眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ライク・ファーザー・ライク・サン:英田サキ

遊園地は年中無休(宙出版)語シスコを買った。
昔の作品の再録と描き下ろしはおた×芸能人カプの話9P。この漫画が気に入ったのでこれを機会に昔の作品も読めるかなーと思ったが駄目だった。線が太くて荒い系の絵柄と不良やらだらしない性格のキャラがメインなのが駄目だった。ちゃんと読んでいないので内容については語れないが駄目なものは駄目なんだと分かった。多分絵柄は克服出来るのだけど、話の内容が合わないんだと思う。


ボーイズ小説・ライク・ファーザー・ライク・サン(シャイノベル)英田サキ

高三の受は人気脚本家の攻と幼馴染みの同級生の住む隣りの家の家事をしている。4年前から攻に片思いしているが…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。もやもやしたまま、笑えないー。という気持ち。
受は高校生。小学生の時に事故に遭い大怪我、足に障害が残る。両親は離婚し父親は行方知れず。母親と二人暮らし。可愛い系。そこそこ整っているが地味。細身。色白。黒くストレートの髪。168センチ。
攻は有名脚本家。実力派女優と結婚し息子が一人。息子が中二の時に離婚し息子と二人暮らし。受とは家が隣。寂しがりや。男女にもて入れ食い。無精髭。タラシの目。
ご近所物。隣の家に住む親友の父親に片思いしつつ、隣りの家事をしている高校生が主人公。アットホームコメディっぽい作り。
読みながら終始もやもやしていた。受の周りにいるメインキャラがみんな駄目人間かキワキワな性格で、「駄目な部分もあるけれど何か憎めない。良いところもあるし」と思うか、「外見ではほのぼのしているけど、結局みんな駄目な人間やん」と思うかで感想が変わる。んで私は後者だった。
攻も攻息子(受の親友)も受の父親もだらしない。
勢いとノリと笑いで一気に読めるのだが、微妙に薄ら寒いというか。
以下、割とネタバレなので注意。



一番引いたのは、受の親友が手当たり次第に女と寝て妊娠騒ぎを起こし、話し合いで解決しようと親友母が出てきて、「息子は中一の時から女と寝まくり素行が悪かったのでパイプカットして妊娠させられなくした。だから子供の父親ではない。精子は冷凍保存しているので、子供が欲しいならそれを使えばOK」みたいな事を言うのだが、これって息子を娘に置き換えれば「娘は中一から男遊びが激しかったので妊娠しないよう子宮を取り払った。だからどれだけ遊んでも妊娠しない。卵子を冷凍保存しているから好きなときに代理母でも使って産ませればOK」と言っているようなものだよね? と思うと、野放しにされても困るが、本人の承諾無しに手術させるってどうなのか。笑いでまとめていたけど笑えるのか。
中一の時も妊娠騒ぎを起こしてるのに子供が出来なければ良いという問題でも無いだろうと、色々考えると引いてしまった。
しかも結局息子の行状は変わっていないし。
後クライマックスHの時の攻の台詞。考え無しというか自分本位というか。付き合ってお幸せにとはまったく思えなかった。受は絶対苦労すると思う。
イタイキャラは好きだし書き方次第では楽しめる内容だと思うのだが、受だけが最後まで割を食っている状況と、酷いキャラなのにあっとほーむコメディの皮を被っているのが駄目なのかもしれない。
みんないい人〜みたいな書き方してるけれど、イタイキャラはみんなエゴ丸出しでちっとも譲歩も成長もしてないやん。と思ってしまい、本を閉じた時の感想が「笑えない」。コメディにマジ突っ込みする私も大人げないかもしれないが。
目に見える地雷は、不倫と受の攻以外の強○輪○なのだが、これも絶対萌えない訳ではない。今回みたいなOKなはずの設定をつめて思わぬ方向に化学変化したような萎えの方が一見分かりにくい分ダメージが大きいのかも。激しく萎えたのではなく、ちくちくと不快な気分が続く。
Hはそれなり。エロワードをよく話している。
次も設定次第。
ご近所物。脚本家38歳×高校生18歳。年の差カプ。年上攻。20歳差。

2008年02月13日(水)
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