眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・片づけられない王様:西江彩夏

ボーイズ小説・片づけられない王様(キャラ文庫)西江彩夏

市役所の環境衛生課で働く攻は、市民の訴えでゴミ屋敷の査察に訪れ、そこで家主の受に出会う。無精髭で不遜な態度の受は美形な同性愛者で…。
作家買い。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はゴミ屋敷の家主。庶子。東京で働いていたエリートだが罪をかぶせられ会社を辞めさせられて以来自暴自棄に生きていた。ゲイで上司と不倫していた。仕事は出来る。優秀な成績。周囲からは煙たがられていた。すらりとした細身の長身。雪を思わせるように肌が白く顔立ちがはっきりしている。優しげに弧をかく眉。二重瞼の大きな目。通った鼻筋。華のある優男。
攻は地方の市役所の環境衛生課勤務。幼い頃に両親を事故でなくし施設育ち。天涯孤独。仕事熱心。まじめにこつこつと生きてきた。ゲイ。切れ長の一重瞼の眼。すっきりした頬。意志の強そうな眉に短く刈った髪。そこそこ二枚目。童貞。空手が強く段持ち。
ゴミ屋敷の住人だった受と知り合った市職員の攻は、ゴミ屋敷を改善するよう説得するうち性格の悪い受に懐かれ最初は迷惑していたが、つき合う内に情がわき告白されて…みたいな流れ。
初登場での受は、ゴミ屋敷を造り中年デブの親父をくわえ込み金をくすねて自暴自棄になっているひどい状態だったが、攻によって立ち直り、最後はやり手の美形な事業家になっていた。最初は性格が強烈だったのに最後に色々我慢していたのは攻に本気になっていたからか。
攻は働き者で親切控えめでハンサムな好青年だが、どこか人間として壊れている部分があり、職場の上司への献身(?)は納得できない人もいるかも。
一見受の性格が酷くて攻が良い人っぽいけれど、見方を変えれば受は可愛く攻は酷い人だった。この作家さんらしい話。またこういう話を呼んでみたい。キャラでも生き延びて続けて書いてくれますように。
攻上司の方が強烈で業が深そうな性格だった。上司が狙っている相手が本当に迷惑していそうな様子に笑った。
Hは何度かあるけれど。ねちっこくは書かれていない。攻のやり方はねちっこかった。攻と攻上司の相互自慰のシーン有り(直接的な描写は無し)。
次も地雷でない限り買う予定。
社会人物。役所職員29歳(出会った歳)×ゴミ屋敷住人32歳。年下攻。3歳差。シリアス。脇カプ?有り。


2012年10月23日(火)
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