読書記録

2023年06月18日(日) 友罪 / 薬丸 岳

 記者になる夢に破れて、町工場で働き始めた青年、益田と、同じ工場で黙々と仕事をこなす鈴木。同い年であったことから会話を交わし、彼らは次第に心を通わせる。だが、やがて益田は、鈴木が17年前の児童連続殺人事件の犯人ではないかと思うようになる…

その町工場にはAV女優の過去を昔の男に脅されている藤沢美代子、そして一人息子が16歳のとき飲酒運転で3人の子どもを死なせてしまった山内もいた。

鈴木(本名は青柳健太郎)を更生させるために、精神科医師の白石弥生は自身の家庭を崩壊させてしまっていた。

確かに自分に助けを求めたはずの友だちを見捨ててしまった負い目を益田はずっと抱えていた。



鈴木が事件を起こした土地と、益田が中学生のとき、友達がいじめにあって自死した場所は近くて、なぜこの地を設定したのかと思った(奈良市)

そう言えば・・・
あの 神戸児童殺傷事件の ”さかきばら”が、この地で暮らしているともっぱらの噂だったことを思い出した。。。


映画化されてたようだ。
今からでも見たいな。
























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fuu [MAIL]