眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・輝血様と巫女:沙野風結子
たまに行っている公営プール。50メートルプールの方に行くと学生達が大会か何かの練習をしていた。12コースほどある10コースを使い残り2コースが一般開放されていたので、そこでちまちま泳ぎながら綺麗なフォームで泳ぐ選手を眺めていた。ところでこの50メートルプールは25メートルに比べて水が冷たい。人が少ないのと日当たりが悪いので日当たりの良い25メートルに比べ水温が低くなるのだと思う。で、私が暫く泳いでいると隣の選手達が長距離を泳ぐ練習を始めた(それまでは飛び込んでは20メートルほど泳いで止まっていた)。よくこのスピードで泳ぎ続けられるなと思ってみていると、選手達の方から暖かい水流を感じだした。最初はプールの水が循環しているのかと思ったが、プールサイドは向かって左側で、温水が流れてくるのは右側。もしかして選手達から放出される熱が水温を上げているのかと思い至り驚いた。体感では多分2、3度ぐらいの違いだったが、人間のエネルギーってすげーと感心してしまった。誰かに言いたかったが知り合いがいなかったので、あの驚きをここに書いてみる。
ただ人肌で温められたプールの水ってどうなんだろうと我に返ってしまった。私だって僅かながら温めていると思うんだけどね。
ボーイズ小説・輝血様と巫女(花丸文庫)沙野風結子
大正が終わり昭和が始まったばかりのとある島が舞台。受の住んでいた島は海神に守られている。幼馴染みで本家の息子である攻に片思いしていた受は姉と攻が婚約したのを切っ掛けに島を出るが、巫女に選ばれ島に戻る事になり…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。萌えは少なかった。
受は島出身。奉公に出ていたが島の巫女になる。姉も巫女だったが亡くなる。白い肌。真面目。ずっと攻に片思いしている。奥手。気が強い。姉に似た顔立ち。
攻は 海神の仔として屋敷でひっそりと育った。受姉の婚約者だった。白皙の整いすぎた顔立ち。灰色がかった淡い色合いの髪。切れ長の赤い瞳。余裕のある大人の男らしい声音や様子。
島が舞台で海神が出てくる和風ファンタジー。島は百年ほど前から海神に守られ、輝血と呼ばれる男と巫女が神事を行う。奉られている間は海神が島を守ってくれる。輝血と巫女は体にしるしが表れ同時に選ばれ、同時に亡くなる。
受の姉は攻の婚約者だったが巫女に選ばれ婚約は破棄されるが輝血と一緒に亡くなってしまい、次の巫女に受が輝血に攻が選ばれて…という流れ。
竜神だの海神だのの土着信仰と巫女が出てくると必ずと言っていいほど、隠微、因縁など陰な雰囲気満載で、Hするため巫女が出てくる気がする。
話自体は巫女になった受は攻に恋心を悟られないよう努力しつつ、海神の神事を迎えて云々というテンプレだが、今回もエロを頑張っているようで好印象。
途中からスポーツ実況のノリで読んでしまい笑いを堪えられなかった。
「最初は攻の指を受の口にいれるエピソードですね」
「あれはエロいですね。幼い頃の強烈な思い出になります」
とか、
「お約束の剃○ですが、攻にやらせず受にやらせるという展開がひねっていますね」
とか、
「おーっと受の女装で間男に押し倒され攻に怒られているぞ」
「着物を捲って水責め、受自ら尻孔を開かせ、道具を使ってのプレイだーー」
「エロの連続技ですねー」
みたいな感じ。
他の作家さんも連続技を繰り広げていると思うのだが、この作家さんは特にどの流れでエロっぽいシーンを繋げようかを一番に考えているの気がする。気のせいかも知れないが。
後書きの「現代物では触手がなかなか出せないのでこれを逃してはいけないと突っこみました。バランスは考えていません」という言葉に吹いた。その意気が素敵。
ただ途中で笑ってしまったので萌えはあまり上がらなかった。つか、島物和風ファンタジーはストーリーを追うのが精一杯で、萌えの余裕が少ないものが多い気がする。
この作品の海神は気のせいや匂わす程度ではなくしっかり存在感がある。
Hは多め。剃○。触手。水攻め。監禁。などバラエティは豊かだが、海神が乗り移ってHするまで攻は受に入れてない。
次も設定次第。
島物。似非伝奇物。和風ファンタジー。青年25歳×少年18歳(海神の仔と言われる青年×巫女になった少年)
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2008年07月18日(金)
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