眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・つまさきにくちづけを:橘紅緒

最近、絶版になった古い一般の本を探して近所の古本屋にちょこちょこ行っているのだけど、この間、喬林知のBL作品の載っているアンソロを発掘してきた。昔読んだ覚えのある作品だった。この人かーーっ。と今更ながら再確認。割と好きだったのを覚えている。

皇帝は虎を求める・加納邑を読んだ。
獣人の出てくるシリーズ。これは虎と人間の獣人が出てくる。一応チャイナ設定の時代ファンタジーだがHシーンで、キスとかシーツとかアヌスとかカタカナが出てくる辺りがマイペース。


ボーイズ小説・つまさきにくちづけを(シャイノベル)橘紅緒

振り付け師として活躍している受の主催するカンパニーの入団テストに攻がやって来る。その踊りを見て惹かれるが受はダンサーとは恋をしないと決めていて…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は新進気鋭の振付師。元ダンサー。カンパニーを主催。過去にダンサーの恋人がいた。紅茶色の瞳。赤茶けた前髪。独占欲が強い。ハーフ。
攻はダンサー。卓越した踊り。受のカンパニーのトップになる。印象的な深い色味の碧眼。黒髪。抜群のプロポーションとルックス。有名なダンサーを叔父に持つ。
ダンスもの。作家さんが拘りを持ってコンテンポラリーダンスを書いているっぽい。芸術ネタは好きだがあくまで門外漢なので、あまり専門的な単語を並べられてもどう凄いのか分かりにくい部分もあった。そこら辺は適当に流すけど。
既刊では、受視点なのに受の気持ちがさっぱり分からない時もあったが、今回は作家さん比で随分読みやすくなっていた。
取り敢えず受の気持ちが分かるー。モラトリアムな部分が少ないー。という所で喜んだ。
自己完結気味な癖のある文章。淡々と温度を感じさせない雰囲気。キャラの感情の起伏は真に迫ると言うより一枚何かを挟んだような芝居風。なのは定着してしまったようなので今後もこんな雰囲気なのかな。
好きな雰囲気だし好きな設定なのだが、あまりに淡々としてるのでキャラが悩んでいても身に迫るような親近感が持てないまま。そういう作風として楽しむことにする。
Hはそれなり。濃くはない。
次も設定次第。
ダンス。バレエ。芸術物。舞踏物。ダンサー19歳×振付師28歳。外国人×日本人。年下攻。

2008年02月05日(火)
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