あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 懺悔も、値打ちもない

2007年07月27日(金) 


  時折無性に散財します。
  とにかく、散財。
  後先なんか考えずに、買い込みます。当たり前のように、無駄なものを。
  一度バーゲンに出かけたとき、場の空気に当てられて同じ型のワンピースと、似た型のアンサンブルを一気に5着買ってしまい二度とバーゲンには近寄るまいと誓った結果のみが残りました。
  クッキーを焼きもしないのに型を大量に買い込むのは日常茶飯事です。
  どうやって使っていいのかもよく判らないOHPシートも大量にあります。結局猫のランチョンマットになっています。頭が悪いとしか言いようがありません。

  7月は特になにか嫌なものがたまっていたのか、引越で買い込み自粛をしていた反動がでたせいか、酷い事態でした。

  ・ 猫タワー ←取り寄せ中。気に入ってくれるかは未知数。
  ・ 朝日ソノラマの本大量。とにかく思いつく限り ←だってソノラマ解散って言うから……。緑の背表紙で無駄をいっぱい覚えた記念に。
  朝日新聞が引き継ぐかどうかはたいした問題ではない

  ・ コルダ諸々。積みゲーだけで2年は退屈せずに入院出来ます

  ・ なんかよくわからない収納家具色々 ←開封もしてません

  ・ プリザーブドフラワーたくさん ←もう自分がコントロール出来てません

  ・ キットたくさん 罪キットで3年くらい入院出来るよ♪

  ・ フォントパック ←10年前に買ったフォントパックも把握出来ていないのに。

  しかも今週末までの手芸店の2割引はがきが手元にあります。
  毛糸が! 毛糸が欲しい! アクリルタワシを量産したい……!
  買い込んでも良いかなぁ……いいよね。うん。
  ネットショッピングと半期に一度のバーゲンは滅んで欲しいところです。

  来月は節制します。


 おーちーるーー

2007年07月26日(木) 




  ふきつです。
  ふーさん。
  (本には突っ込まない方向で)


 銀色疑問

2007年07月22日(日) 



  以前から、カマをかけていただいていたお仕事場のお嬢さんに、来週末で退職ということなので置き土産にカミングアウトされました。
  そうかー。コルダの人だったのね。

  それにしても、ほものひとがほもを見分けるように、どこでをたくの人はをたくの人を見分けるものなのでしょうか。

 ・ 生活に無頓着
  うん。まぁ、否定出来ない。いつも同じ服だし。
  でも上から白衣着ちゃうからどーでもいいじゃないですか……。 ←たぶんこの思考がポイント。

 ・ ドラマを知らない
  TVは付いているときはゲーム画面ですし。
  いや、それ以前に夜の連続ドラマの時は寝てます。大抵。
  をたく以前の問題です。

 ・ くだらない知識がやたら偏っている
  連続ドラマを知らなくても、金田一少年の異人館斑殺人事件の問題は知っています。

  あと他に思いつくのは、「猫と犬がいる」「ちまちましたことが好き」「車の助手席に竹本泉が転がっている」くらいなんですが。どれも決め手に欠けるような……。
  やはり、空気?


 ひさびさにオタク的な。

2007年07月11日(水) 


  いつもいつもいつもの話で申し訳ないのですが、タイトルを考えるのが苦手です。苦手と言うか、不得手。
  どれくらい不得手かと言うと、本や話のタイトルは言うに及ばず、メールのサブジェクトさえ不得手。オークションの出品タイトルだって考えつきません。
  なので話を考える時は、最後まで仮題で通すのですが、仮題から本題に(もうやけくそで)替えた瞬間、自分の中でどんな話か綺麗にリセットされます。不便です。どーしても本題が思いつかない時は、自分の珍しく決まってるタイトルリストから引っ張ってきます。おかげで、話とタイトルは合わないし、自分の中でもごちゃごちゃしてしまいます。
  なら仮題のままで通してもよさそうなのですが、「うどん」だの「安息香酸」だの「01」だの「あああああ」だの出す勇気は流石にありません。訳が判らないのにも程があります。小野不由美の悪霊シリーズだってまだ訳が判る事態です。きっとあえるシリーズも難解ですが、シリーズ名としてはまだ判りやすいではないですか。
  ちなみに、ものすごく考えたタイトルはぐぐってみたら、まんま演歌でした。
  いや、それも使うことにしたからいいけど。

  もういっそ、リサイクルしたい気持ち……。


 そして都市伝説へ

2007年07月01日(日) 


  片づけています。
  片づけています。
  ──嘘です。余り片づけていません。進んでいません。むしろ後退しています。
  前述の押入れから出し入れ出来ないブックワゴンは、押入れに入れることは出切るようになりました。アロンアルファーは偉大です。押入れから出す(つまり、引っ張る)ことは出来ない愉快な仕様になってしまいました。おかげで本の整理が中断されたままなのです。

