眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ありす白書:五百香ノエル

ボーイズ小説・ありす白書(ディアプラ文庫)五百香ノエル

大学生の受は何でもできて魅力的な双子の妹と比べられ、コンプレックスを持っていた。妹が上級生の存在感のある攻と付き合うようになり…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
受は大学生。双子の妹有り。妹は美人で頭が良く性格がはっきりしている。昔から比べられ深いコンプレックスを持ってる。眼鏡受。縁の太い眼鏡。眼鏡を外すと美人なタイプ。赤毛の癖毛。俯き気味。神経質でプライドが高い。男っぽくなく美人顔。いじめられっ子。中二で作家デビュー。寡作ながら質の良い作品を書く。
攻は大学生。圧倒的な存在感。受妹に似たはっきりした性格。仲間と会社を設立した。頭が切れる。彫りの深い端整な顔立ち。鋭利な眼差し。漆黒の切れ長の目。理系。焼けた肌色。高い鼻梁。モデルなみ。自分の魅力を十分に知っている。何様。強引。女性にもてる。
ビブに読み切りで載った作品をディアで文庫化されたもの。
小さい頃から双子の美人で出来る妹と比べられダシにされ続け、すっかり歪んで内にこもってしまった受が上級生の攻と出会いひかれていくが、攻は妹と付き合うことになり…みたいな流れ。
攻の性格は、ここ最近のこの作家さんの書く、一筋縄ではいかなくアクの強い性格でセックスが得意という攻の典型。これだけ個性が強い強引傲慢な攻だと、付き合わされる受が可哀相になるのだが、この受も負けていないきつい性格なので、割れ鍋に綴じ蓋のようなお似合いなカプだった。
この作家さんの痛いぐらいのアクの強いキャラは好きなのだが、個性が強すぎて文庫の中に収まっていない。攻が妹から受に乗り換えた辺りが強引で、そのまま余韻も少なく終わっているので尻切れに見える。
雑誌の時はキャラ痛さが出つつもプチセンシティブっぽかったが、書き下ろし部分でいきなりカプのHがポルノっぽくて唖然とした。
この作家さんはある時期から何かを吹っ切ったように、エロシーンが直接的でポルノチックで爆走するようになったが、その時期より前に書かれた雑誌掲載と後に書かれた書き下ろしになっているので、エロシーンの落差が凄い。別人のようだった。
雑誌掲載のプチセンシティブな雰囲気も明後日な方向に飛んでいるし、作家設定はどこにいったのかと思ってしまった。
アンアンすごいの。いっちゃうの。も嫌いではないが、もうちょっと雑誌掲載の方に雰囲気を合わせて貰えないかと思ってしまった。好きな作風だが中後半端なイメージ。
ちなみにタイトルの「アリス」は受のPN。
Hは書き下ろし部分が濃いめ。
次も地雷で無い限り買ってみる。
学生物。大学の上級生4年生×下級生1年生18歳。受に双子の妹。


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2008年03月10日(月)
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