大鳥圭介さんと知り合って(ないだろ)3回目のお誕生日です。光陰矢の如し。思えば2004年の大河をきっかけに8年ぶりに幕末という時代に興味が戻ってから、怒涛のような3年間でした。 新撰組の知識再確認のつもりで資料や小説を読み始めたはずが、半年後には既に圭介さんに骨抜きになっていたという。そして初めて圭介さんという人物を認識した半年後には、サイトが出来てたという…。(我ながら驚くべき転落速度だ;;) 幕末SS晒し場のつもりで始めたサイトは、今やすっかり「圭介サイト」と化してるしな。 人生って不思議ですねえ。(しみじみ)
…などと暢気なことを言ってられない現状だったりしまして、実は。 出勤日が1日増えただけで何故にこんなにも余裕がなくなるのか…。リアルタイムに結果が出るお仕事というのは、当然ですが並ならぬ集中力が要るもので、苦手科目=持続的集中力な葛生さんには非常に辛い状況です。 8 時 間 も 集 中 な ん か し て ら れ る か ・・・! ←軟弱者と呼ぶがいいさ 理不尽な憤りのあまり、帰宅後は日本代表(サッカー)の坊やたちに散々な暴言を吐きまくってました。ごめんなさい。愛はあるよ。うちの子(瓦斯ッ子)3人も入ってるし。でもあんまりにもすっきりしない展開だったんだ。だってあの程度の相手に3点ぽっちしか取れないってどーゆーことだよ、ったく先が思いやられるぜ…!(ぜーはー)
とまぁ当たり散らして少し鬱憤が晴れたので(酷え)、明日も朝早いしそろそろ大人しく寝るとします。 週末になったら映画の感想その他諸々、手をつけられると思いま、す…。
ともかく圭介さんの誕生に両手一杯の愛と感謝を込めて。
※映画『長州ファイブ』の感想文です。ネタバレ満載要注意! ※2/24に、『紫雨のゆりかご』の織方さん、明治サイト『華胥之夢』の洛芭さんと六本木で観てきました。当日のレポートは3/6の日記にあります。
俊輔が驚くほど俊輔でした。ただ、品川の時からあそこまで態度でかいのはどうなのか。聞多がヒーローでした(前半)。後半は山尾青春物語でした。いろいろとベタな伏線や展開が笑えた。パブで出くわして喧嘩する薩長留学生というシチュにも笑った。どんな天文学的確率な遭遇だよ。ロンドンにパブが何軒あると思ってんだ…!(答: 星の数ほど)
ストーリー展開が、「そして誰も居なくなった」→「山尾青春物語」でした(微笑) 基本的に英国から去る=物語からフェードアウト。遠藤なんか何も知らない人が見たら、死んだかと思うよ! 勝っちは最後までちゃんといたのに、手紙でしか登場しないうえ鉄道ヲタ扱いだったしな(いやヲタで正しいと思うけど) そして素晴らしくマニア向けでした。こっそり仕込まれた史実小ネタの山。知らなけりゃさらっと流してしまう演出がニクイ反面、勿体ない。君尾さんの鏡ネタ(聞多)とか。品川での「こいつたぶん久坂でいいんだよな」とか。グラスゴーの大学で同じ教室で勉強している中の誰かがダイアーさんだよな、とか。 観る人が、主要登場人物の経歴くらいは一通り理解済み、というのを前提に話が進んでいくので、知らない人にはきついでしょう。ネットのレビューで、「これ、誰が見たらおもしろいんだ? まぁ、おもしろい必要はないっちゃ無い映画なんだけど」と書かれたのもむべなるかな。 や、私はすっげ面白かったですけどね? 終始笑いを堪えるのが大変だったですけどね!(笑)
