眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 富士見シリーズ 第4部・マエストロエミリオ/アポロンの懊悩/バッコスの民

富士見二丁目交響楽団シリーズ 第4部

マエストロエミリオ
ローマの平日
守村はイタリアの巨匠に師事するためローマに行く途中。桐ノ院と二人でウイーンで下宿してローマにレッスンに行く予定だったが、ローマのエミリオの家に下宿して良いことになり桐ノ院はローマでも部屋を借りる。
福山先生の友達で世界的なバイオリニストエミリオは京都弁を喋り京都出身の日本女性と再婚している。
守村は海外生活に慣れておらず心配する桐ノ院。桐ノ院の借りたアパートで新生活をスタートさせようとする。
留学前の桐ノ院は変人だったけれど、海外編からは変態な部分も出てきたように見える。日本編までしか読んでいなかったので、海外編での桐ノ院のぶっ壊れ方に最初は戸惑った。

マエストロエミリオ
ローマに来て3日目。守村の覚悟が甘いと電話で福山先生に怒られ、エミリオに謝りエミリオの家で新生活をスタートさせる。
体力作りにエミリオと一緒にランニングを始める。
エミリオがシエナの私立音楽学校で奨学生を選ぶ審査員として招かれ一緒について行った守村は、そこでロマのヴァイオリニスト・ミスカと出会う。ジプシーのミスカは差別されヴァイオリンを隠され困っていたので、守村が自分のヴァイオリンを貸してテストを受けさせる。
ミスカには感謝されるが音楽学校の理事長に不興を買い意地悪をされる。守村は日本との違いを実感する。
イタリアでの新生活に慣れるまでみたいな刊だった。桐ノ院はすっかり守村のストーカーのようだった。


アポロンの懊悩
アポロンの懊悩
守村に会えない寂しさを妄想日記で紛らわせる桐ノ院。恋に悩む自分に浸っている。
頭痛に悩まされた守村はエミリオから遅れて現地入りする事にする。旅立つ前に桐ノ院に会いに行こうとアパートに行くが桐ノ院は酔っぱらって帰宅し、行き違いから浮気をしているのではないかと誤解する。喧嘩したままエミリオの元へ。
エミリオの演奏旅行先のパーティで、守村はそこの音楽学校の講師として働いている日本人の栖本と知り合いになる。
守村はローマに戻り、桐ノ院は酔った勢いでミスカに伴奏を頼み師匠の家の下で情熱的に歌を歌う。
守村は桐ノ院に切れたが死にそうな顔で立ち去ったと言われ慌てて追いかける。
アパートには居なかったので、そのままコンクールに行ったのだろうと追いかける決意をする。
エミリオの「ちょっといはらへんキャラクターやね」と言う桐ノ院の評に吹き出した。日本人の感性じゃないよね。エミリオの前でこんな派手な痴話喧嘩をして、どうしてばれていないと思うのか守村よ。
どんどん守村に依存していく桐ノ院。妄想日記を読んで何しに海外に出たんだとマジでびっくりした。桐ノ院がどんどん遠くなる。

泥と栄光
桐ノ院はウイーンのアパートに行ったのではないかと考えまずそちらのアパートに向かった守村は、そこで小夜子と出会う。小夜子はアメリカに留学する前兄に会いに来ていた。ウイーンのアパートの様子。
守村は桐ノ院が居なかったのでコンクール会場まで追いかけようとする。外国人ということで嫌がらせをされたりトラブルに遭いながら偶然町で桐ノ院と再会。
桐ノ院はヤーノシュ国際コンクールで銀メダル(金メダル無し)を取る。


バッコスの民
フジミは踊る
フジミ定演のため日本に戻る守村と桐ノ院。成田空港まで迎えに来ているフジミのメンツ。コン・マス代行の五十嵐からフジミの現状として古参メンバーと新しく入った音大生達の不和が語られる。フジミで入賞祝賀会をしてもらう。
福山先生の所へ帰国の挨拶に行き定演でやる作品を見て貰う。福山先生に守村の音は「独特の透明感があって好きだ」と初めて褒められる。弓を張り替えてもらいフジミの練習に行く。音大生達がハモっていないのが気になりつつソロで音合わせ。

バッコスの民
定演の続き。新しく入った音大生を集めて桐ノ院が活を入れる。ゲネプロやその後の練習で多少の歩み寄りを感じる。本番当日。守村は午前中、名古屋で三番目の姉の結婚式に出席。両親が好きだった「明日に架ける橋」を演奏。その足で東京に戻り定演をおこなう。
腕をほぐすため玉城を呼びマッサージしてもらう。頭痛がしないか訊かれ頸椎にトラブルが起き始めていると指摘される。ヴァイオリニストの職業病。
本番でフジミのメンツと楽しく演奏出来る。打ち上げの席で椿姫の乾杯の歌を歌う桐ノ院。
桐ノ院が歌うシーンが好き。すごく楽しかったんだろうなーと思える。


2012年06月16日(土)
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