読書記録

2019年05月16日(木) 花だより / 高田 郁


 みおつくし料理帖特別巻


〇花だより 
女料理人、澪が大阪に帰った後の「つるや」のお話。
店主種市が今生の別れかもしれぬと、大阪へ行くことを決意する。
用意万端調えて出発するも、小田原の宿場でぎっくり腰になり敢え無く引き返す。

〇涼風あり
町人と武士との身分の差を超えて一緒になるはずだった御膳奉行・小野寺数馬とその妻、乙緒との暮らしぶり。

〇秋燕
あさひ太夫の名を捨てて、生家の再建を果たした野江。

〇月の船を漕ぐ
今でいうコレラで患者を救えなかった夫・源斉の落ち込みに心を痛める澪。
夫の好物というか、子供の頃からの馴染の味噌をつくって夫婦の危機を乗り越えていく。

沢山読ませてもらった「みおつくし料理帖」のシリーズ完結版。
これで最後とか。
惜しいけれど仕方ない。





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