あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 心にも棚を持て

2007年06月20日(水) 


  ということで、段ボールが減りません。
  日常に緊急で要る物はあらかた出したので、あとはさして必要に迫られてない物のはずです。
  が、流石に段ボールに埋まりつつでは寝にくいことと、新しめの本も読みたいこと(今手元にある少女まんがは「今日は江川で負けたかも知れない、でも明日は西本で勝つかも知れない。だから毎日が楽しいんだよ」という台詞がクライマックスと言う年代物。当時は、野球が全世代共通語だったのかも……ちなみに、田村由美ののーこシリーズと、ロシア大使館も出てくる佐伯かよのの口紅コンバット。どっちも20年前ですわ)で張り切って本棚を購入です。
  押入れの下段に入る、両面タイプの本棚、キャスター付き、棚板は可動タイプ。
  これがありそうでなくて、あると思えば品切れだったり、「棚板不足のため100円引き。棚板単品取り寄せ不可。」という理解出来ない品物だったり………。後者のものは本入れにしなければそれなりにニーズがあるのかも知れませんが。
  
  そんなこんなの果てに見つけました。ふぅ。
  さっそく2つ取り寄せて、組立です。積まれた段ボールをちょっと開けて、新しいミニ本棚に詰め込みます。段ボールに入れる時に排除したはずなのにまた重複本が出てきて嫌になります。それでも、ようやく作者別に並び替えられたりして嬉しくなって来ます。
  棚の可動は1cmピッチが良いなぁ、天板がビス留めでなくてダボ留めというのは何故だろう……。綺麗な仕上げのためかな? いやぁ、それにしても昨今は探せば何でもあるもんなんだねぇ。棚板のダボがきつかったりゆるかったりなのは仕様なのかしら。
  あと幾つ追加注文したらいいのかなー。余り読まない本はどこにしまおうかな……と、わくわくしつつ本を詰め込んだ本棚をコロコロと押入れにイン。ちょっとドアのレールのところでぐらつきましたが、サイズは流石ぴったりです。びば、私。
  もう一度出してみよう、と出した瞬間、否、出そうとしたところ、今度はレールが乗り越えられず、天板が外れ、次いで背板が斜めり、棚板が転がり落ち、本が散乱しました。Its本棚崩壊。
  あ……あれぇ? 天板がダボをはめ込んでいるだけだから?
  ちょっとくじけそうになりながら、本を全部出して、組立直して、天板を強く叩きつけてはめ込み……押入れにイン。崩壊。押入れの中で組立直して、押入れからアウト。崩壊。猫まで参戦。もう何が何だかの惨状です。
  何度挑戦しても、レールが乗り越えられません。
  押入れの中で使用する分にはいいのですが、出し入れ出来ません。
  本を入れなければ出し入れも出来るのですが、何だかそれでは意味がありません。
  ……………これ、どうしたらいいんでしょうか。接着剤でぐにぐにくっつけるしか思いつきません。普通の収納本棚は崩壊は……しないのが普通なんですよね……? うーむ


 エレクトリカルパレード

2007年06月10日(日) 


  静電気体質です
  はじめてそれに気がついたのは、中学の頃でした。何の気なしにショーウインドウに触れた瞬間、ばちっ!と音と共に、痛みが走ったのです。
  当時はそれが静電気とは思わず、防犯システムの一環だと信じ込み、「私のような下々のものがウインドウに触れてはならないのだ」とかたくなにウインドウに近寄ることなく暮らしていました。
  ──その後、誤解はとけましたが、習性になってしまっているので各種ウイドウにはさわらないように生活しています。
  勿論、そんなに気を遣って暮らしてみても、車に乗ったり、人に触ったり、机に触れたり、猫をなでたり、ありとあらゆる場面で静電気を引き起こしています。相手が蓄電していようが、していなかろうがばちばちと。ちょっと、痛いですし、なにより突然なのでびっくりです。

  そして、今の日常で欠かせない日課はせこさんのお散歩です。
  朝晩各一時間は堤防を散策します。
  最近は日の出が早いので朝の五時にはせこさんとともに堤防出没です。
  ちなみに、朝の五時だと言うのに堤防は盛況です。犬の散歩にウォーキングにジョギングにサイクリング。自衛隊の人の行軍にトランペットの練習にと、人のことは言えないのですがお前らまとめて暇か、と毎朝思わずにはいられません。
  が、今日は、誰もいません。
  遠くで雷が鳴っています。雨も土砂降りでした。いくら散歩が好きだからと言って普通の分別のある犬は大人しくしているはずです。
  この後先考えない犬の散歩につきあって早朝散歩しているうちに、去年は落雷からあんにんさんを守ってやれなかった……としみじみ回顧しながら歩いていますと、
  
  ばちばちばちっ!
  
  とものすごい衝撃が走り、傘と私から巨大な火花が幾つも幾つも舞いました。痛いとか、綺麗とかよりもただただびっくりです。心臓、バクバク言っているのが自分で判ります。
  薄暗い堤防で私だけが意味不明に発光して…って、火花のように真白な呆然頭を動かしてみれば、先ほどよりも激しい稲光。
  ああ、雷が鳴る時は、そもそも空気中が帯電しているんだねぇ、雨なのに静電気が起こるほど激しく。と感心してようやく我に返りました。
  場所は堤防。誰もいない。そもそも、堤防には何もない。樹すらも。周り500mの中で明らかに私だけが1mオーバーの高さです。これは静電気と言うよりも、ぷち落雷。
  ………私、避雷針? せこさんの避雷針? むしろ、格好の落雷目標?
  速効で帰宅しましたが、せこさんだけが不満そうでした。
  散歩さえ出来れば、後のことはどうでも良いんでしょうか。良いんでしょうなぁ。
  
  とにかく、雷は遠いと思っても堤防をうだうだ歩くのは危険行為です。小学校で教える知識はとても正しいのです。
  火花に彩られた傘はすごく綺麗でしたけれど、二度は見なくても……いいなぁ……。


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