弱り目に祟り目
この2日間、君は風邪で寝込んだ。
顔の腫れがひいたと思ったら風邪。
それも眠りっぱなし。

お昼は、少しでも栄養を取ってもらおうと
考えて買ってきた。
私の選んだモノは好物ではなかったらしく
残されてしまった。
だけど、それが私の限界。
消化のよさそうな夕食を作ることも、洗濯物することも
頭には浮かんだけれど、実際何もしていない。
薄情を通り越して、極悪非道だと思う。

そして今日、久しぶりに起き出した君は、例によって
行き先を言わずに出かけてしまった。
帰ってきて
 弱り目に祟り目だよな
と、言うのでそうだねと答えた。
この一連の体調不良だと思ったので。
だけど違った。
ガレージに置いてある車が車上荒らしに遭い
窓ガラスを割られていたのだと言う。

うろたえていたのかネットで近くのディーラーを
探そうとしていた。
それを見た瞬間、また言ってしまった。
 自分で修理代払うつもり?
 なんのために保険かけてるの?

今日は会社にいる間、左頬が痙攣していた。
会社を出たとたん、治った。
私はコンビニに寄り、就職情報誌を探した。
売っていなかった
帰ってすぐに親に電話した。
病院に出す紹介状について、あれほど言ったのに
きれいさっぱり忘れていたらしい。
国立がんセンターを思いつき、ネットで調べた。
事情を話して検診してもらうことに決めた。

叔父が勤めていた会社から、子会社の社長になり
東京に来ているらしい。
夕食をご馳走になろうと、親からケータイ番号を
教えてもらった。
ネットで調べると、代表取締役の欄に名前が載っていた。
夕食はもちろん、就職の斡旋をお願いしようかしら。

2005年02月22日(火)

初日 最新

Copyright(C)2004- you All Right Reserved.