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■ ネヘミヤ６章
ネヘミヤ記６章です。
城壁ももうほぼ完成に近くなりました。
うっかり安心して気を緩めそうになりますが、
私たちは救いの完成のなる最後のときまで
気を緩めてはなりません。
そういうときこそサタンの攻撃が強まります。
「さて、私が城壁を建て直し、破れ口は残されていない
ということが、サヌバラテ、トビヤ、
アラブ人ゲシェム、その他の私たちの敵に聞こえると、
−その時まで、私はまだ、門にとびらを取り付けて
いなかった。−
サヌバラテとゲシェムは私のところに使いをよこして
言った。
『さあ、オノの平地にある村の一つで会見を
しよう。』彼らは私に害を加えようとたくらんで
いたのである。」（１〜２節）
しかし、ネヘミヤはこのひとことで言いのけます。
「私は大工事をしているから下って行けない。」と！
「私は大工事をしているから、下って行けない。
私が工事をそのままにして、あなたがたのところへ
下って行ったため、工事が止まるようなことがあって
よいものだろうか。」（３節）
ネヘミヤが見抜いているように、
この話し合いは罠でした。
話し合いではなく、害を加えようとしているだけのもの
だったのです。
それが、一度ならず、しつこく４度も
繰り返されました。
５度めには開封された手紙をよこし、今度は
「あなたの悪い噂は、もう周りにも
漏れ出していますよ」と事実ではない噂、
誹謗中傷よって彼を恐れさせようとします。
その嘘の噂とは、
「ネヘミヤは王になろうとしている」というもので、
それがすでに人々に広まっていることを告げて、
彼を脅したのです。
事実ではないのだから、会見して噂を取り消しに
行きたいと思いがちです。
しかし、ネヘミヤは祈りつつ、ぐっと堪えます。
そして神に
「ああ、今私を力づけてください。」と祈っています。
また、別の時には
偽の預言に従わせようとする誘惑もありました。
しかし、ネヘミヤはそのことも見抜きます。
「私にはわかっている。今、彼を遣わしたのは、
神ではない。彼がこの預言を私に伝えたのは、トビヤと
サヌバラテが彼を買収したからである。」（１２節）
と言っています。
「彼が買収されたのは、私が恐れ、言われるとおりに
して、私が罪を犯すようにするためであり、彼らの
悪口の種とし、私をそしるためであった。
わが神よ。トビヤとサヌバラテのあのしわざと、また、
私を恐れさせようとした女預言者たちのしわざを
忘れないでください。」（１３，１４節）
と記されています。
ネヘミヤは何でも神様の元へ持って行きます。
そして神様が正しいさばきをされることを
知っています。
そして
ついに城壁が完成を遂げます！！
「こうして、城壁は５２日かかって、エルルの月の
２５日に完成した。
私たちの敵がみな、これを聞いたとき、私たちの回りの
諸国民はみな恐れ、大いに面目を失った。この工事が、
私たちの神によってなされたことを
知ったからである。」
（１５，１６節）
神の国が成るとき、救いの完成のときには
もう敵は何も手出しはできません。
サタンは完全に滅ぼされるからです。
そして、神様こそ、まことの神であることを
すべての人が思い知ることになります。
そのときまで、
さまざまな功名な攻撃が仕掛けられたとしても、
それに乗っからず
「私は神の大工事をしているから下っていけない。」
と私も言っていけますように。
2023年03月04日(土)
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