英国のシーンは、あの国をちょっとでも知ってると違和感を覚えると思われ。 まず、「ロンドンが見えたぞー!」って場面がね…どう見ても外洋っぽいんだよね…。(注: ロンドンはテムズ河口から60キロほど内陸の街です) シェトランドのシーンもちと拙いです。うんあのね、シェトランドの崖って白くないと思う、よ…。むしろ赤黄色っぽい砂岩でできた崖(Sandstone Cliffs)だったと。英国というと「白い崖(White Cliffs)」というイメージがあるからなんだろうけど、あれは南部のドーバー海峡周辺に特有の石灰岩の崖なんですよ。――どうせなら、英国に到着するシーンで「ドーバーが見えたぞ!」「ほら、白い崖だ!」なんて使うとか、なら無問題だったのに。 あと、当時のロンドンは大気汚染がひどく空はいつも煤塵で覆われていたので、背景CGの空がも少しばっちいとよかったかなー、なんて。(細かいな) ロンドンのコックニー(下町)の住民や、グラスゴーの人々まで、綺麗な標準英語だったのも、ちとアレでした。現代でも英国は階級や住む地方によって訛りがきつい国で、たとえば私はグラスゴーの英語は聞いても理解できません(笑) コックニーは、近くで働いてたから少し解るんだけどねー。 あ、コックニーがどんな訛りかというのは、往年の名映画『マイフェアレディ』をご覧くださいませ。あれは誇張ではないです。
……そんなかんじでかーなりツッコみまくってますが、全体として素晴らしく楽しい萌え映画でした。大好きです。ファンです。DVDが出たら大勢でツッコミ大会したいでっすvv
…見てきました。お腹一杯です。
いろいろとインパクトのありすぎる一日だったので、今はそれしか言葉がありません。酔ってるだけとも言いますが(笑) 後日、感想なぞ書きますね。 とりあえずアレだ、見ようかどうしようか迷ってる人には、「見とけ! 損はしないから…!」と言いたい。うん、ツッコミどころも含めてそんなかんじ。楽しいです。純粋に明治という時代が好きな人なら楽しめると思う。大丈夫、私も山尾の知識なんて殆どないけど楽しかったから。(…) そしてクレジットが圧巻の映画でした。クレジットだけであんなに笑えたのは初めてだよ…。 ともあれ、洛芭さん織方さん、遅くまでどうも有難うございましたvv
| 2007年02月21日(水) |
教養修得というより情報収集と化している。 |
少し読書でもして教養をば磨かんとて書店に寄りしに、試みに手に取りたる翻訳関連新書に躓きて時を過ごし、終に目的を果たさず仕舞いになりにけり。 …無駄に古文調にしてみても教養は磨けません。ていうより合ってるのかこの古文(爆)
無駄に創作熱が燻ってるようで、いろいろなネタのいろいろなシーンが脳内で無秩序に展開してます。こーゆーときはあんまり宜しくない徴候なんだよ…結局なに一つモノにならないうちにブームが去っていくんだよ…。 できるだけそうならないように、がむばってまふ。(や、別に頑張る筋合いでもないんだけどね。自分的にここで踏ん張らないと負け犬な気分なんだよね)
うっかり立ち読みしてたのは、字幕翻訳者が著者の『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書)という本。 葛生さんがやってるのはニュース翻訳なので字幕と事情は違うんですが、それでも共通点がそこかしこに。楽しく読めました。 翻訳というのは、語学ができればいいというものではなくて、原文の意味を理解したうえで、それをどうやって自分の言葉で言い換えて、文脈やニュアンスを伝えるかという芸当なので、語学の得意な方から「そこ、意味違う」とつっこまれることは実際、よくあります。 でも、意味が合ってても文脈が繋がってなかったり、原文の単語のウラの意味が含まれてなかったりしたら、幾ら原文に忠実でも、翻訳としては下手くそだということになる。媒体の性質を見極めて、相応しい表現をいちいち選ばなきゃなりません。 ニュース記事なら昔取った何とやらで、糊口を凌ぐだけの質のものをかろうじて提供できる葛生さんですが、口語の会話文とか物語系、ユーモア系は恐ろしく苦手です。一方で、原文忠実を旨とするトリセツなんかも超苦手です。むしろ無味乾燥なビジネス書類のほうが好き。…などと選り好みするので、なかなか仕事にありつけません(爆) あああ、そろそろ苦手分野にも取り組まないとなー…(嫌々) ちなみにこの本、「最近の映画の字幕ってどうよ?」と思ってる人にもお勧めです。何を隠そう、私がそのクチなんですけどね!
