眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・恋のはなし:砂原糖子

ボーイズ小説・恋のはなし(ディアプラ文庫)砂原糖子

ホテルマンでゲイの受は、親友から男を紹介すると言われ脚本家の攻と出会う。攻は紹介された相手ではなかったがそれを隠して受と付き合い…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。気になる作家さんなので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受はホテル勤務。マネージャー。フランス人の血の混じったクオーター。母子家庭で妹が一人。小作りな白い顔。黒髪。ノーブルに整った風貌。綺麗系の顔立ち。もてるというより遠巻きにされる。所作が美しい。真面目。奥手。眼鏡受。ゲイであることに深いコンプレックスを持つ。
攻は売れている脚本家。女にもて食い散らかしている。スレンダーな体型。吊りぎみの酷薄そうな目。揺るぎない意志。時に我が儘。意地悪。
臆病で恋人を持ったことの無い受が親友にゲイを紹介されるが、その相手が来られなくなり親友の従兄弟である攻が伝言役を頼まれる。受に会い仕事の脚本のネタに使えると考え、受を騙して紹介された男のように振る舞ううちに受の純情・真面目さにひかれて好きになる流れ。
ゲイであることに深いコンプレックスを持つ受の、どうせぼくなんてを全体的に楽しめた。
ただ攻が酷いヤツなので最後は、受別れたれ。と思ったが、受が許しているのを見て少しもやもやは晴れた。攻はあまり反省せず受が折れているのでそこら辺は対等っぽくない。書き下ろしも攻の自業自得っぽく受が可哀相だった。
攻に、最低だの自業自得だの何様だの言いたい言葉はいくつかあるが、一番ぴったり来そうなのは「お前は調子に乗りすぎ」だと思う。
受ももうちょっと強くなれれば良いのだが。まあでも楽しかった。
Hはそれなり。攻は受を乗せるのが好きらしい。
次も地雷で無い限り買ってみる。
社会人物。脚本家28歳×ホテルマン29歳。しっとり。切ない。ドラマ。眼鏡受。年下攻。鏡の前でH。

2008年02月18日(月)
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