眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・法医学教室の美女と野獣:うえだ真由

ボーイズ小説・法医学教室の美女と野獣(ルナノベル)うえだ真由

国立大の医学部教授だった父親の不祥事で臨床医ではなく法医学者になった受は刑事攻に嫌々ヴァイオリンを習うことになったが…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は法医学者。臨床医を目指していたが在学中教授で医者の父親が不倫の末無理心中で亡くなり行く場所が無くなり法医学者になる。他人と深く関わらず興味もない。ストレス解消のためヴァイオリンを勧められ習う羽目になる。肌が綺麗。口が悪く他人から敬遠される。腕は良い。不摂生。
攻は刑事。父親を事故でなくし母子家庭で育つ。ヴァイオリンが得意。恵まれた体格に刑事にしておくには惜しいほどの男前。普段は礼儀正しくそつがないがプライベートでは横柄。嘘をつかずに信念がある。
父親の不祥事で人生が狂い酷い人間嫌いになった受が刑事の攻と接する内に凍った心が解けていく話。大きな事件はなく日々の生活で心を開いていくパターン。
受の職場での出来事がメインなので事件性のある遺体の解剖描写も多く、えぐい亡くなり方のエピソードに苦手な人はいるかも。
熱血で真っ直ぐな攻も良いけど、この攻みたいに世慣れて一見すれて見えるけれど、生きることに情熱や真摯さを持ち続けるキャラも良いね。
攻視点のその後の話を読んでみたい。
しばらく作品が出てなかった作家さんの久しぶりの新作だったのでとても嬉しかった。これからも順当に作品が出て欲しい。
Hは二度ほど。攻から告白し同性に抵抗のない受は割とすんなり流されていた。恋心を自覚した後の方が大変そうだったけれど。
次も地雷でない限り買う予定。
社会人物。刑事×医者。28歳同士。ヴァイオリン。シリアス。

2012年06月05日(火)
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