2019年06月02日(日) |
息子よさようなら / 李 佳 (りじゃ) |
台湾で生を受けた莉莉は捨て子として育った。 養父は優しかったが養母には虐待されていた。 夜間高校から大学に進んで、その後沖縄から来た留学生と出会い結婚した。 子どもを授かったものの、当時の沖縄は台湾人への差別が酷く、このままでは子供も差別を受けると思い、小学校入学を機に息子を手放した。 大学時代の友人の協力で千葉に移り住んだが、そこで実父の消息が分かり異母弟にも会ったのだ。 内戦で敗れた蒋介石が台湾に撤退した当時の物語。
賢いひとなのになぜか差別というか、パワハラを受けやすい人という印象。 文章の進め方はちょっと・・・という部分もあったし、タイトルも気に入らない。 「息子よ また会う日まで」としてほしかったなぁ。 でも表紙が素晴らしい。
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