなディティールはさして求めていません。
  でも、観客のどよめきとか圧倒されるシーンが割愛されていたのは惜しい感じです。灰原さんのリコーダーにだって場内ざわめくんじゃないかと……そこだけはあまりに惜しく。

  ところで、絶対。パイプオルガンの音程を狂わせていたのは逆さ吊りの死体かばらばら死体じゃないかと思っていたのですが。
  場内に鳴り響くアメージンググレイスが、特定の音階にさしかかったときステージ上にごどろんと転がり落ちる、死体(の一部)。
  パイプオルガンさんが出てきた瞬間から「そんなの子ども映画には厳しい映像だわ〜」とわくわくしていたのですが。
  ……いやもともと、パイプオルガンのパイプの径的に無理な設定かも知れませんが。

  そしてなにより、語らなければならないのは、れいこさん! 秋庭れいこさん!
  ビバ! ツンデレの歌姫!
  しかも、プロ意識ばりばりで、ポニーテールです。ビバです。ブラボーです。ジャロなんて怖くないジャロ。
  頭の回転もいいし、美人だし、くどいようですがツンデレだし。
  その歌声で会場をねじ伏せていくシーンは、圧巻でした。
  素晴らしい、の一言に尽きます。

  そういえば、高校の時。パイプオルガン部があった気がするのですが、やはりレアでしょうか。
  活動はわざわざ教会に出かけていた(そもそもパイプオルガンがなかったので)ので詳細は知らないのですが、詳しかったら、是非、パイプオルガンの中に死体を詰めてみたいかも。


 ほしづるにねがいを

2008年05月02日(金) 


  なんだか、最近は昔好きだった本のリバイバル大会です。
  途中でうやむやにした本とか、何度も読んだけれど最近ご無沙汰だった本とかに再会しまくりです。
  当時何が好きで何が不得手だったのか、変わっていたり変わっていなかったリを堪能しまくりなのです。

  昔というほど古くないのですが、マリみても再開しました。途中で、タイトルが混乱してきてしまったのですが(コバルトは、今すぐ通しナンバーをつけてください。通しナンバーがあると一見さんがしり込みするからと聞いたことがあるのですが、そんなことより混乱を避けてください…)図書館に大量に有ったので、巻末のリストを見ながら進めてみました。
  気がつくと、祐巳もお姉さまになっているし、祥子様は運転免許とっているし、志摩子さんは相変わらずかわいいし、花寺版としてで「お釈迦様もみてる」なんてやっているし……。なかなか愉快です。

  そして、昔好きだったといえば、星新一。
  古典です。
  名作です。
  なので、呼び捨てです。夏目漱石を夏目さんと呼ばないようなものです。
  小学校の時、名古屋駅近くの塾に通っていましたが、「バス代」をつぎ込んで星新一を買い込み、読みながら歩いて帰ろうとして(10km近くありますがな)迷子になったのも潔い思い出です。あれは、「ノックの音が」だったか「声の網」だったか。
  お金が足りないからと次会書店に行った時回しにしたら、未来永劫入手出来なくなった「竹取物語」は今でも「本は一期一会と思え」と私の散財僻を決定づけました。後で手放すのは、後で入手するのより遥かに簡単。
  いつものように楽しい話を読もうとして、トラウマになるくらい泣いてしまった「人民は弱し官吏は強し」も、教科書で出会った「花とロボット」も、突然もう一度読みたくて探したものの……いや、「人民…」は再度読み切る自信が未だ無いのですが。

  ない。
  図書館に、ない。
  ないことはないけれど、大抵の種類が名古屋市で1冊とか2冊。図書館に各一冊ではありません。
  どういうことよーー。
  衝撃でした。
  いつでも、どこでも、読みたいときに読めるものだと思っていました。
  サンリオSF文庫のは無理でも、新潮文庫版くらいは! あるものじゃないのか、普通。図書館の場所は有限です。でも、星新一くらいは……。ぶつぶつ
  自分が読み返さなかった、長い年月を棚に上げて嘆きの海です。

  市立図書館はあてにならん。
  かといって自分で買い揃えた本はもう手元にないし。
  中学の図書館にはまだ全集があるかも知れないけれど、さすがに在校生の振りは無理がある。
  ということで、amazonでちびちびと買っては読んでいます。
  このちびちび加減が初読の時を思い出して楽しかったりします。

  読んでいて思うのは、すごすぎて、もはやすごくない。
  実に普通の話です。
  全自動芝刈り機、臓器ブローカー、インターネット通販、ネットでチェス対戦、喋る家電……
  実に、普通。
  普通なんだけれど、よくよく考えると四半世紀から半世紀前の話です。
  その未来図が普通の現在になってしまって、すごすぎてすごくない話のオンパレードです。さすがに、ところどころ現実としては無理があるのですが、基本SF設定ではなく人間を描いているのでまったく苦になりません。
  そして美しい文章。
  真鍋博の表紙のイメージが強かったのですが和田誠も実に素敵です。余談ですが和田誠はその後「お楽しみはこれからだ」でわくわくする映画へ、真鍋博は(途中経過をまったく覚えていませんが)眉村卓へと続く扉でもありました。
  そして星新一は……

  ……今、Amazonで全集が私を誘います。
  たぶん、このブームで半分くらい読み返したのですが、まだ読んでいない本も、再読していない話もあるはず。
  今から四半世紀経って星新一が読み返せるのと読み返せないのとでは絶対楽しさが違うはず。
  三万一千五百円。
  よく考えれば、高くはない、高くは……………。
  この機会を無くしたら後悔するはずです。
  三万一千五百円。
  正直、値段よりも「星新一の全作品を3冊にまとめてしまったので、転がって読むこともお風呂で読むこともまず無理」という装丁が私を躊躇させます。私が昔読んだ作品集ですら15冊くらいだったのに、さらに追加して3冊ってなんて無茶な装丁。
  ああ、でも心が千々に乱れます……。
  とりあえず、大型本を持って散歩に行く練習をしなくては。


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