ところで、慶應4年1月の江戸帰還〜4月の江戸開城までの、榎本&海軍系の時事情報(当時)を探しているのですが、どこにあるのか。 てっきり『榎本武揚伝』を見れば済むとばかり思ってたのに、井黒センセは前半生はあっさり片付けて下さってた。どうも加茂センセも期待薄の模様。…『〜伝』というとついうっかり『圭介伝』の濃さを期待してしまう…。 「日本外交史人物叢書」に収録されてる『榎本武揚子』が近代デジタルライブラリーで見られるんですが、これより詳しいものってないんですかね。『復古記』の隙間を埋めたいんだようー。(><)
英語にすれば、just at home. 人ごみにわざわざ出向く趣味はないので、大人しく家におりました>東京マラソン 五輪招致といい、石原氏は大勢を都心に集めるのがお好きらしい。住んでる人間はそうでもないのですが。ていうより黙ってたって東京は人が多いんだから、余計に増やさなくたっていいじゃねえかよというのが本音。 観光地や史跡近辺に住んでる人もこんなかんじなんでしょうな。居住者にとっては日常生活空間なわけで。イベント事で日常が侵されて嬉しいということはないでしょうし。不便だし。 まあどうなることかと思ったけど無事に済んだようでよかった。石原のためでなく沿道近辺に住む都民のためにそう思います。(すみません彼のことは学生時代に選挙演説を聞いたその瞬間からどうにも抵抗がありましてね。…だってすんげえ下手っぴぃだったんだもんよ、演説…。)
SSを進めてるんですが、自分の語彙の無さに打ちのめされております。最近ちゃんと本読んでないのが滲み出てる。気づけばここ数年、手に取るのは資料系ばっかりだった。もう泣きそう。気を抜くと素晴らしく説明くさい文になるしな。 しかし下手な題材で本を読むと、見事にその世界に引きずられるので、要注意なのでした。秋山さんの新刊、暫く読めそうにないや…。(かといって全然違うジャンルにすると、幕末から意識が遠ざかっちまうしなー) せめてもの表現力向上に、古語辞典を引っ張り出してきてみました。――ややも読まないうちに寝てました。orz
あ、風邪はどうにか治まったようです。微熱が数日続いて、乾いた咳が出て、「沖田はこんなかんじか」とか思いながら寝込んでた。寝込んでも楽しい歴史ヲタ。幸せじゃのう。(…)
●本日の板垣 そういや先週サボりました。今週も板垣というよりは、献策を求められる甘利とお茶目な幸隆パパにニヤニヤしてました。真田家ならゆっきーこと昌幸が一等ラヴなんですけど、パパの渋い男ぶりにも惚れ惚れします。息子ほど策略家ではないが知恵者というイメージ。この父にしてこの子あり、だと思ってます。(昌幸は甲府育ちだから父親の影響はあまりないんだけど。親譲りの賢さにお屋形様(晴信)の薫陶が加わってこそ、という気がする) 今回の晴信くんは、やたらに鬼鹿毛に拘ってて可愛い…。早よ大人にならんかな〜(怪しい育成ゲームのようだ)
●メッセージ返信 2/13 15:34 C音様 頭文字、合ってますでしょうか…。勿体ないお言葉を頂戴して恐縮です。『光射す』は非常に産みの苦しみを味わった一作なので、お気に召して頂けたならとても嬉しいです。こちらこそ、どうも有難うございました。m(_ _)m 最近すっかりマイペース更新ですが、宜しければまたお立ち寄り下さいませ。
…貿易商だったとゆー曽祖父の祥月命日です(爆) 彼の娘である祖母と同居してるので、子どもの頃から艶っぽさより墓参のイメージが…。中学に上がったら、チョコを貰う日になりました(私が)。女子校万歳。 ――今の職場には中学の先輩がいまして(当時は知らなかったけど)、チョコの差し入れを頂戴しましたvv え、私? 帰宅時にパパ上と兄貴にとの名目で自分の食べたいチョコを買って帰りましたが、何か。(…)
英国ではバレンタインデーは、別に恋人の日でも何でもありませんでした。「Your loved one(あなたの愛する人)」に日頃の感謝を篭めて贈物をする日、で、相手は家族でも友人でも同性でも構わない。お互いにカードとちょっとした心付を贈り合う、といったかんじでした。 …ちょーしゅー5もプレゼントしあってるとよいと思うよ!(妄想)
