眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・夜が明けるまで:可南さらさ

ボーイズ小説・夜が明けるまで(リンクスノベル)可南さらさ

弟が病弱で小さい頃から色々なことを我慢してきた高校生の受は、従兄弟で家具職人の攻に甘やかされて最初は怪訝な気持ちだったが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。雑誌で読んで気になったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は高校生。商社勤務の父親は殆ど家にいない。病弱な弟は入退院を繰り返して母親はそれに付き添っている。家政婦に食事を作ってもらう。明るく人気のある弟にコンプレックスがある。成績は良い。堅物。我慢して請け負う性格。母親似の神経質な性格。気位が高そうな美人系。負けず嫌い。
攻は受の従兄弟。祖父が白人。クオーター。高い鼻梁。明るい色の髪。意志の強そうな双つの瞳。切れ長で鋭い視線。少し野性味のある彫りの深い顔立ち。くどくない端整な顔立ち。周囲の女子学生から王子様扱いされていた。国立の法学部に受かったが中退し家具職人の修行をしに海外に行く。家事は一通り出来る。
典型的などうせ僕なんての話。病気の弟のため母親には構われず、心配や迷惑をかけないよう内に籠もって生きてきた受が、攻にかまわれ心を開きはじめたが攻と弟が親密な話をしている場面を見てしまい、やはり弟の方が良いんだとくよくよするどうせ僕なんて。
誰も悪くないのに割を食った受の話なので、前半はいじいじする部分を楽しんでいたのだけれど、後半誰も悪くない分爆発した受の感情も、結局自分で飲むことになって、受に肩入れして読んでいると、振り上げた拳の下ろす先が無くそのままそっと元に戻されたのを見ているような感じで、フラストレーションがあまり解消されなかった。
別に母親や弟をなじって欲しい訳ではないのだけれど、結局は弟も不満があったしこれまでの事は水に流そうみたいにされるとすがすがしさの中に置いて行かれてような気持ち。
後、うじうじを楽しむために読んでいるのだけれど、例えば10がマックスとして6.5〜7ウジぐらいが私の好みとしたら8ウジぐらいのウジウジぶりだったのでちょっとくどく感じたかも。
Hは最後に。いちゃいちゃはしている。
次も設定次第。
従兄弟同士。家具職人×高校3年生。年上攻。10歳差。

コミコミの送料を浮かすため「水に眠る恋」の総集編を買ったのだけど、これがこの作家さんの作品の中で今でも一番好き。


2011年02月22日(火)
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