 |
 |
■■■
■■
■ F1第9戦カナダグランプリ(予選)
2006年06月24日(土)
今日はF1第9戦カナダグランプリの予選。例年ではカナダ、アメリカ、ブラジルのアメリカ大陸3戦は日本時間の深夜3時過ぎから始まるため、特に日曜日の決勝は日本時間の3時過ぎとなるので、翌日の仕事が非常に眠くなってしまうのですが、今年はサッカードイツワールドカップの関係で、ワールドカップ開催中におこなわれるF1セッションはすべて1時間繰り上げておこなわれるため、今週末のカナダグランプリと来週末のアメリカグランプリは、日本のファンにとっては多少寝不足が軽減されるのではないでしょうか。
まあ、ブラジルグランプリは例年の時間帯に戻るんですが……。
さて、今年から採用されたノックダウン方式による予選により、今シーズンここまで何度か波乱のあった第1ピリオドですが、今回も強豪チームのドライバーが脱落する場面が見られました。ウィリアムズ・コスワースのマーク・ウェバーが17番手に沈み、第1ピリオドでの敗退となりました。以下スーパーアグリのフランク・モンターニュと佐藤琢磨、ミッドランドのクリスチャン・アルバースとティアゴ・モンテイロ、トロロッソのスコット・スピードの脱落が確定。
第2ピリオドではBMWザウバーのジャック・ビルヌーヴとニック・ハイドフェルド、レッドブルのクリスチャン・クリエンとデビッド・クルサード、トヨタのラルフ・シューマッハ、トロロッソのビタントニオ・リウッツィの6台が脱落。今回はホンダの2台は無事最終ピリオドまで駒を進めました。
20分間の最終ピリオドでは、序盤に各マシンが燃料を減らすための走行を重ねつつタイムを出し、その後各マシンは再度タイヤ交換を行ない、2度目のタイムアタックを開始。ルノーのフェルナンド・アロンソは自己ベストを更新できなかったものの、序盤のタイムでポールポジションを獲得しました。マクラーレンのキミ・ライコネンはタイムを縮めますが、ルノーのジャン・カルロ・フィジケラに届かず、ルノーのワンツーに続く3番グリッド。続く4番グリッドをトヨタのヤルノ・トゥルーリが獲得。フェラーリのミハエル・シューマッハは5番グリッドとなり、決勝レースでの巻き返しに期待が寄せられます。
今シーズンの序盤から何かと話題に登っていた、走行時にウイングの形状が変化するいわゆるフレキシブルウィングが禁止となり、そのフレキシブルウィングの恩恵に与っていたと噂されるフェラーリは、得意と思われていたここカナダで奮いませんでしたね。マッサは10番手に沈み、シューマッハですら5番手がやっと。やはりフレキシブルウィングの禁止は痛かったようですね。
ただ、このコースはフェラーリにとっては非常に相性の良いサーキットであり、特に高速ストレートからタイトなコーナーへのフルブレーキングが連続するストップ・アンド・ゴーのレイアウトでは、ブレーキとタイヤ、それにエンジンの消耗がきついとされています。フェラーリとブリヂストンはその信頼性の高さが大きな武器になっていますので、高速でのスピードがあれば、明日の決勝では良いレースができるのではないでしょうか。
そして今回も際だっていたのはやはりルノーでした。カナダは長い高速ストレートがあるので、ルノーには不向きだと思っていたのですが、予選を見る限りでは今回も速さを維持しています。今回はフィジケラもフロントローに上がってきたところを見ると、相当マシンの仕上がりは良いようです。 一方、このところ決勝での速さが影を潜めつつあるライコネンですが、今回は3番グリッド。今シーズンの開幕前はタイトル争いの一角と目されていましたが、そろそろ今シーズン初勝利を見たいものです。
スーパーアグリは今回も琢磨がモンターニュの前!
|
|
 |