眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・街の灯ひとつ:一穂ミチ

ボーイズ小説・街の灯ひとつ(ルチル文庫)一穂ミチ

会社員の受は、気の進まない同窓会で同級生攻と再会する。途中で一緒に抜けて酒を飲んだ朝、酔って押し倒した事を攻に平謝りされ…。
好きな作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。ちょい悪くない寄り。
受は会社員。バイオ関係の営業。仕事には真面目。両親が離婚して父親、妹がいる。冷めた性格。社交的で人好きする。人の輪の中心にいる。彼女を切らした事がない。女の子にもてる。はっきりしている。頭の回転が速い。スポーツも勉強もそこそこ出来る。小器用。
攻は漫画のアシスタント。長身で甘い優しみの漂う顔立ち。学生時代は地味で使いっ走りさせられる小心な少年だった。今もへたれ攻。鈍感。受一筋。上出来だけど頼りなさそうな印象。少し猫背。いけてない攻。ストーカー。
同窓会での再会物。学生時代地味でいけてなかった攻が、同窓会に垢抜けた姿で再会し、酔った勢いで押し倒されてしまったが、次の朝速平謝りするヘタレなのは変わらず、最初はやばいと思っていた受も付き合っていく内に…みたいな流れ。
攻は外見はマシになってもとてもヘタレな攻だった。ヘタレ過ぎて可愛い。攻の人生はよく考えると波瀾万丈で、その半分の出来事だけでもできすぎだと思ってしまうが、ほんわかした作家さんのお伽噺な雰囲気で押されたのであまり気にならなかった。
受と攻の関係は結構シリアスになりがちだとは思うが、そんなにどろどろせず、ダウナーな気分にはならなかった。
受が好きすぎてきもくなっている攻が良い。受ノートに爆笑した。ヘタレ攻が好きなのでそれだけでも好感度が上がったが、この攻なら一生受を好きで居続けそうで安心できる。受も自分は冷たいと語っているが、しっかりした好青年ぽくて好感持てる。二人ともいい人だった。受の突っ込みに何度か笑った。
受のリードで幸せなカプになって欲しい。
作品の端々に出てくるエピソードがキャラの良い肉付けになっていて、キャラの好感度が上がっていった。光で統一しているのが良い。
同人でその後が出たら嬉しい。
Hはそれなり。最初は攻が強引だったが、ヘタレ全開になった後は受が積極的。
次も地雷で無い限り買う予定。
社会人物。再会物。学生時代の同級生。28歳同士? 10年ぶりの再会。漫画アシスタント×会社員。ヘタレ攻。ストーカー攻。


2010年12月18日(土)
最新 目次 MAIL HOME