眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・堕ちゆく者の記録:秀香穂里
春のシティに行ってきた。
ボーイズ小説・堕ちゆく者の記録(キャラ文庫)秀香穂里
アパレルメーカーのデザイナーである受は、一仕事を終え休暇に入った日に社長の攻に監禁されて…。
いつも買っている作家さんなので買ってみた。意欲作だと思うけど萌えは少ない。
受は大手アパレルメーカーのデザイナー。平凡な家庭で育つ。家族仲は良い。才能はある。線が細めでそこそこ整った顔立ち。恋愛にあまり興味がない。仕事に意欲がある。
攻は受の会社の社長。捨て子で心に闇を抱える。逞しい体。180センチ。長い間海外暮らしをしていた。男らしく精悍な顔立ち。温厚な口調。洗練された振る舞い。すっきりとしたうなじが目立つ黒髪。上品。仕事に対して精力的。
何でも持っているはずの攻は心に深い闇を抱えており、目を付けた自社の社員である受を監禁し実験する。受は驚いて逃げようとするけれど…みたいな流れ。
攻は自分の心理状態を受にも体験して欲しいと頑張ってしまう話。一般人の受には良い迷惑なのだが、最後はすっかり洗脳されて同じ世界の住人になっていた。
監禁ネタは好きで最後の受が戻ってくるエンドも様式美にのっとていて良かった。ただ作品的には意欲作というか実験作というか色々書いてみようとする作家さんの姿勢は好きだし話も気に入っているけれど萌えは薄い。
上手く言えないのだが例えば、ちょっと変わった或いは凝っている建物を造ろうとして、「こんなのちゃんと建てられるのかな」と少し不安になっていたら、完成品は骨組みがしっかり出来ていて「ああこれだけしっかりつくっていたからちゃんと建ったんだな」と思うような感じというか。
建物が出来ているのに目が行くのは骨組みというか。
別に作家さんが萌えて書いていないとは思わないのだけど、破綻させないように頑張ったらがっちりと固まってしまったというか。
上手く言えないけど、これや「黒の愛情」「3シェイク」は萌えより、ああしっかりした骨組み。という感想が一番最初に来た。
後流れが観念的というか受が正気と狂気の間をいったりきたりするんだけど、攻に酷い事をされて殺してやるとか思い詰めているのに、次のページで攻に同情している流れ、その切り替えというか心情の移り変わりが、今一つ納得出来なかった。
も一つ攻のかつての環境と受に施された環境は本当に似ていたのか分かりにくい。もうちょっと具体的に攻が何をされたかどういう環境だったか書いてくれた方がぴんときたかも。
愛情から始まっていないのは面白い。最後まで執着だけの関係でも結構好きなパターン。
チカちゃん(多分)が出て来て笑った。その場にいるだけで和ませてくれる良いえすえむプレーヤーだわ。あの言葉責めが出てくるかドキドキした。
Hは多め。調教されていく。乳首も弄られている。道具を入れられ外に出たり、他の男とされそうになるが未遂。
社会人同士。監禁物。一種のデッドエンド。社長36歳×社員デザイナー28歳。調教。道具。放○。
2009年03月16日(月)
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