眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・殉情な愛人:高塔望生
雑誌リンクスの小冊子ミニが来た。
本のフェアにつけられる小冊子と同じような感じなので、雑誌のアンケートだけで貰えるならお得感がある。
ボーイズ小説・殉情な愛人(ビーボーイノベル)高塔望生
翻訳者の採用試験の面接に行って受は6年前別れた恋人・攻と再会する。攻は裏切った受に愛人となって償えと迫り…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくプラス2。
受は翻訳会社の面接を受ける。実家は外交官の家系。帰国子女。ドイツ語フランス語英語などが出来る。外務省に入省したが事件を起こし服役。実家からは絶縁されている。凛然とした瑞々しさ。白皙の美貌。
攻は会社社長。国際会議運営の会社。帰国子女。180センチを優に越える堂々たる体躯。仕立ての良い三つ揃いのスーツ。彫りが深く日本人離れした風貌。端正だがどこか見る者を緊張させるような凄味。切れ長の鋭い目。深みのある艶やかな声。大人の男の風格。
ビブでは久しぶりの単行本。再会物。受が服役していた設定に驚いた。
受は20歳の時にロンドン留学に行きそこで攻と出会う。攻と付き合うが攻の周りに人が溢れているのを見て嫉妬で苦しみ一度別れ日本に帰る。その後再び日本で再会しつきあい始めるが受が事件に巻き込まれ服役することになり再び別れてしまう。雰囲気は前に出たビブと同じで楽しんだのだけど、過去の事件が微妙でその辺りは最後まで共感出来なかった。
事件の内容が、受は攻の幼馴染みで弟分の男に強○されそうになり反撃して怪我を負わせてしまうが襲われた理由が言えず、男に事件をねつ造され裁判で負けて刑務所に入ったというもの。
襲った男が攻か受の身内だったり或いは最後までされたので、攻を傷つけたくなくて沈黙するのなら分かるのだけど、攻の弟分程度の立場の男に襲われ反撃して怪我させたくらいで、攻を裏切った形になり家族に絶縁され仕事を首になりマスコミにたたかれ裁判を受け刑務所に入り社会的地位を抹殺されるのと引き替えにするにはバランスが合わない気がする。
あり得ないとは言わないが、真相を言わなかった受が悩んでいても半分自業自得っぽく見えるので、その後男に悩まされていても受可哀相ーと思う前に、だから攻に事情を話せよと突っ込んでしまった。攻を守る割に男を煽ってヤバイ状況に陥っているし、最初の事件の真相が微妙で最後まで引きずった感じ。この事件が納得できればもっと萌えたと思う。
しかしこの作品を読んで改めてこの作家さんは、ビブ作品の方が好みだと思った。アズ作品も良いのだけどビブは華やかさが2割ぐらい増える。
雑誌に掲載された「愛しき黒い宝石」のカプも出てくるけど、雑誌を知らなくても読める。
冷たくなろうとしてなりきれない攻が好き。
Hはこなれたカプなのでそれなり。
次も地雷で無い限り買ってみる。
社会人物。再会物。会社社長36歳×翻訳家32歳。ストーカー。受に服役経験有り。
2008年03月17日(月)
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