と、来月号発売がそこまで来ているのに、呑気に今月分の話だったりします。 なんでかというと、りぼん祭に行ってきましたので。 これがもう、悲しくなるほどに寂しい催しでした。 PARCOギャラリーというと、トロ展の開催催事場なんですが、同じ面積でこうも……と天を仰いでしまうくらい、寂しかったのです。 なにしろ、初日だというのに対象年齢層が殆どいない。それ以外は誰もいない。 いても、物販ブースにちらっといるだけでしたし、その物販ブースのPOPにせめて作家さんのコメントがあれば──せめてせめて、18,000円の複製原画くらいついていても罰は当たらないと思うんですが──まだしも、普通のPOPでこれならば書店の方が華やかです。 決して、品目にクリアファイルが無かったことを根に持っているのではないのです。久々の、フリー展示(去年は限定30人くらいのクローズ式でした。なんなんだ)だというのに。せっかくの50周年なのに。 私は、ふらふらと購読したり休んだりの繰り返しなので、よくいらっしゃる「りぼんっこです!」という方──大抵は、種村ショック以前に幼少時代を迎えた方々──ほどの思い入れはないのですが、それでもショックでした。 このショックは、高橋由佳里さんがさくらももこさん監修の「伝記・樋口一葉」を描いたくらいのショック……。いや、これよりはマシ、かもですが。
りぼんも最近ちょっと低迷が続いている感があるのですが、復活の兆しが見える、気がします。 とりあえず、武内さんが面白い。 最初「うわ。ビューティポップの二番煎じですか」と思ったのですが、眩暈がするほど臭い直球台詞にくらくらです。なんというか、最近のりぼんにない王道感。それに呼応して、どんどん掲載順位が上がりついに全サ、巻頭、表紙と上り詰めていく姿にはぞくぞくしました。 新人さん、の部類のはずなんですが、好評読切をここまで連載で引っぱれる安定感は何事なんでしょうか。如月君の存在感の無さを逆手にとる展開は新人さんの力量とは思えません。 あと酒井さんのピーターパン症候群がいい感じに一皮むけた気がします。時既に遅い、という気もしますが。この人はリアルの中のファンタジーを描かせると抜群に巧いです。でもそのファンタジーに政経界は合わない……。 ついでに椎名さんが、永らくの低調から復調したのも嬉しいですし、亜月さんは手堅く巧いですし(しかし本領はりぼん読者の母親世代ギャグだ、絶対)
少女誌が面白いのは、面白いです。ええ。嬉しいですし。 大好きだなーと思うのですよ。しみじみと。
色々御心配と御迷惑、続行中です。 こねこ、搬送は新幹線と車とどっちがいいもんかなぁ……。
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