  が、荷物は本だけではありません。
  こまごました物がこまごまと山になっているのです。
  これは、いかん。
  とりあえず場所を決めてまとめるべきだ。
  はりきった私は量販店へ可愛い段ボールを買いにいきました。同じ段ボールでも可愛ければ、目障り度は少ないかも知れないのです。しかもスタッキングできればなおよし。問題の解決ではなく先送りでもこの際OK。
  開き直った私は、「キッズ用」の可愛い組み立て式段ボールを購入しました。サイドをボタンで留めて、カラーボックスに丁度入る大きさに組み立てる仕様です。
  よーし、ここにフェルトセットを入れちゃうぞー。
  テンションはどんどんと上がっていきます。
  まずは、箱を組み立てて……
  ………て。
  ………てぇぇぇっ!?
  箱をとりだし、広げて組み立てようとした私はあり得ない物をそこに発見しました。
  撥水加工の、可愛い段ボールの壁面についていたそれは、

  血痕


  まて。
  待ってくれ。
  待ってください、お願いします。
  いくら何でも、それは、ない。
  冷静に考えて、あり得ない。
  思わず立ち上がり、深呼吸をし、もう一度手元に目をやるとやはりそこには、血痕。擦れた感じの、鮮やかでないそれは手のひらサイズより一回り小さく、特有の鉄色です。
  動揺の余り、再度立ち上がり自分の手足を確認です。
  怪我も出血もしていません。
  いや、血は乾いているので、自分のものという可能性は低いのですが、それでも確認せずにはいられませんでした。
  深呼吸。深呼吸。
  今までの人生に想定していない事態に大混乱です。
  汚れがついている段ボールは、汚れをぬぐえばいいのよ! そうよそうよ。そもそも、血じゃないかも知れないじゃないかじゃないかのじゃない。混乱しつつ、段ボールに消毒エタノールをぶっかけ、ウェットティッシュでぬぐうと………
  わぁ。本当に、これ、血だ。だって、公衆衛生の実験で血のもろもろを実験した時と同じーーっ。
  だめ。だめ。これは駄目。本気で駄目。
  使えないわーーーっ。
  混乱しつつKさんに電話をかけると冷静に
 「返品したらいいやん」
  君が店員なら「商品買ったら血がついてました☆」なんて理由の返品を違和感なく受け取るのか。無理だろ。聞くだろ。詰問するだろ。電波入った人か、クレーム大王への扱いをするだろう。てか、そもそも次に行くまでこんなのとっておけるか。恐ろしい。
 「じゃ、せめて写真を撮っておかないと。証拠は要るよ?」
  …………他人の血なんて、写したくありません。まったく、誰のか判らないものですよ。もし、万一、他に何か写るはずの無い物が写ったら心底嫌ではないですか。ルミノール液をぶっかけたら、夜燦然と輝くルミノール反応大全の箱かも知れないじゃないですか。ついている血痕以外にもぬぐってしまった血痕がある可能性もある訳で……。
  そこで、ようやく
 「綺麗にして、自分でこの箱を使わなくてはならない」
  という根拠のない呪縛から解き放たれました。
  そうよねぇぇぇ。私、この箱捨てても良いわよね? ね? ね、Kさん。
 「いいけど、捨てて家に帰ったのに、先に部屋に戻ってきてたらすごく嫌だよなぁ」
  お前は、黙れ。
  
  ぐるぐる巻きに紐で厳重に縛られた段ボールちゃんは、翌朝、速効で廃品回収に放り出されました。
  勿論、帰ってくることも、ありませんでした。
  私のお散歩サンダルとお仕事ナースシューズが突然、ぶちぶちと壊れた以外は平穏です。

  流石に、そのままでは納得がいかないですし、よりによってキッズ用の組立ボックスに血を付けておくと言うトラウマ神事が他にあっても駄目だろう、ということで量販店に連絡をとりました。
 「作業の人が怪我をしてそのまま出荷したんでしょうね……。その。あの。むにょむにょな思いをさせて本当に申し訳ありません」
  そして、物も無いのにきっかりと返金していただけました。さすがに同じ箱に交換する勇気は持てません。
  けれど、むにょむにょって何。
  メールでも「そのような思いをさせて」っていただきましたが、そのような、って何かしら。浮かれて買った箱に血がついていたという気持ちに似た思いって言うのが今一つ想像つかないんですが。ものすごくテンションが下がることだけは確実です。
 「──貴重なご意見、有難うございました」
  深々と頭を下げて、定形文です。
  その定形文、なんかずれてるというか……私も貴重な体験………ありがたくない……。
  全国で一体何人、こんな目に遭遇しているのでしょうか。宝くじで10万円当てるほうが遥に容易い気がします。
  お仕事場でこの話をしたところ、しみじみと
 「それ、いつもの土井さんを見てるし、主語が一人称だから信じますけど、もし『私の知人が』とか『友だちの友だちが』だったら絶対信じません。都市伝説だと笑ってやります」
  と宣言されました。
  ……そうよね、私も、そう思います。
  ベッドの下の鎌男みたいなもんです。
  なんでそんなくじを引くのか自分でも嫌です。
  日常はあくまで平穏なのが好きです。

  ────そして、箱を買えなくなった私の部屋は未だちっとも片づいていないのです。


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