眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・転げ落ちた先に:真名あきら

ボーイズ小説・転げ落ちた先に(プラチナ文庫)真名あきら

かつては美貌と才能で崇められていた会社員受は身体をこわし面変わりして地味に生きていたが新しい上司になった攻に強引に抱かれて…。
設定買い。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は会社員。新製品の企画を立ち上げる部で翻訳している。実家は資産家だが実家とは関係のない仕事をしている。会社の寮住まい。母親は女優。色素の薄い切れ長の瞳が印象的な中性的で母親似の美貌だったが病気で胃を半分切除し面変わりする。現在はがりがりに痩せた身体と大きな目ばかりが目立つ骨張った顔。ぼさぼさの髪に無精髭。昔から面倒くさがりだったが周囲が面倒をみてくれていた。集中力が高く優秀。昔は引く手あまたで遊んでいた。ゲイ。
攻は受の新しい上司。営業部企画課長。母子家庭で育つ。前の会社の専務の娘を貰ったが浮気されて離婚。転職して受の会社にやって来る。きちんと撫でつけられた黒髪。高い鼻梁。切れ長の瞳に薄い唇。男臭さのある男前。女性にもてる。人当たりが良い。モデルのバイトをしていた。
昔ぶいぶい言わせていた受が病気で環境が一変し、厭世的で地味な生活を送っていたが上司攻に引き上げられる話。
どうせ俺なんてが楽しめるのかと思ったが、受は終始クールというか、冷静に自分の境遇を受け止めているというか、後ろ暗さを一度も覚えないのは或る意味真の女王気質なのかも。
本来なら弱点になる部分も気にせずぶん投げて進んでいく姿が何かバイタリティがあり好感が持てた。攻も良い感じで世間ずれして別れた元嫁が来ても揺るぎなくはねのけている姿が良い。二人ともしたたかで良い性格をしているのに笑った。
どうせ僕なんては無かったが、メインキャラに好感が持て仕事面の話も面白かった。
作家さんは初BLらしいが別のジャンルで書いている人かも。後書きも文章も手慣れていた。
Hはそれなり。最初は受が酔って寝ている間に攻がやってしまう。受は無精髭を生やし鶏ガラみたいな体つきをしているので、外見でハードルが高いと思う人はいるかも。
次もあるなら買ってみる。
社会人物。再会物。同じ会社の課長34歳×社員38歳。年下攻。女王受。無精髭受。

2013年04月12日(金)
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