で、そんな日に亡くなった曽祖父。明治の男です。 生まれは信州なんですが、若くして渡米を志し身一つで上京、辞書を片手にホテルのロビーに待機しては、欧米人を見るや「ガイドをしてやる」と押しかけて、それで英語を勉強したとかしないとか。 念願の渡米にあたっては、許婚(うちの曽祖母)に「向こうで一旗上げて、必ず迎えに来るから待っていろ」と告げて出てったらしい。それで律儀に25歳まで待つ曽祖母も、当時の婚期を考えると凄い。…彼女をよく知る母君に言わせると、「信州の田舎で燻ってる男に嫁ぐより、海外に出た男の妻になったほうが恰好いいと思ったみたいだけどね。あの人もプライド高いから」だそうですが…。 そんな曽祖母は、アメリカで事業に成功し土地も屋敷も手に入れた曽祖父から「すぐに来い」との手紙がくると、迷わず横浜から船に乗ったそうです。この思い切り、やはり明治人ですな。 そんなわけで彼らの長女(我が家の祖母)は、ニューヨーク生まれだったりするのです。 子どもの教育は日本でということで、祖母が3歳の時に帰国。その後は曽祖父のみ日米を行ったり来たりしていたそうです。やがて戦争の足音が聞こえると、土地は処分し、事業を友人に託して完全帰国。ただ、それらの財産は空襲で家と一緒に綺麗さっぱり焼けちまいました。アメリカの事業も、友人が失敗して結局潰れてしまったそうな。結局、一代限りの夢だったということで。orz ずいぶん開明的な人だったようで、大正生まれの祖母を筆頭に女ばかり6人姉妹全て大学に行かせ、夕食には自ら台所に立ってアメリカ仕込みのローストビーフを作ったり、フェミニストで曽祖母はとっても大事にされてたらしい。(この影響か、我が家はその後代々女系が強い家です…) 挙句がバレンタインデーに死去。我が家ではダンディの代名詞になってます。 ああ、その時代にワープしたい。惚れるぜ…!(いや実の曽祖父なんですが)
なんだか酷い風邪を引き込んでます。視界がぐらんぐらんするよう。
…うちのばーさまは未だに「建国記念日」と言えません(笑) 私はむしろ、「大日本帝国憲法公布記念日」と記憶しています。おかげで、憲法記念日とよくごっちゃになります。 学校で習っていた頃は帝国憲法なんてどうでもよかったんだけど、制定までの紆余曲折を知った今では妙に愛しく思える。あの人もあの人もあの人も憲法制定・議会開設に必死になったんだと知った今は、どんな形であれ法治国家としての日本がスタートしたことは素晴らしいことだと思う。 明治は、陽も陰も正も負も功も罪も総てひっくるめて、やっぱり日本の歴史にとって偉大な時代だったと思います。 ただ、そこでただの『明治礼賛』で終わってしまったら、いつかまた同じ過ちを繰り返してしまうでしょう。明治の素晴らしい点を見ると同時に、どこで何を失敗したのかもきちんと把握して反省しなければ、明治という時代を今になって振り返ることの意味はない。 最近の「明治ブーム」に触れるにつけ、そんなことを思ったりしてます。
…などと偉そうなことを言っているこの人は、大隈の『憲法意見』の内容すら実はよく知らない、いい加減な明治ファンです。いいんだ、どうせ人物萌えだから。(開き直るな)
ところでそんなわけで、実は今週は3連休だったんですね。知りませんでした。葛生さんは明日は普通に出勤です。インターナショナルな業務環境が災いして、職場にあるカレンダーは国際規格=すなわち日本の祝日が掲載されてません。素で今日に至るまで明日が休日であることに気づきませんでした。謀られた――ッ!Σ( ̄ロ ̄lll)
●更新 >『徒然草子』: 蝦夷小ネタ1つ、テーマは「自己嫌悪」 圭介=好奇心と知識欲の権化、という認識。太田村の頃は心底楽しんで調練やってたんじゃないかと思ってます。でも、戦争の実態を知った後じゃ葛藤があったんじゃないかなー、だったら萌えるなー。…という産物。(実も蓋もない) 時期は、『南柯紀行』に「140〜50人ほど新兵を募集して、歩兵と砲兵に分けて訓練した」とある12月の或る日。まだ初期段階につき行進の練習ってことで、ひとつ(笑) …だって本当は撃ち方練習とかにしたかったけど、「構え!撃て!」て当時の仏語が判らないんだもん――!(><)←「フー!」はさ…流石に使ってたかどうか確信がないからさ…。(※昨年1月25日の日記参照) ……実は会津の人の書き残した記録によれば、「いち、に」は「オン、ツー」だそうなんですが(@『戊辰落日』)、それだと間抜けすぎるんで普通に書きました(^ ^ゞ 太田村時代。圭介は慶應3年5月6日に「両番格歩兵指図役頭取勤方」から昇格して、歩兵指図役頭取になります。「勤方」というのが何を意味しているのか不明ながら、大筑保太郎(尚志)さんも「勤方」だったそうなので、学者さんで士官待遇を受けてた人とかかしらん、とぼんやりと。5月に正式に軍人さんになった、てかんじかな、なんて思ってます、が…違ったら誰かご指摘ください。(他力本願…)
…小ネタの癖に解説が本文と匹敵するほど長いってどうなの…orz
| 2007年02月08日(木) |
PCの次は回線トラブルでした |
