読書記録

2019年12月06日(金) 始まりの家 / 蓮見 恭子

ヘアーサロン「宇奈月」が舞台。

大崎葉月 (ヘアーサロンの亡明・今の主 益美の4女。
ただし、葉月はこの夫婦の実子ではなかった。
有名美容師と結婚しているが、子どもが出来ない身体のため母に代理出産をもちかける)

宇奈月弥生(明・益美夫婦の長女。
ホステス上がりの女優・朝倉ミチの専属ヘアーメイクアップアーティスト)

宇奈月益美(明亡き後、ヘアーサロン宇奈月を仕切っている。
葉月に代理出産をもちかけられ、体力をつけるため始めたウオーキングで転んでしまう)

宇奈月睦(明・益美夫婦の長男。
美容室は継がないでイタリアンシェフとして、妻と一女がある。)

伊澤文(夫婦の三女。
母を助けてヘアーサロンで仕事をしている。
仕事が長続きしない夫との二人暮らしだが、妊娠が分かる。

廣島如恵(夫婦の二女。夫・高校生と中学生の二人の子供がいる。
文と共にヘアーサロンで働いて母を助けている。


そして 最後に登場するのは「朝倉ミチ」。
本名平井道子。葉月の産みの親。
彼女は宇奈月家の家族の歴史に大きく関わっており、そしてそのことをずっと引きずりながら生きてきた。そんなミチが、縛られていたものと決別し、歩き出す。どんな人生も、今日から始まるのである。

まぁ、一番見事なのは一男四女を育て上げた益美の生き様だろう。
あっぱれ、としか言いようがない。




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