眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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富士見シリーズ 第5部・ミューズの寵児/闘うバイオリニストのための奇想曲/その男、指揮者につき…
富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部
ミューズの寵児
ミューズの寵児
守村はチューザレとフィリッポの三人でトリオの練習を続けている。
桐ノ院のコンクール応援のためイスラエルに行く。コンクール前にイスラエル観光をする。
サムソンとの契約を迷う桐ノ院。サムソンの押しかけマネージャーと揉め、金でコンクールの優勝を買われたと誤解した桐ノ院が出場を止めようとする。
サムソンの副社長はゲイで桐ノ院狙い。
イスラエルのバーンスタインコンクールも桐ノ院が優勝しM響の常任指揮者のポストが貰える。
守村達は生島のカーネギー公演を見にアメリカに渡るが、生島に突然前座で何かを弾けと言われ慌てて準備する。
Hで桐ノ院の後ろに守村の指を入れていたようで驚いた。攻にはあまりしないプレイだよね。いつかリバになるのかと思った。
イスラエルは一度行ってみたいと思っている。聖書の世界を見てみたい。
ノヴェンバー・ステップ1996
カーネギー編の続き。突然出演することになったためホテルについてすぐ練習を始める守村。生島を育てた黒人の母親・マムに初めて出会う守村。福山先生も日本から演奏を聴きに来る。
生島が伴奏を降ろされたツィガーヌを弾くことになる。生島の人気ぶりに驚く守村。生島に一歩も引かない守村。満足行く演奏が出来る。ソラとモーツァルトのK331を合奏。生島はモーツァルトが苦手。
ライブ版CDが発売される。
キングオブピアノの垂れ幕をずっと持っていた生島に笑った。演奏者が気持ちよさそうに演奏するシーンは何度読んでも良いね。
個人的にライブ版CDのギャラはちゃんと貰ったのか気になったが、桐ノ院がいるならとりっぱぐれは無いか。
それぞれのノヴェンバー・ステップ
生島にクラシックを教えた白人ナイジェル視点。ナイジェルは7歳の時病気で失明し生島の義理の姉妹であるアニタに介助を頼んでいる。その関係で生島と知り合う。
ピアニストだったが他人に聴かせるほどの腕はないと諦め趣味で弾いている程度。ナイジェルの生い立ち、アニタとの出会いなどの説明の後、生島のカーネギーリサイタルを語るのがメイン。ナイジェルとアニタのノマカプはほのぼのした。
リサイタルの打ち上げ後の様子。福山先生に守村と桐ノ院の仲が知られる。行く先々でゲイであることを知られていないかこの二人。福山先生と生島は一緒に酒を酌み交わすほど仲良くなっている。
第三者視点での語りは何度も続くと面倒なんだけれど、守村や桐ノ院への音楽の評価は、第三者視点で語られると客観的に判断できるので読んでいて楽しい。
視覚がないナイジェルが守村の演奏を聴いてインパクトを受ける演出は面白かった。余分な情報がなくただ音のみの感想で語られている。
闘うバイオリニストのための奇想曲
闘うバイオリニストのための奇想曲
守村はチューザレとフィリッポの三人でトリオの練習からスタート。同じ音楽家として対等にやり合う。桐ノ院は4月に日本に帰る予定。年末年始の予定を立てる。守村は自分が思い上がっていないか心配し桐ノ院に相談するが、いつまでも自分を卑下していると怒られる。
ここら辺から守村の成長ぶりに焦り出す桐ノ院が書かれている。
守村の作曲家との霊的交換する能力に嫉妬する桐ノ院。理詰めで物を考えるので感性の部分で劣っていると思っている。
守村はエミリオの演奏旅行に付き合って戻ると田舎で師事していた教師の娘・東田由布子が押しかけ婚約者として会いに来ていた。
親に反対され家出のようにイタリアにやってきた娘。
考えの甘い由布子を諭し、エミリオが守村と由布子の腕の違いを見せて考えの甘さを指摘する。
トリオの公演を終える。
守村は桐ノ院に八つ当たりしすぎではないかと思わないでもない。トイレぐらい行かせてあげれば良いと思うのよ。
あれだけ長く練習風景を書いたのだからトリオの演奏をもうちょっと詳しく書いて欲しかった。別視点で書かれるのかと思ったが、あるのか?
雪の宿だより
年末年始を守村の実家の近くにある桐ノ院祖父の行きつけの宿で過ごすことに決める。
定宿は守村家本家の娘が働いていた。宿の女将に新婚カプのようにあつかってほしいと事情を話す桐ノ院。
桐ノ院祖父と伊沢もここでゆっくり過ごしたらしいが、女将は二人の関係に気付いていたっぽい。
守村の実家に二人で挨拶に行くが、長姉にばれて守村は一人で問い詰められ祝福は出来ないと言われる。桐ノ院は密かにそれを見ていて大変落ち込む。
風呂上がりで身体がほかほかしている時にバイオリンを弾いて楽器が湿気ないのかとちと疑問。
聴きたい曲をリクエストする桐ノ院が何か可愛かった。ある意味とても贅沢だよね。
ある架空の郷愁について
桐ノ院視点での年末年始の出来事を語る。守村の故郷を気に入っていたけれど、守村が姉に祝福できないと言われているのをのぞき見て考えが甘かったのを悟る。
その男、指揮者につき…
形象と音楽と
「ある架空の」の後半部分。雪宿から始まる。桐ノ院視点での自分の音楽性についての話。理詰めで99%スコアを再現出来るが残りの1%を埋める力がないと思っている。天才の模造品である自分は残り1%を埋めることが出来る守村にいつか置いて行かれるのではないかと思っている。
守村が一人でイタリアに戻り、寂しいので家で写真を飾りまくる桐ノ院。
本人に頼まれて川島の見合いをぶちこわす。
芸大時代唯一尊敬していた南郷助教授に会い才能について相談する。
指揮者の本分
五十嵐視点。音大を卒業し就職活動中。桐ノ院の家で練習している。飯田や延原との付き合い。音楽について悩んでいる桐ノ院を見ている。M響のテストを受ける。
その男、指揮者につき…
守村の指揮者についての述懐。フジミ定演のために帰国する所からスタート。桐ノ院が悩んでいる事に気付くがどうアドヴァイスしていいか分からない。
定演当日ベートーベン5番を演奏する途中から何かに気付いた桐ノ院に変化があり一皮むける。
2012年06月19日(火)
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