眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
■
■
■
■
■
■
小説・ Silver lining:七地寧
ボーイズ小説・ Silver lining(クロスノベル)七地寧
You might say yesの脇カプ話。高校生の受は借金の形に売られ人身売買の組織を通して年下の攻に飼われる。攻はヨーロッパ古い血筋の当主で…。
シリーズなので買った。作家さんの理想の設定資料集っぽい作り。
受は日本人。高一の時に親の借金の形に売られる。弟が一人。両親は弟ばかり可愛がった。優等生。黒髪黒い瞳。籠の鳥。穏やかで物静かな性格。頭は悪くない。草食動物。
攻はヨーロッパの古い血筋の当主。系図を遡れば名だたる名家。頭脳明晰。スポーツも得意。支配者。金髪碧眼の美しい姿。「公爵」と呼ばれる。ドイツを拠点にしている。
攻が12歳、受が16歳の時に出会ってから、攻が20代半ばくらいになるまでの人生の粗筋が書かれている。相変わらず散漫な書き方。今回主役のカプが出会う前に、いきなり脇カプっぽい(中国人×日本人?)のカプの事情が出てきて笑ってしまった。1巻以降は消化試合だと思う事にしたので、書き方に関しては特に不満は書かない事にする。
と言っても萌えない訳ではなく、攻が受を飼う姿勢や12歳で家督を継いだ攻が父親の所有していた男の愛人達の体の面倒を見ている所など。12歳で30代、40代の男をこますのが趣味で、最初受には興味を持てなかった設定が、はっきりいって萌えた。ただもっとその場面を文章で書いて欲しかった。要約説明ではなく。
攻は生まれた時からレベル99のパーフェクト人間。挫折も後悔も失敗もしない。受は芯は強いが攻に従属させられ淡々と生きている。
このカプに恋愛感情は無い。インテグラのカプと同じタイプ。飼い主とペットの関係。明記されてないがこの攻も将来適当な相手と結婚しそうな気はする。この関係の片方が結婚することに関しては別に気にならない。そういう話だと割り切れる。受もまったく気にしないだろうし。
メインカプの二人も後半出てくる。メイン受の両親の実家が出てきた。続くなら受の能力の話になりそう。最後の話が出ればトンデモ設定になるらしい。
このシリーズを未読のまま1巻から10行ずつぐらい粗筋を教えて貰ったら、私なら最後に「その話ってギャグ?」と聞き返してしまいそうな気がする。
最後、10年ぶりぐらいに受は実家を訪問するのだが、その下りが作家さんの子供っぽい仕返しみたいで、微妙な気分になった。
受を売った両親は酷い人間なんだろうけど、10年後甘やかされていた弟はアホに育ちやっぱり駄目家族でした。みたいな流れで、今度は借金の形に家族が売られそうなのだが、喜々として攻達(受は不参加)がどう処分しようかみたいな会話をしているところが微妙。受家族に同情するわけではないが、やり過ぎに見える。
このエピソード以外にも、この作家さんは社会に対する不満をこういう形に変えて鬱憤晴らししているように見えるので、もうちょっとまろやかに書いてくれないかと思う時はある。リアル社会の理不尽な事件を置き換えて、悪人がきっちり制裁をうけているところを書いているので、勧善懲悪と言えば勧善懲悪なのだが。何か攻撃的なのよね。
Hはさくっと。全体で5Pも無いのではないか。
次も買う。
シリーズ。ヨーロッパ。貴族。白人×日本人。4歳差。年下攻。攻の愛玩物。人身売買。
特典でついていた番外は、メインと脇カプが日本に行き温泉に入る話。ほのぼのしていた。
2008年02月19日(火)
≪
≫
最新
目次
MAIL
HOME