火曜日の夜から回線異常が発生しまして。障害状況を確認するにも、プロバイダのHPが開けない。「トップにフラッシュなんざ使うんじゃねえーッ!」と唸っておりました。(うちの別宅のアナログ回線用に軽めに作ってあるページでさえ、普段1秒かからないのが10秒以上かかったよ…) 昨日は仕事だったので、本日やっとプロバイダに連絡。障害は出てなかったのですが、向こうのサーバとの間で接続不良が起こってたようです。一回ラインを切って貰って、繋ぎ直したら復旧しました。やーれやれ。
サイトは大仕事(笑)が一段落したので、書きかけのSSをちょこちょこ進めてみたり、レポートの続きに手をつけたりしています。まだ集中力が足りない。切欠があれば、ガン!とエンジンかかると思うんだけどねー。 6月の大阪に委託をしようかしまいか、迷ってます。本を作り上げる気力があるかが問題。長い話が書けなくなって久しいので。
日常で大きな決断をしまして、まあぶっちゃければ別れ話なんですが(^ ^ゞ なーんかすっきりしちゃったなーという気分です。 そんなこんなで自分の将来の事をこの1ヶ月考えまくってたもので、某厚生労働大臣の発言には正直、腹立つのを通り越して呆れかえってました。 開いた口が塞がらなかった。一度ならず二度までも。
ここからちょっと真面目な話。
良識のある人なら誰も、どちらの発言についても、「そういうつもり」で言ったんじゃないってことくらい判りますよ。当たり前でしょう。問題なのは、「そういうつもりじゃない」のに「そんな表現が出てきてしまう無神経さ」でしょう。それも一国の大臣たる立場の人間から。 どちらの発言も、女性が子どもを産むのは当然だとの認識が根底にある。なきゃ、出てこない発言です。そりゃ男性には子どもは産めませんさ。でも、女性なら誰でも子どもが産めると思うなよ、と言いたい。子どもが欲しくても、或いは立場上子どもを産まなくてはと思っていても、産めない人もいるんです。 実は、私もその予備軍です。不妊症検診はまだしてませんが、将来そうなる可能性の高い持病を抱えてます。そのために飲んでいる薬は、ガン発症率が高くなるかもしれないと言われているものです。症状の進行を止め、痛みをなくすために他に手がないので飲んでいます。 私だって子どもが欲しい。2人くらいは欲しいです。でも、持病を抱えて結婚相手を探すことが既に難しい状態です。家付き娘で本来子どもは産まなきゃならない立場だったので、家族には発病したあと説明して理解してもらってはいますが、それでも従姉妹たちが次々結婚、出産していけば、焦りもあります。 「出生率を上げるために頑張って」と言われてもどうしようもない。「子ども2人が健全な希望」と言われても困る。何より、「家庭を持ち子どもを育てることが人生の喜び」で「自己実現」と言われたところで、物理的にそれが不可能な人はどうすればいいのでしょうか。 私は根が図太いし、発病してもう3年近くなるから今更この程度で傷つきゃしないですよ。でも、私が幾らかでもショックを受けた以上は、傷ついた人はどこかにいます。きっといます。それを「被害妄想」と言うのは、自分がその立場に立ったことがないから言える言葉です。痛みや辛さを知らないから出てくる言葉です。配慮が全くない。 つまり、本当に問題なのは、彼の「真意がどうか」という点じゃない。「表現力の拙さ」「無神経さ」なんですよ。一国の大臣がたとえどれだけ少数派にしても国民を傷つけかねない発言をする、その無知さ。 政治家は言葉を操るのが仕事。真意なんかより、表に出てくる言葉がまず大切なんです。どんなに尤もな政策でも、表現がまずかったら政治家として失格。民主主義というのはそういうものです。 「機械」発言は、英国BBCでも国際面トップに出ました。そのくらい、世界の先進国標準であり得ない呆れた発言だったということです。これを英国の友人が読んだかと思ったら、顔から火が出そうに恥ずかしかった。 謝罪も撤回も私は別に欲しくない。欲しいのは、想像力。自分の言葉で傷つく人がいるかもしれないと、まず気にかけて欲しい。慮る優しさが欲しい。言葉を、もっと大事にして欲しい。 もともと日本は、少数派に冷たい国ではありますが。某タレントのコメントではありませんが、日本社会の意識というのはこの程度なんだな、と諦めるしかないのかなぁ。それはそれで寂しいんだけどな。
あ、あと疑問に思ったのが、「少子化対策」って「出生率を上げること」じゃないだろう。少なくとも2年間官庁系の雑誌編集してて、政策面で必要とされてると学者や官僚レベルの執筆者が散々書いていたのは、「子どもの数が減っても維持できる社会の構築」だったけど??
