眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・そこに座るな:麻生海/小説・僕の悪魔ディアブロ:成瀬かの

ドラマCD「スローリズム」を聴いた。
メインキャラのイメージは範疇内。原作に沿った淡々とした作り。原作はもちろん好きなんだけど、何か特殊な設定があるわけでもない普通のリーマンの普通の話を地味にやられると、逆に集中して聴いていないと聴き飛ばす事があった。
初回特典は20分ほどのトーク付き。内容からすぐに逸脱していくトークだったけれど、みんなで和気藹々としている雰囲気は良かった。最近聴いたトークは少人数のが多かったので逆に雰囲気が気に入ったのかも。
同じ杉原さんなら「世界が終わる」の方が好みだったが、これはこれで良かった。



ボーイズ漫画・そこに座るな(ビーボーイコミック)麻生海

会社員の攻は会社の先輩に誘われ先輩が引っ越した後の賃貸マンションで同居人・受と部屋をシェアすることになる。受は同居人が変更になるのを知らされておらず…
雑誌掲載と描き下ろしは9Pほど。好きな作家さんなので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は会社員。おもちゃを企画制作する会社。白髪。マメな所と杜撰な所がある。明るく振る舞う。ゲイ。内にため込むタイプ。
攻は会社員。受の元恋人の後輩。眼鏡攻。黒髪。色々気付く性格。
出て行った恋人を思い落ち込んだり無理に明るく振る舞う受を見てほだされて好きになる攻の話。元恋人を思ってうじうじする受を楽しむ作品。
重い雰囲気になりそうだけどたまに入るギャグコマが良いアクセントになって重さを払拭している。この作家さんの描くチビキャラは片手で握って頭をぐりぐりしたくなる。
描き下ろしでは元恋人視点で、どういう過程で受を捨てたかみたいな話があったけれど、最終的に女を取るのが決まっているなら、最初から真面目に付き合いたいだろう受に手を出してやるなと思わないでもない。フォローのつもりなのかもしれないけれどもやっとしたものが残った。受は攻と幸せになると良いよ。
読み切りは幼馴染み学園物。
小学生の頃にキスをした幼馴染みを高校生になって意識するようになり…みたいな流れ。黒髪が攻かと思っていたのでちょっと驚いた。このカプはこのカプで可愛い。続きが読んでみたかった。ちゃんと道具を用意していた攻に笑った。
Hはそれなり。この作家さんの描く風呂場でのHが好みなのだと最近気付いた。シャワーを浴びている場面が良い。
次も地雷で無い限り買う予定。
同居物。社会人。会社員25歳×28歳。受が元恋人に捨てられる。年下攻。眼鏡攻。



ボーイズ小説・僕の悪魔ディアブロ(クロスノベル)成瀬かの

17歳の受は義父に連れられ飛行機に乗った後、目を覚ますと異国の屋敷にいた。言葉の通じない異国の男・攻とその家族に温かく迎えられ心を開いていくが…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は日本人の少年。母親に育てられるが次々男を変え暴力をふるわれ育つ。奥手。気が弱い。学校で習ったぐらいの英語を少しだけ話せる。童顔。満足に食べた事がない。痩せた体。目が大きく小動物めいた容貌。闇夜のように深い黒髪。可愛い系。愛くるしい。華奢な手足。深い孤独と奇妙に色めいた艶、虚ろな諦念。白い天使。
攻はマフィアのボス。イタリア。妹が一人。焦げ茶色のスリーピース。高い鼻梁にブルーグレイの瞳。薄い唇。完璧としか言いようがない美貌。冷たく整った顔立ち。少し下がり気味の目尻。暖かな色味の黒髪。
攻の敵対する組織のボスに慰み者として引き渡されそうになっていた受を攻が横取りして、最初は取引の材料にしようとしていたが次第に…みたいな流れ。
先に同人で読んでいて商業も読むようになった作家さん。マフィア物は避ける方なのだが初単行本なので買ってみた。マフィアで抗争もしているけれど、受の扱いは猫かわいがりで酷い扱いはされなかったので引く要素は無かったので良かった。
受の、攻が好きだけど自分は取引材料にしかなれず攻のために敵に引き渡されても仕方がないと思いこむ、どうせ僕なんてを楽しめた。
私ならいきなり異国に行く羽目になったら、まず語学を何とかしようと思うのだけど、受は攻の家に引き取られても言葉を覚える気がなかったのか不思議だったが、あの誤解のためにわざとだったのかな。おかげで最後の告白は他人の通訳を通してというのがちと間抜けというか、周囲に筒抜けというか。可愛かったから良いけど。
最初受の血筋に何かあるのかと思ったがそうでも無かった。つーか、よく攻の敵は遠い異国の日本で受を見つけたなーと思った。
Hはそれなり。攻が女とHする描写有り。
次も設定次第。
マフィア物。イタリアが舞台。マフィアのボス×日本人少年17歳。白人×日本人。抗争。人が死ぬ。受は虐待されて育つ。


2009年10月19日(月)
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