シチューの準備のため流しを全部掃除してタマネギを切って、鍋の中で炒めた時点でシチュー用の肉が腐っていることに気づいたA.です。今日の夕飯は麦飯です。こんばんわ。
前説とは何の関係もありませんが、ふと思い出したことがあるのでちょっと説明しておきます。『虫と鳥と骨』の、年齢制限に関するガイドラインについて。
今のところその配慮を要するブツが無いので18歳未満は云々の記述はありませんが、こないだのオフ本を通販に出すときちょっと考えました。一応18禁を目指し、わざと18禁的シーンを入れた作品ですので、何も断らず置いておくのはちょっと、いやかなり気が引けます。
ただしその注意書きを作ろうとしてはたと気づきました。何をもって18歳未満には不適当と見なせばいいのか。古い話をいたしますが、『悪魔』をマルクク祭様に差し上げたとき、びっくりしたのはこれがエロマークをつけられなかったことでした。自分としてはかなりセクシャルなシーンのつもりだったので、人と自分の感性の違いに興味深い思いをしたのです。
ごたくは置いておきまして、色々考察した結果、年齢制限とは以下のように定義される、という結論に達しました。
A群 1)アナルセックス・ヴァギナセックス・オーラルセックス 2)性器の直接描写を含む裸体表現
B群 1)BDSM(束縛・被虐・嗜虐行為) 2)反社会行為・犯罪行為 3)過度の暴力・グロテスクなシーンを含む
以上に挙げた項目に該当する表現のうち、描写が詳細かつ具体的であり、読者に不快感を与える、あるいは青少年に対し悪影響を及ぼすと考えられる作品について、扱いを区別し、18歳未満の閲覧者の当該作品情報に対するアクセス*あるいはこれを他人から譲渡される行為を制限する。
*発行された同人誌を購入すること、プリントアウトしたものを見ること、朗読されたものを聴取することを含む。
最後の方になるともう、普通思いつかんようなことまで書いてありますが、できるだけ包括的に表現しようとしたところ、こうなりました。なお、A群に属する項目よりもB群に属する項目の方がより心理的な抵抗感が強い傾向があり、該当する項目の数が複数にわたると、合わせ技ということでさらにランクが高くなると分析しております。
さらにもう一つ結論から申し上げますと、これらは結局ガイドラインとして表示はしないことにしました。「誰も見んだろ」というもっともな意見があったためです。言葉が難しいのはさて置き、実際見るなっつったって違反するような人は見るに決まってるんだから、厳密に定義しても無意味ですし、『ちゃんと警告したやん!』という逃げ道のためには、”変なものがありますよ”と一言で充分です。
それともう一つ、文字での作品は、慣例的に元々規制がゆるいんです。
コミケや印刷所でも、図版に対してはきっちりチェックが入りますが、小説本はぱらっとめくってはいOK、なんだそうです。なので実は上の定義は、海外ファンフィクションのRating(何歳まではOKという格付けのこと。向こうはこれがすごく厳密に表示してある)を参考にまとめました。
諸々事情のため、以後も上の定義は個人的な判断基準として使うだけですが、雑談として一回分のネタにする分にはそれなりだな、と思ったのでメモしておきます。ちなみに『王子と黒い鳥(上)』はA群およびB群1・2項抵触作品と判断しています。
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