眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・恋愛以上:椎崎夕

ボーイズ小説・恋愛以上(シャイノベル)椎崎夕

高校時代、親友だった攻を好きになり寝ている攻に思わずキスした受は、恋心を気付かれたかと恐ろしくなり、連絡を絶って10年目に攻と再会する。10年前に何があったのかと詰め寄る攻をかわしながらも再び友達付き合いを始めるが…。
気になる設定だったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。ちょい可もなく寄り。
受は会社員。老舗の玩具メーカーの営業。仕事は優秀。親が転勤族で昔から引っ越しが多かった。弟が一人。愛想が良く人付き合いが得意。ゲイ。格好良い。
攻は建築士。将来有望。両親が離婚し親の知人に引き取られて育つ。真面目な優等生。大人受けする。生徒からは優秀すぎると一線引かれていた。端正な容貌。泰然とした穏やかさ。寡黙。
受は10年前から好きだった攻と再会し、まだ好きだったので再び避けるようになったら攻に理由を訊かれたので、うっかり告白し付き合うようになったが、男同士の罪悪感から別れようとするが…みたいな流れ。
切ない可哀想な受を期待して読んだら受以上に攻が可哀想だった。
今回の攻は本当にいい人で、受が攻の側にいられないと一方的に別れを告げて去った後、受視点で辛い切ないと語られても攻の方がもっと辛いよなーと思ってしまい受に感情移入出来なかった。
幼い頃から両親が不仲で離婚後はどちらからもいらないと言われ、親の知人の家で居候生活。我が儘を言うまいと自我を押し殺し成長し、ようやく得難い友人・受と出会えたと思ったら何も告げられず姿を消され、10年後再会した後も好きだと言われたので付き合ったら、いきなり一方的に別れを告げられ避けられて。と、どんな切ない人生なのか。
受が悪いとか萎えた訳ではないのだが、攻の方がもっと気の毒だったのでこの感想。受の言動がたまにちくちくする。
この作家さんを前より読まなくなったのは、これが気になりだしたからかもしれない。受視点なのに攻に同情してばかりだと萌えにくい。
Hはそれなり。
次も設定次第。
社会人物。再会物。高校の時の親友カプ。28歳同士。建築士×会社員。シリアス。

2012年06月15日(金)
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