眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・手に入れたいのはオマエだけ:成宮ゆり

リンクス8月号を買った。買った宣言のみ。
水壬さんと桐嶋さんと火崎さんが楽しみ。沙野さんの番外SSも楽しみにしている。感想小冊子も火崎さんといとうさんのために申し込む。
次号はリンクスになって初めて読みたい作品が無いので、もしかすると買わないかも知れない。桃田りうが初登場と書かれていたが、検索しても出てこなかった。既存の作家さんの別PN? 猫柳りう?


ボーイズ小説・手に入れたいのはオマエだけ(ルビー文庫)成宮ゆり

高校生の攻は実力派の俳優。人気歌手・受主演の映画に出演する事になったが、受はことあるごとに反発し…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
受は人気バンドのボーカル。アイドル。大手事務所所属。気怠そうな目。溌剌や機敏という言葉と無縁な雰囲気。無愛想。綺麗な顔。
攻は俳優。高校生。かつての天才子役。劇団員。実力派。賞も取った。両親は離婚して一人暮らし。染めていない黒髪。優等生っぽく見える。遊びもこなれている。普段は目立たないが舞台では存在感がある。
作家さん5冊目。「野蛮」シリーズ以外は今一つで期待と不安半々だった今回。
前半、受主役の映画に共演することになった攻の仕事部分が多く書かれていたのだが、攻は元天才子役設定なのは良いのだけど攻が小学生の時に高校生の役者へ演技アドバイスなどのエピソードが、20代前半の医者が家族経営でない総合病院の院長やってる設定とか、20代頭の大卒すぐで大会社の社長設定みたいな、無いわけではないが微妙にトンデモ設定に見えてなかなか話の中に入れなかった。
仕事描写ではせめて攻が5〜10歳年上なら普通に読めたのだけど、ルビー仕様のためか仕事部分の描写が合わない。
攻は17、8歳にも関わらず、実力派俳優として淡々と日々をすごしスマートにこなし周りとの軋轢も少なく如才ない。アイドルで怠そうな受に突っかかられ最初は敬遠していたが、好感が持てる一面を知り…みたいな流れ。
前半だけなら可もなく不可もなくプラス1だが、後半、仕事描写に慣れツンデレ受のデレ部分が出てくると可愛くなり可もなく不可も無くと悪くないの間まで感想は上がった。なかなか素直になれないが攻大好きな受は、少し「野蛮」受と似ている。こっちも対外的なステータスは受>攻で多分顔も受の方が良い。地味でも実力があり包容力がある攻なのも良かった。
キャラの関係は好みで後半思い切り挽回しただけあり、仕事部分のトンデモ度がおしい。対象読者年齢が違うのよと言われればその通りなのだが、この作家さんのルビー以外の話が読んでみたいと思った。
普段は強がっているのにHの時に攻に縋って「おれのものになって」という受が萌える。
Hはそれなり。受が一生懸命誘っている。女っぽさは無い。
次も設定次第。
芸能界物。映画。俳優×人気歌手。17.18歳同士。同級生カプ。攻視点。

2008年07月10日(木)
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