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■ F1フランスグランプリ予選
2005年07月02日(土)
今夜はF1第10戦フランスグランプリの予選がマニクールサーキットにて行われました。前戦アメリカグランプリではミシュランユーザーの7チーム14台がタイヤの安全性が保証されないと言う理由でレース出場を辞退し、ブリヂストンチームだけによる前代未聞の3チーム6台のみでのレースとなってしまいましたが、今回はミシュランチームも、無事に明日の決勝を迎えることができそうです。
アメリカグランプリに関しては、大方の見方では「タイヤを用意できなかったミシュランが悪い」という意見が多かったようですが、ま、僕は最初から言っていますように、ミシュランがインディアナポリスに対応したタイヤを用意できなかったのは、仕方のなかったことだと思いますよ。インディアナポリスは今年の大改修で、レース前になって路面にレイングルーブと呼ばれる進行方向を向いた細かい溝が切り込まれていたそうで、これがミシュランにとって予想外の負荷を生んだらしいですからね。そんなことインディアナポリスに入ってからでなければわからないことですからねえ。僕の意見は一環していまして、今年のアメリカグランプリの異常事態は起こるべくして起こったものであり、避けられなかったものであり、ミシュランに否はないと考えています。
さて、話が逸れてしまいましたが、今日の予選ではアメリカでのうっぷんを晴らすべく、再びそのミシュラン勢が速さを発揮しました。ポールポジションはルノーのフェルナンド・アロンソ。ルノーはフランスのチーム、さらにミシュランもフランスのメーカーなので、両者にとっては今回が本拠地グランプリと言うことになります。2番手はトヨタのヤルノ・トゥルーリ、3番手にマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネン、そしてようやくブリヂストンタイヤを履くフェラーリのミハエル・シューマッハが4番手に入り、5番手には何とBAR・ホンダの佐藤琢磨が続いています。3番手のライコネンはエンジン交換を行っているため10グリッド降格のペナルティを受け、明日の決勝では13番手からスタートするため、明日の決勝ではシューマッハが3番グリッド、琢磨は4番グリッドからスタートします。
燃料の搭載量が違うのかもしれませんが、チームメイトのジェンソン・バトンが8番手なので、琢磨が予選でバトンより前に出るのは久しぶりですな。単純に予選タイムだけで琢磨がバトンに勝ったのは昨年の日本グランプリ以来で通算8回目、今シーズンは初めてバトンに勝ったことになります。琢磨は昨シーズンから同僚のバトンに実力差を見せつけられていますし、現在琢磨は唯一まだポイントを獲得していないドライバーですから、明日の決勝では是非ともポイントを獲得してもらいたいものですな。
それにしても、ライコネンの10グリッド降格は痛すぎる……。
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