読書記録

2021年04月16日(金) 天穹の船 / 篠 綾子

 
黒船来航の翌年、この国を次々と災厄が襲った。
異人憎しの声が高まる中、伊豆国戸田村の船大工・平蔵は、難破したおろしあ人の船の造船世話係補佐役を命じられる。
平蔵もまた彼らを忌避していたが、おろしあの人々の温かい心に触れ、次第にその考えを改めていく。
だがその一方で、異人を斬って攘夷を成そうとする志士たちが、暗躍し始めていた。
そこには、二十年前に生き別れになった平蔵の幼なじみ・士郎の姿があった。
交わらぬ道を歩まざるを得なくなった二人の男。



平蔵と士郎が入れ替わってたこと、二人の父である伊左次が生きていたこと、
どんでん返しではないけれど なかなかに面白い筋書きだった。


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