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ムシトリ日記
加藤夏来
→ご意見・ご指摘等は

2006年07月04日(火)
考える技法

Q.
『かけっこが遅い』
という理由で悩んでいる子がいたとします。どう答えますか?

A.
『足が速くなればいい』




正しい答えです。根本的で、最終的です。理想でもあり、真摯です。

ですが、役に立ちません。それができたら最初から悩んでいるはずがない。

しょっちゅう悩み事にはまり込んでいる人間の常として、私は頻繁に人に相談を持ちかけますし、逆に人からの相談も受けやすいです。そういう話し合いは、突っ込んで真剣になればなるほど、何故か暗礁に乗り上げやすい傾向があります。その一つにこのパターンがあると思います。つまり、理想的な状態にこだわり過ぎるあまり、現況がおろそかになるという意味で。

「理想」とは、もともと「信念」のたまものです。
「信念」は、率直に申し上げて「個人的な思い込み」です。
さらに率直に言うと、「信念」以上に個人の確立にとって重大なものはありません。だから厄介だし、複雑にもなるのです。

大事なもののことだと思えばこそ、そうそう目先を変えることはできないかもしれません。しかし、一歩引いた視点で見ると、それは単に役に立たない議論です。それよりも、今何が問題なのか? それは何が原因か? そのために、具体的にはどうすればいいのか?
分析し、解決していくためには、まず自分や相手の立場を理解しないことにはやってられません。

「努力する以外に道は無いんだから、そんなことごちゃごちゃ言っても仕方ない」という男らしい意見も見られます。

が、努力というのは、はっきり言ってすればいいというものではありません。挑戦は、投資と同じです。状況を分析し、的を絞り、正しい方向性を常に模索しながらでなければ、注ぎ込んだものが無駄になるどころか、何もかも失って首をつる以外になくなることだってあります。というか、必死になって考えても、大災害なみのアンラッキーをこうむることはあります。さらにこの上分析さえ放棄しては、まっさかさまにもなりかねんのではないでしょうか。



別の体験から言いますが、状況が違うということは、場合によってモノが違うくらいの差を見せます。右と左が違うだけで、医薬史上に残る大スキャンダルにもなりえます。→
いわんや、人自体が違ったらそこに生まれる差は、どれだけのものになるか見当がつきません。いちいち状況をよく見て、何が適しているかアタマを使うこと。迂遠なようでも結局それが、一番の近道なんではないでしょうか。




個人的な回答。

A.
どう悩んでいるのか聞いてみる。判断はそれからする。







拍手レス

ろーれるさん>
こんばんは&いつもありがとうございます〜
「これ、分かるかなあ……」とびくびくしていたので、そう言っていただけると木に登ります、ほんとに(涙拭 ていうか出しておいて難ですが、私DQ8をクリアしたことがないので、もしかしてあのアイテムがエンディングで壊れる描写とかあったら大変申し訳ありません……問題はそれ以前の部分にありそうですが。
ちなみに、頭部が砂漠化していると書くと正体を見破られるククールが大変哀れでした…(笑)
こちらこそ、いつもご訪問ありがとうございました。期限までたくさん遊びに行かせていただこうと思います。それではまた!


うまむーさん>
鳥にコメントありがとうございました。何気にこの枚数でやっちゃいかん詰め込み方をしてしまい、反省しきりです。もう、「ククールに羽根が生えて愛玩されている」という場面さえ書ければいい根性なので、イメージを楽しんでいただけるのは嬉しいです。ブラック・タイ……さすがにコアなプレイをチョイスされますねv
いつもご訪問ありがとうございます。また遊びに伺います〜