眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・甘い恋の手ざわり:李丘那岐

ボーイズ小説・甘い恋の手ざわり(ルチル文庫)李丘那岐

働いていた工房が閉じたため生活のためにクラブのボーイをしていた革職人受は、クラブの上客で実業家攻が自分の作品を持っているのに気付き…。
好きな作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は革職人。急場をしのぐため母親の知り合いがママをしている高級クラブのボーイをしている。祖母が北欧系。母親は15歳の時に亡くなる。極度のブラコン。兄は将来有望な俳優。本来気の利くタイプではない。動きも俊敏ではない。180センチ足らず。すらりとした体躯。祖母譲りで髪も肌も瞳も色素が薄い。優しげな細面は王子様のよう。色白で儚げ。容姿に頓着しない。奥手。革フェチで革を見ると性格が変わる。
攻はやり手の実業家。通販業界の若き獅子。彫りの深い男らしい顔立ち。眼光鋭く威圧感がある。笑みを浮かべるほど傲慢に見え若いが王者の風格を漂わせる。バツイチ。
革フェチで革職人の受が自分の作品を持っていた攻と出会い使い心地を尋ねようと思ったら勘違いから無理矢理やられてしまいそれが縁でたまに一緒に行動するようになり…みたいな流れ。
受は極度のブラコンで俳優の兄を崇拝しているが、受兄は受の誰からも愛される性格に嫉妬してなかなか素直に可愛がれない。最初の方は兄が悪い人なのか素直になれない人なのか分かりづらくて、素直に好感持って良いのか(悪い人なら後からダメージがくるのでセーブしてしまう)じりじりしていたので兄の好感度を上げにくかった。
奥手で気弱な受が成長して変化して真っ直ぐのまま強くなるパターンはこれまで何度もみたけれど、この受はその変化後の性格が強かというか妖艶な感じになっている。作家さんのよく書く受に見えないというか、若干別人になっているように見えるので違和感まではいかないんだけど少し戸惑う。
腹に一物持っていそうなキャラというのがこの作家さんの受っぽくないんだけど、イラストの雰囲気には合っていた。
基本は受も攻も好感が持てる。出来上がった後の続きも読んでみたかった。
Hは3度。この作家さんにしては珍しく初Hは無理矢理だった。
次も地雷で無い限り買う予定。
社会人物。実業家30歳×革職人25歳。ブラコン受。年上攻。バツイチ攻。

2012年02月19日(日)
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