眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ムスクの甘い誘惑:高塔望生

ボーイズ小説・ムスクの甘い誘惑(ダリア文庫)高塔望生

ゲノム開発グループのチーフに抜擢された攻は、引き抜きで新しい上司になった年下受に反発していた。親睦会の後酔いつぶれた受を送ることになり…。
気になる設定だったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は大手総合商社ゲノム開発グループディレクター。キャリア採用でアメリカの化学グループから引き抜かれたエリート中のエリート。目鼻立ちのすっきり整った、男らしく凛としたその風貌。優秀。不思議な深い色を秘めた双眸。冷たい色気。ゲイ。童貞。甘いムスクの香り。秘密がある。
攻はゲノム開発グループセクションチーフ。有能。離婚歴有り。子供無し。知的で品のある端正な風貌。面倒見が良い。
日本の将来を動かすリーマン物。この作家さんのリーマン物は久しぶりな気がしてわくわくしながら読み始めたが、わくわくしながら読めた。この作家さんの書くほんのりバブル臭を漂わせたリーマン仕事物が好き。
仕事物の好きな点は、メインキャラの仕事に対する真摯さや夢・希望を持って取り組んでいるところ、トラブルを解決したり仕事を成功させる格好良い所を見て、キャラに親近感や好感をもてる所。
もちろん恋愛面をちゃんと書かれている事が前提だけれど、キャラ自身の魅力を仕事面で魅せてくれると萌えが跳ね上がる。この作品もそれが充分に楽しめた。
プロジェクトは始まったばかりなので、きっと成功するはずという希望を見せているところで終わっている。
遺伝子組み換えに良い印象を持っていなかった攻が、受の展望を聞き心を動かされて視点を変える下りで、二人が自然にうち解けていく説得力があった。二人で杜氏の所に行く下り、攻が真面目に受と向き合う下りも好き。
受が秘密を告白するシーンは驚いたが最終的にHまで出来て良かったねーと思えた。その後の二人ももうちょっと読んでみたい。
後個人的にメインキャラが飲む酒のチョイスが好みだったので勝手に好感を持った。
あらすじで上司が主人公(視点主)を押し倒し…となっていたので、最初上司×部下で読んでいたのだけど逆だったので驚いた。受はあまり受け受けしくない感じ。
以下受の秘密のネタバレなので注意。





受は小さい頃に事故で不能になり勃たない身体になっており、それが深いコンプレックスだった。攻に突っ込まれる事で快感を得られるようになる。プライベートでデレたら健気な可愛いキャラになっていた。
Hは最後に。初めてのHの後受が泣いているのを見て良かったねーとしみじしした。
次も設定次第。またこういうのを読んでみたい。
社会人物。リーマン物。部下35歳×上司32歳。ゲノム。年上攻。攻視点。


2011年06月24日(金)
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