眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 漫画・蔓草の庭:加東セツコ/小説・お掃除します!:早瀬亮

ボーイズ漫画・蔓草の庭(マーブルコミック)加東セツコ

短編集。雑誌掲載。描き下ろしは2Pだけ? 初出が書かれていなかったので描き下ろしがどれだけあるか分からない。描き下ろしと書かれていたページだけカウント。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可もなく。
1つ目。連載。夏休み、受験のため兄の会社の部下受に勉強を見て貰う事になった弟は受に仄かな思いを抱いていたが…。第三者視点が入っている。社長の兄×兄の部下ののっかり受。
第三者視点が嫌いなわけではないけれど、キャラの恋愛感情の動きが分かりにくくなるので、最初の話は本人同士の視点で描いて欲しいな。兄カプ普通に好みだったのに弟カプ(?)と並んで描かれると、どっちも中途半端な気がした。
2つ目。父親が連帯保証人になって多額の借金を負い失踪し、息子の高校生・受が借金取りの攻にやられる話。チンピラ×高校生。借金の形にHはよくあるパターンだけど、この攻は単なる連絡係というか下っ端。こういう話は好きじゃないので萌えなかった。
3つ目。火事で住んでいたアパートが焼失し兄の家に世話になる受は甥の攻にやられて…。甥×叔父。受は覇気がないのか、結構いい大人みたいだがバイトで生活しているみたい。二人とも相手の事が好きなのに好きと言えなくてみたいな流れなのかもしれないが、正直思わせぶりな言葉だけで、どういう状況でどうなりたいのかよく分からなかった。
4つ目。家事代行の従業員受は会社員攻の家に掃除しにいっていたが、仕事が上手くいかず彼女にもふられた攻を慰め付き合うようになったが…。会社員28歳×家事代行の家政夫。この手の設定(片方が家政夫や男娼でもう片方が依頼主)は依頼する側が本当に好きで(或いは気に入って)付き合っていると書いてくれないと、金を払うのが惜しいので付き合っているのでは無いかと思ってしまうので、自分の中で盛り上がりにくい。
絵柄や雰囲気が好きで、それで今回も買ったのだけど、今一つ乗れない設定ばかりを集めて作られている本だった。ここまで揃っているといっそ清々しいほどだが、萌えない物は萌えない。黒髪のキャラは相変わらず好み。
色々と残念だった。
Hは入っているがさくっと。
次も買う予定だが。
短編集。第三者視点。会社員×家政夫。借金取り×高校生。シリアス。



ボーイズ小説・お掃除します!〜愛のレールはどこまでも〜(シャレード文庫)早瀬亮

清掃会社の社長受は、祖父の友達の大企業の会長の孫で大学生の攻を預かる事になったが…。
設定が気になったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
受は小さな清掃会社の社長。祖父が作った会社。両親と妹は海外。勧誘を断りにくい性格。平均身長よりちょっぴり高い。ハンサムで優しい。明るい。家事は一通り出来る。
攻は大学4年生。実家は大企業を経営。仕事しか興味のない父と遊び歩いている母。冷えた家庭。ラフな服装を着崩しているが育ちが良いからか下品に見えない。端正な面差し。どことなく酷薄な印象。金茶の髪。左耳にピアスの連なり。長身。世間知らずだが頭が良い。金の亡者に囲まれてすっかり厭世的になっている。愛想がない。
家庭が冷え切ってる攻は祖父の言いつけで受の会社でしばらく働く事になり、受と接する内に受や周囲の暖かさに触れて…みたいな流れ。
攻はおぼっちゃんなので、人生を斜めに見ているけど屈折はあまりしていない。
オーソドックスでキャラも嫌なヤツではなかったが、小さくまとまっていてもうちょっとプラスアルファーなものが欲しかったのでこの感想。キャラに好感が持てたけど親近感まで行かなかった。
最後攻は会社をいつか辞めるつもりなんだろうか。受と新しく会社を立ち上げてもやって行けそうな技量はありそうだけどね。
初Hは大好物の高いオリーブオイルを使われる。瓶の中に受の後ろをほぐした指を突っ込まれて受がショックを受けるエピソードに笑った。
次も設定次第。
社会人物。大学4年生22歳?×清掃会社社長27歳。ほのぼの。掃除。


2009年09月06日(日)
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