眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・隅田川心中:たうみまゆ/小説・二匹のケモノと堕ちる夜:真崎ひかる

最近図書館で本を借りてきては読んでいるのだけど、この間借りた本。
やる気のない落ちこぼれ野球部が何故か勝ち進み甲子園へ? みたいなあおりに興味を惹かれ、ドタバタコメディ青春ものを期待して借りた。
最初落ちこぼれ野球部で練習もまじめにしていない主人公達の所に、エースピッチャーだった同級生が転校してくる。
成績優秀、スポーツ万能。母親は美人で父親は弁護士。野球のセンスは抜群で元は甲子園常連校にスポーツ推薦で入学していたハンサムという同級生を女の子が寄ってくるだろうからそのおこぼれに預かろうとして、野球部に引き込むのだが、それだけ凄腕のピッチャーなので試合に勝ってしまいやる気が出てきたナイン達。あたりまでは、ふんふんと思いながら読んでいた。
対戦相手に同級生の元いた甲子園常連校が来て、向こうの応援席からオカマコールが起こりピッチャーはがたがたになって負けてしまう。その後同級生が実はゲイで、同じ野球部の男子とキスしているところを見つかり、針のむしろで野球部を辞める羽目になって転校してきたという過去が出てきてのけぞった。
本に呼ばれたのかと思ったわ。それから野球の試合より主人公の恋愛部分より、ピッチャーの幸せを願ってしまった。ただの創作だと分かっているが、このピッチャーには幸せになってほしい。
元居た高校の応援席からオカマコールされる状況に胸が痛くなった。


ボーイズ漫画・隅田川心中(マーブルコミック)たうみまゆ

短編集。噺家が出てくるっぽかったので買ってみた。雑誌掲載7本と描き下ろし11Pほど。可もなく不可もなくプラス2。
1つ目。昭和20〜40年設定。学生で作家になるため投稿していた主人公は、下宿先の隣に住む駆け出し歌手の青年が気になり…。恋愛感情はなく気になる程度。主人公には好きな女の子がいる。
2つ目。気になっていた実の兄が卒業し上京する最後の日を弟視点で描いている。これも仄かな思いみたいで、実際に付き合うどうこうの話ではない。
3つ目。女癖の悪いアイドルの主人公が、ナンパした若手女優は女装した元クラスメートで…。女装してアイドルになるぐらいは可愛い同級生だが、しっかりしたツンデレ。キス止まりなのでどちらが上かは分からない。
4つ目。繁華街でたむろっている同じグループにいる男が気になる青年は…。不良グループより二段階ぐらいタチの悪そうなチームでの話。日々暴力に明け暮れている。
5つ目。4つ目の続き。チームを抜けた男と青年。男は元落語家の弟子で破門されており…。落語を聞きに行く話。これもキス止まり。
6つ目。男が再び落語家の所に弟子入りし、初舞台を踏むのを男の元彼女視線で描いている。元カノとのベッドシーン有り。
7つ目。描き下ろし。落語家になった男の噺を聞いてむらむらする青年。青年は男を押し倒しているがそこまで。最初読み始めは男×青年のヘタレ攻で押していく受かと思って読んでいたが、描き下ろしで、もしかして青年×男かと思い直した。
いつも通りのマーブルに載る作家さんの雰囲気。地味絵で気怠く流されるように人生を生きている。努力という言葉が似合わないキャラ達。悪くはないけど、読み流してしまったのでこの感想。
噺家に惹かれて買ったのだが、釘バットを持って抗争しまくる元噺家はちょっと。チームは辞めるのだが、あの後報復されなかったのかと心配になった。
カバーを捲ると描き下ろし有り。
Hはしていない。匂わす程度なのか、最後までしていないのか。
短編集。気怠げ。噺家。微ホモ。恋愛未満。青春。


ボーイズ小説・二匹のケモノと堕ちる夜(プリズム文庫)真崎ひかる

続編。兄を選んだ受だったが、弟の事も男として意識してしまい…。
続編なので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
受のキャラ設定は前巻で。
攻1は受の兄。健康食品メーカーの開発研究室に所属する優秀な研究者。183センチ。海外の雑誌に取り上げられる事もある。25歳。女性受けがいい。そつが無くスマート。王子様キャラ。
攻2は受の弟。高二。大人びた雰囲気。アーチェリーの腕は国体で入賞する。186センチ。無口で無愛想。硬派。女性受けは長男同様良い。受に甘えてくる。
前回、攻1と攻2に迫られ、兄の方を取ったのだが、今回弟との関係が気まずくなりなかなか思い切れず…みたいな流れ。
はっきり言って私はさんぴーが好きで、さんぴーが入っていると思えば、普段はあまり読まない作家さんでも、知らない作家さんでも買うぐらいには好きだ。
んで、受と攻が正式にくっつくまではどれだけ他人と寝ても浮気にはならないと思っているが、一度くっついたら関係を清算しないかぎり新しいキャラとHするのは浮気だと思っている。
今回折角のさんぴーえんどだったのに、一度くっついたのに、受がふらふらしていると攻2を捨てるのが惜しくなったのではないかと、攻1に愛されているのになーとちょっともやもやした。
攻2も前巻と押し方変わっていないし、一度決めたものを選び直す展開になったエピソードとしては納得いきにくいというか。
せめて最初から前後編として決まっていて、兄を選ぶのもまだ迷いがあるみたいな所を残しておいてもらえれば、遠慮無くさんぴーえんどを楽しめたのに。と思うと色々惜しい。
Hはさんぴー有り。兄と弟それぞれとも有り。
次も設定次第。
義理の兄弟物。似非近○そー姦。さんぴー。続編。

2008年09月23日(火)
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