眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・砂漠の王は愛を夢見る:池戸裕子

ドラ12月号を買ってみた。
あたらしく1年分通販したので小冊子がついていた。2Pづつの番外編。草間さん、直野さん、ねこ田さん、楢崎さんなどの番外が読めるので嬉しい。
隆巳さんは読み切り。美肌フェチの大学生が美肌な先輩に尽くす話。フェチもののコメディは結構好きなので楽しんだ。日下さんはからめての続き。メインより脇カプの方が好き。メイン受が攻から離れる事になりそうで…という流れ。
楢崎さんはレシピの連載3回目。受の過去が出てきてとても可哀相だった。こういう自己否定の激しい内向的な受は大好き。続きが楽しみ。みろくさんは学園物の続き。メインはどちらもまだ初々しく顎が四角でない。きっと最後までHしたら攻の顎が四角になるに違いない。
高沢さんの受の尻はむちむちしている。阿仁谷さんはシリーズ1回目。話は嫌いではないのだが、ギャグコマの顔の崩れ方が好みでないのよね。大槻さんは会社員の再会物。まだ出来ていないけど可愛い話だった続きが気になる。緑山さんは最終回。ちゃんと付き合えて良かった。
次号は、天禅さん、ねこ田さん、楢崎さん、北別府さん、高久さんを楽しみにしている。



ボーイズ小説・砂漠の王は愛を夢見る(アルルノベル)池戸裕子

日本人の受は、母親が亡くなり父親を探すため砂漠の小国にやって来る。街で歌っていた時に砂漠の民の王である攻に浚われて…。
いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくプラス1。
受は日本人。ハーフ。母子家庭で育つ。父親は砂漠の小国出身。小柄で痩せた身体。人が良い。奥手。疑わない。優しい。優しく柔らかな顔立ち。母親似。深みのある不思議なエバーグリーンの瞳。
攻は砂漠の民の王。国を収める王様は他にいる。慣習により王様になる人物は両親の顔を知らない。強引傲慢。力強い王者の風格。たくましい身体。彫刻のように深い陰影の刻まれた美しい容貌。褐色の肌。艶と輝きを湛えた黒い瞳。190センチ越え。
この作家さんの砂漠物は珍しい。最初設定を見た時驚いた。どんなものかと思ったが、受が砂漠で遭難し攻が助けに来たり、受が奴隷としてオークションにかけられたり、攻にハーレムがあったりポイントは押さえられている。
成人の受の判断力が中学生レベルまで下がるのも押さえられていたので、時折いらっとした。いくら何でも自分をオークションにかけた男の出した怪しい酒を飲むとか。砂漠の国に着いて直ぐ金を奪われて、その後その国で親しくなった外国人の青年に金を持ち逃げされるとか。もうちょっと警戒心を持った方がいいんじゃないかと思ってしまった。
いつもの砂漠物として読めばそこら辺は見なかったことにできるのだけど、この作家さんの作品として読んでしまうと、そういうお約束も引っかかってしまう。
ついでに受が健気で奥手で貧乏くじばかり引くタイプで、最後まで割に合わない巡り合わせだったので段々気の毒になってきて、萌えるまでいかなかった。
攻も強引傲慢砂漠王なのだが、どことなく可哀相なところがある。
この作家さんのよく書く控えめで割の合わない人生を歩んでいたキャラは、日本で生活するなら何とか生きて行けそうだが、厳しい砂漠の国にいると生死に関わってくる。とても心配になる。
話自体は普通の砂漠物。砂漠物の一つとして読めば楽しめるたかも。
Hは多い目だが砂漠物のHとしては少ないめ。
次も設定次第。
砂漠物。砂漠の王28歳×日本の青年20歳。8歳差。受を競売。

2008年10月30日(木)
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