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ムシトリ日記
加藤夏来
→ご意見・ご指摘等は

2006年10月20日(金)
陰口・噂話・流言・そのほか

最近(という言葉はものすごく広い)少し面白からぬことがありまして、標題の件について色々と考える機会がありました。上のグループには場合によっては『悩み相談』とか『警告』まで含まれます。よくありすぎて当事者以外には退屈な話です。

誰かについて裏でひそひそ囁くのが卑怯である理由は、基本的にこの行為が抵抗できない攻撃であるからです。それと同時に、大きな目で見れば周囲の信頼関係を犠牲にして効果を上げているからでもあります。流言は感染するし、陰口を叩いても当然であるような空気は集団そのものを陰湿にします。これが拡大していけば最終的に、往古のソ連のような密告社会になるわけです。表に出せないような物件が増えれば増えるほど、人も社会も発展するはずがありません。

とは言え、逃げ出せない人間関係の中で、宿命的にそういう陰湿な害毒と付き合ってきた日本人の遺伝子には、害に対抗するための知恵も多分に含まれているようです。ここで言う知恵とは、小学校の道徳の教科書に載っているような陳腐な建前のことだと思ってください。『建前を大事にしなさい 陳腐でも正しいことを建前と言うのだから』と、これはこないだ読んだマンガから引っ張った台詞です。

陰口をやっている当人は、普通悪いことをしているとは考えません。内実は色々ですが、自分が不当な目に遭わされていると思い、自分にとっての正義を回復しようと思うからこそ人を非難します。それが一方的で不適切な考え方だと思ったら、そもそも他人に言うはずがありません。誰にとっても、自分自身が信じていることが当たり前のことです。自分の価値観や正義を信じること自体は、悪いことではありません。そのために何をしてもいいとは、決して申しませんが。

ついこの間出した結論を繰り返します。敵対するということは、人間関係がたどり着く形の一つです。しないに越したことはありませんが、天然自然にそうなってしまうものは、避けようがありません。誰かとうまくやっていけなかったときに感じる胸の痛みを、忘れる必要はありません。が、そういうこともあるという事実すら受け入れられないのは、傲慢であると考えます。何か対立が起こったときに、『こんなことがあってはいけない』と過剰に考えてしまう袋小路から抜け出すために、上記のような考え方を使うことにしています。






拍手レス(遅いよ!!)

うまむーさん>こないだはありがとうございました。素敵なサイトのご案内ありがとうございました! しかし何だって彼らは学ランで長髪で美少年で脇息にもたれたり大奥に男を召しだしたりしてるのでしょうか。先生と卒業生はどこ行っちゃったのでしょうか。本土に戻ったら突然そこいらの大学生になってたりしたら、ある意味物凄く楽しいですね(笑)
こちらもお礼のURLを送ろうと思ったのですが、さすがに直接貼ったら大問題なんで、のちほどメールで失礼します……。



2006年10月13日(金)
やっとレポ(ダモクレスの剣)

遅ればせながら、9日ダモクレスの剣でスペースに立ち寄ってくださった皆様、ありがとうございました。ここのところ無意味に沈んでいたのが嘘みたいなハイテンションで、家路につく頃には思い出し笑いしながら夢見心地でした。最初からこれで最後と覚悟していたせいか、祭の後症候群も無く、しみじみとDQ8での思い出をかみ締めて幸せな気分でいます。

特にアフターでお世話になった皆様、最っ高の大騒ぎをありがとうございました。喉が嗄れました(笑) 思えば初めて参加したイベントでは基本的なセッティングもできず、目当ての店が閉まっていて青くなったものです。これもDQ8がくれた贈り物。簡単な手順とは言え、チャンスを逃さず学習した成果はきちんと出ました。

一秒たりとも無駄にせずしゃべりまくった数時間、人生において指折りの濃厚トークと自負しております。あー、やっぱり創作について思う存分語り合えるのって、人生のオアシスだなあ……。

今回の収穫。完全な酔っ払いは真横に移動する。酒飲みシスターズの懐の深さに惚れました。あんな素敵な酔っ払いになれるなら、お酒を飲む訓練も面白そうです。せめて二杯目を頼めるようになりたい。

無事発行できた新刊も、やっとこさ上下を並べることができて感無量でした。五十部注文して二十部売ったら在庫は五十冊。とかいう怪現象も体験しましたが、もう少し整理が終わったらいさぎよくどんど焼きにでもしようと思います。その前にオフラインを書き換えますので、遠方の希望者がいらっしゃいましたらどうぞご利用ください。

さて。すっきりしたところでエンドランに入ります。片づけとご挨拶と、一つだけ残っていたアイデアの実行。つくづく時間に追われる弊害が身に染みましたので、それなりにかかるんではないかと思いますが、よろしければおつきあいください。



2006年10月05日(木)
告知

10/9 ダモクレスの剣の新刊は以下の通りです。


「王子と黒い鳥(下)」
自分で作った基準に照らして、B群第一項に抵触するため、18歳未満の方の購入をお断りします。


また、「虫と鳥と骨」は、ダモクレスの剣をもってDQ8オフライン活動を休止します。

オンラインはまだ細々とやっていきますが、こっちもきりのいいところで停止したいと思います。

更新停止と言ってもDQ8を止めるというより、オリジナル小説に本腰を入れるので、サイト自体は閉鎖・移転等は致しません。とは言っても紛らわしくなりますので、DQ8でリンクしてくださっている皆様は、折を見て削除いただければ幸いです。




というわけで、やっと一区切りつきました。仕上げた原稿を読み返すたび脳天にアイスピックが刺さったような痛みを覚えるのはともかくとして、なんもかんも中途半端にせずに済んだのは本当にありがたいです。

と言っても本一冊分をまだアップしていない団長閣下の淑女とか、けじめをつけるべきことはまだ山ほどありますが、一つ終わりマークをつけたら、何だか栄養が補給できたようです。

とまれ、是非ダモクレスでは多方面にご挨拶させていただこうと思います。見かけたら遊んでやってください。





拍手レス

うまむーさん>
ご無沙汰しております。そして新刊むちゃくちゃ楽しみにしております(笑) 今回ちょっと企画等は行わないのですが(何せこのギリっぷり……) こちらこそ是非うまむーさんとは沢山おしゃべりしたいと思っておりますので、当日会場ではよろしくお願いします。遠いところからですから気をつけてお越しくださいね。では9日に!



2006年10月04日(水)



た ー !




ギリッギリですが。何とか9日に新刊出ます。

皆さん当日よろしくお願いします。