そんなわけで、一度は我慢しようと思ったんですけど二度までも…!とプチンと切れたので、言いたいこと言わせてもらいました。せっかく自己表現の場を持っている少数派として。こーいうこと考えてる奴もいるんだよという話。 詳細な発言内容をご存知ない方のために、2回目の発言要旨のリンクを貼っておきます。 →ttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702060370.html
我が家の梅はすでに満開でございます。例年は2月半ばに咲き始める木です。嗚呼地球温暖化。 ついでに近所では昨秋から咲きっぱなしの桜の木もあります。こっちは単に木の問題です。寒桜を通り過ぎて近頃では既に四季咲きの感があるよ…。真冬に月見花見を一遍に楽しめるので、お気に入りの散歩コースですvv ……というわけで昨日は節分でした。(脈絡?何ソレ?) 豆をうっかり食べ損ねたので本日遅ればせながら食しました。我が家は根っからの東者一家なので、恵方巻はナシ。にしても、もう立春だなんて月日の経つのは早いですなあ。 立春というと、必ず紀貫之の和歌(袖ひちて…)を思い出します。古文の先生の解説が上手だったのか、とてもリアルな情景として憶えている。…我が家のささやかな池の水の冷たさや張った氷で遊んだ子どもの頃の記憶が、蘇るのかもしれません。 その我が家のささやかすぎる池(大きめの甕に泥を敷いて睡蓮を植えた亡き祖父の力作、直径50センチ也)も、今年は薄氷すら張りませんでした。霜柱もなかったしな。寂しい。嗚呼、地球温暖化…。
●今週の板垣(…) すみません。のっけから謝ります。1月から我慢してたんだけど、もー限界です。日曜の夜が来るたびに板垣への愛が暴走して大変です。先週の板垣祭りに続いて、今週は何と甘利と並んでご登場という大サービス! 甘板ファンを萌え死なせる陰謀かと思いました。前にも川原で甘板サービスシーンがあったしな!(注: 鬼美濃もいました) この様子だと、勘助主人公といっても上田原の甘板心中(違)もきちんと描いてくれそうです。期待が高まります。うわあぁあ怖いけど楽しみだ…! ――勘助の話がなくてすみませんねえ本当に。っていうか未だに「勘助」って慣れないんだけど…(十年前は「勘介」だったからさあ)
●更新(2/3) >『文庫』:「鳥観察記」に駿河台の圭介拝領屋敷(推定)近辺のリサーチ結果 何とか完結しました。凄く無駄の多い文章ですが、個人的には極めて(自己)満足しております(笑)
●メッセージ返信(遅くなりました) 1/26 1:17 K瀬さま 武田情報を有難うございました! 富士急のアトラクションは確か前にもやってた気が…。二十四将ファンでもクリアが非常に難しいゲームだったようですが、同じのでしょうか。ってもしや当時から今までずーっと続けてる、とか…?(怖)/ 山梨の人のお屋形様愛は深く強く暖かくどこかイッちゃってて(失礼だ貴様)、大好きです。某大学の創立者愛と通じる所がなくもないですが、あそこまで暴走はしてない(笑)ので、ほんわかした気分になります。山梨行きたいよ…。冬の山梨で温泉に浸かると生きててよかったと思えます。でも今、PC購入した所為で恐ろしく金欠なので我慢我慢…!><
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