眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・off you go:一穂ミチ

ボーイズ小説・off you go(ルチル文庫)一穂ミチ

新聞社勤務の攻の元に攻妹の元夫で同期の受が転がり込んできた。幼い頃からの知り合いだった受とは複雑な縁で結ばれていて…。
「is in you」スピンオフ。is in youの受とセフレだった上司が今回のメイン受。いつも買っている作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。萌えは薄かった。
受は新聞記者。父子家庭で育つ。父親はその道で有名な漢文学者。小さい頃はぜんそく持ちで長く入院していた。攻妹と同じ病室になり攻とも知り合う。攻妹と結婚したが妹に離婚を言い渡された。バツイチ。黙っていれば無害なインテリ。元攻。眼鏡。口が悪い。よく回る頭と口と度胸で世界を飛び回る。鋭すぎる目。一癖も二癖もある。
攻は新聞記者。2歳下の生まれつき体の弱い妹が一人。小五で受と出会う。老舗の料亭の娘に見初められ婿養子に入ったが嫁に浮気され間男の子供が出来たので離婚。バツイチ。真面目。
基本作家買いをしているので、新刊が出て直ぐ買ったんだけれど読むまでに時間がかかったのは、受が前作での当て馬攻だったから。
前作では前作受と寝ているけど愛する嫁がいて、浮気は浮気なんだろうけれど、一筋縄ではいかない複雑な心情もかいま見えて、これはこれで有りかな。とか思っていたら、本命は嫁ではなく別にまた居ました。と言う展開で、流石にそれは…と萎えていたのもある。
友達がこの作家さんの作品の中では一番萌えたと言っていたので、興味を惹かれて読んでみた。
結果、受と攻と攻妹の関係もこれはこれで有りかな。と思えたので萎えは無くなったんだけれど萌えは薄かった。
作品のメインがほぼ、恋愛と言うより三人が出会ってからの人生が淡々と語られているので、リアルタイムの恋愛の盛り上が得られなかった。つーかその前に攻視点で進んでいくだけど攻の恋心がストレートに書かれていないので、受を押し倒すにしてもちょっと唐突に見えて、盛り上がるより呆気にとられたというか。
過去形な分テンションが低いまま進むので、いい話だとは思うけれど萌えたかというと微妙。
受は元々強烈な性格でキャラが立っていたので側にいるだけで惹かれる気持ちは分からないでもないんだけれど、受は何が切っ掛けで攻が好きになったんだろう。長い付き合いだから情が湧くのは分かるけれど、ライクからラブに進んだ理由みたいなのがぴんとこなかった。
受は大きく遠回りしていたんだけれど、結局それなりの情を持てた相手が三人も出来たんだから、結果的に良かったんじゃないかと思った。攻妹が微妙に可哀想。
友達の萌えがどこに反応したのかは痛いほど分かった。
Hは二度ほど。受は後ろは処女だったので受が教えながら攻が抱いていた。
次も地雷で無い限り買う予定。
スピンオフ。人生物。新聞記者×新聞記者。元攻の受。両方元妻帯でバツイチ。シリアス。



2012年06月04日(月)
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