ついに宣告
君にきっかけを与えてもらった。
つまり、大量の洗濯物を持って帰って欲しいと頼まれた。
何日ぶりだろうね。
今まで溜め込んでたのね。
てっきりコインランドリーに行ったと思ってたのにね。
政治のニュースを見て、NHKが好きで
国際ニュースに意見しても、身の回りのことができない
と、かっこいい意見も色褪せる。
親の世代、祖父の世代なら、それでもよかったかもしれない。
単身赴任なんて、よくあることと言い切った割りに
私に身の回りの世話をしてもらうのを前提としていたね。
言うこととすることの差が大きいと、みっともないね。
否定したけど、私は追及しなかった。
体調の悪そうな時期に、こんなことになるなんて
踏んだりけったりだね。
これが最後だからと、思わず受け取りそうになった。
だけどしなかった。
手が伸びなかった。
はっきり言いました。
プライベートなことでは、もう何もしない。
私が狡いのは、きっぱり別れを告げなかったこと
さよなら、仕事も辞めますとは言わなかった。
まだ1年経ってない。
まだ何も覚えていない。
このままじゃ、仕事は見つからない。
そして、君はこんな中途半端な私でも
いなくなると困るとわかっている。
今日したのは、君がわからずにやってしまったことの
フォローだった。
原因を探すより、作り直すほうが早かった。
こんな私でも、まるっきりの役立たずじゃないから
君はわたしが会社を辞めると困る。
だからね、そんなことを踏まえたうえで
駆け引きめいたことをした。
離婚前後の世間知らずだった私とは大違い。
職を失って、路頭に迷いたくない。
2005年02月21日(月)
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